ProjectMoonは、Steamオータムセールにて『Lobotomy Corporation | Monster Management Simulation』と『Library Of Ruina』のセールを開始しました。
2作はいずれも66%オフで、セール価格は『Lobotomy Corporation』が873円、『Library Of Ruina』が1,050円。2作合わせても1,923円です。
『Lobotomy Corporation』:予測不能の「アブノーマリティ」を管理せよ
『Lobotomy Corporation』は、アリの巣を横から見たような画面でモンスターを収容している会社を管理するローグライク・シミュレーションゲーム。プレイヤーは「ロボトミー社」の管理人となり、SCP風の怪異的存在「アブノーマリティ」(生物以外のツール型も存在)を収容・管理し、それらからエネルギーを抽出するのが目的です。

アブノーマリティへの作業は「本能」「洞察」「愛着」「抑圧」の4種類から選択します。しかし、最初は各アブノーマリティの情報が不明なため、プレイヤーは手探りでその特徴を見極めなければなりません。作業を誤ればアブノーマリティが収容室から脱走、職員が洗脳・精神汚染されていき、それが施設全体に広がって連鎖的に状況が悪化し大パニックになります。

ゲームのプレイサイクルとしては、50日目を目指して1日ごとにノルマをこなしていくことに。管理パートの合間にはノベルパートが挟まれ、個性豊かなアンジェラやセフィラといったキャラクターと交流していきます。
ゲームオーバー時には初日からやり直すか、その日をもう一度やり直すか選択可能です。あなたのアブノーマリティに対する知識こそが、次の機会では武器になります。
なお、職員を使い捨てながらノルマを達成するブラック企業ぶりはGame*Sparkの過去特集記事でも「とんだブラック企業」と評されました。
そちらの記事では、「(倫理を置き去りにして)科学だけが発展した未来世界が舞台のペシミスティックなSFでありつつも、狭いコミュニティの絶望と再起を描くシンプルなヒューマンドラマが核に据えられていて、それらを聖書モチーフのかっこいいフレーズで綺麗にまとめあげた一作」と、副題「FACE THE FEAR, BUILD THE FUTURE」に言及しつつ評価されています。

本作について、クリア時間集積サイト「HowLongToBeat」のユーザー投稿データによると、メインストーリーのみなら約58時間でクリア可能とされていますが、全プレイスタイルの平均は約108時間です。筆者の体感としても、フルにストーリーを楽しむためには100時間以上かかると感じられます。
はっきり言って、本作はかなり高難易度。途中で挫折してしまう可能性もあるので、そうなる前に攻略を見たり、難易度緩和Modを使ったりすることを個人的にはオススメします。ただし、Modのなかにはチート級のものも存在するので、攻略を見ることを含め、どちらも面白さをスポイルしない程度に自己責任で利用するとよいでしょう。
100時間級の苦痛を味わうかもしれませんが、その先には感動のストーリーが待ち受けています。
『Library Of Ruina』:サイコロとカードで「ゲスト」を迎え撃つ、面白すぎるターン制カードバトル
『Library Of Ruina』はジャンルが変わって、図書館を舞台にビジュアルノベル形式のストーリーとターン制カードバトルを繰り広げる作品です。
物語は『Lobotomy Corporation』の結末から続くもので、アンジェラやセフィラ、そして図書館に突如現れた“フィクサー”ローランが中心となります。図書館の館長アンジェラが求めるのは「たった1つの完璧な本」。その本にたどり着くため、ローランたちは図書館にゲストを招き、戦いを繰り広げていきます。
バトルは自軍パーティである「司書」と敵である「ゲスト」がサイコロとカードを使って進行。相手が使うカードを確認したうえで手札を選び、振られたサイコロの目で「マッチ」の勝敗が決まります。
ただし出目は運任せではなく、さまざまな効果で結果が大きく覆ることも。戦闘が激しくなるほど司書とゲストの「感情」が高まり、強力な効果がもたらされる場合もあれば、デメリット効果が発生する場合もあります。

バトルを終えると、敗北した敵ゲストは「本」となり、プレイヤー側はカードや司書として利用することができ、さらには次のゲストを呼ぶ手がかりにもなります。本を集めて図書館を拡張しながら、巨大な「都市」の事件や秘密に迫っていくゲームサイクルです。
本作はカードバトルですが、ローグライクではありません。ストーリー進行度合いによって入手できるカードの種類は決まっており、開発者による絶妙な難易度設計のバトルを楽しめます。
ボス戦にあたるパートではそのバトルだけのギミックも多く、初見でやられてしまうことも多いです。ときには1時間以上もボス戦に付き合うことになりますが、クリアしたときには達成感を味わえるでしょう。
『Lobotomy Corporation』と同じく本作は大ボリュームで、クリア時間集積サイト「HowLongToBeat」のユーザー投稿データによると、メインストーリーのみなら約113時間かかります。その時間に見合った心揺さぶられるストーリーをぜひ体験してください。
なおSteam版は日本語のテキストに対応していますが、ボイスは韓国語のみ。日本語ボイスで遊ぶなら、アークシステムワークスから2024年に発売されたPS4/ニンテンドースイッチ版という選択肢もあります。
PS4/ニンテンドースイッチ版は、アンジェラ役の長谷川育美さんやローラン役の武内駿輔さんら豪華声優陣による日本語フルボイスを追加したコンプリート版です。PC版ではDLCとして別売りされていたサウンドトラックとアートブックもゲーム内に同梱されています。
3作は同じ「都市」でつながる―『Limbus Company』から入った人にもチャンス
『Lobotomy Corporation』『Library Of Ruina』、そして現在基本プレイ無料で配信中の『Limbus Company』の3作は、いずれも同じ「都市」を舞台にした作品です。
2作目『Library Of Ruina』は1作目『Lobotomy Corporation』の結末から続く物語を描き、シリーズ3作目の『Limbus Company』では時計頭の「管理人」ダンテが12名の「囚人」を率い、廃墟となったロボトミーコーポレーションの施設から「黄金の枝」の回収を目指します。
その『Limbus Company』は、2026年9月17日からメインストーリー10章を3週にわたって段階的に実装し、見下ろし視点の探索パートを新たに導入。Game*Sparkで伝えたように、10章(下)が実装された10月1日には、Steam版の最大同時接続プレイヤー数が151,455人に達し、7月に記録した過去最高の157,444人に迫る勢いを見せています(記事公開後、最大同接は155,699人にまで上昇)。
7月には前作『Library Of Ruina』の要素を取り入れたイベントで最大同接を更新するなど、過去作とのつながりも『Limbus Company』の大きな魅力のひとつです。ロボトミーコーポレーションで何が起き、その後の図書館で何が描かれたのでしょうか。
ProjectMoon作品の世界にこれから踏み込みたい人はもちろん、『Limbus Company』で「プロムン」の世界に触れた人にとっても、原点となる2作を買いやすい今回のセールはチャンスとなるでしょう。
『Lobotomy Corporation | Monster Management Simulation』は、PC(Steam)向けに配信中。価格は2,570円で、Steamオータムセール終了となる10月9日2時までは66%オフの873円で購入可能です。
『Library Of Ruina』も、PC(Steam/Microsoft Store)/XBOX One向けに配信中です。Steamでの価格は3,090円で、こちらも10月9日2時までは66%オフの1,050円で購入可能。日本語フルボイス対応のPS4/ニンテンドースイッチ版も発売中で、価格は4,950円となります。














