
3年前の発売当初は、1台売るたびに数万円の損失が出るなどと言われていたPS3本体ですが、3万円に値下げされた新モデルが登場した現在でも、製造コストの赤字は改善されていないのだとか。
iSuppli Corp Teardown Analysisサービスの調べによると、今年9月に発売された120GBモデルPS3本体の製造コストは現在336.27ドル(小売価格299ドル)で、3年前に比べ500ドル近くコスト削減されているものの、1台当たり37ドルの赤字という計算に。
同サービスが調査した各パーツ別の製造コストでは、Blu-rayドライブが66ドルと最も高価ですが、65nmから45nmに移行されたCell Broadband Engineをはじめ全体的に大幅な削減が進んでいる模様。TeardownサービスのアナリストのAndrew Rassweiler氏は、「PS3は既に収益性を上げる転換期に近付いている」とコメントしています。(ソース: iSuppli: Sony Gets One Step Closer to Breakeven Point with Latest PlayStation 3 Design via Joystiq)
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