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海外レビューハイスコア『The Bureau: XCOM Declassified』

ファンも多く、待望の続編として期待されているXCOMシリーズの最新作となる『The Bureau: XCOM Declassified』。前作は高い評価を受けましたが、今作の評価はどのようになっているのでしょうか。

連載・特集 ゲームレビュー

InsideGamer.nl: 80/100
Eurogamer Italy: 80/100
Vandal Online: 80/100
Joystiq: 80/100
GameStar: 77/100
AusGamers: 76/100
GRYOnline.pl: 75/100
Gamer.nl: 75/100
Game Informer: 75/100
    終盤に近付くにつれ徐々に物語の構成が飛躍し始め、話に付いていけなくなりながらも、画面に映る狂気には心を掴まれた。色々な要素が含まれる作品になろうとした中、多くの要素が中途半端になってしまったが、長きに渡り温められてきた作品が日の目を見ることができたことが何よりも嬉しい。

    コンセプト:シリーズ初作品『XCOM』の近未来から遠く遡った、前章作品。1960年代冷戦時代のアメリカを舞台に、エイリアンの侵略を迎え撃つ。
    グラフィック:1960年代のアメリカが良く描かれている。淡い色の使い方が昔の映画やTVを彷彿とさせる。
    サウンド:何度も繰り返される緊張感と雰囲気のある音楽がどんよりさせる。たまに効果音やボイス音のバグがある。
    操作性:戦略オプションの豊富さに依存するため、序盤の戦略オプションが少ない中プレイする際にはストレスが溜まる場合もある。
    エンターテイメント性:複雑なプロットや様々な問題は抱えながらも、本作のタクティクス性とアクション性のミックスには惹かれるものがある。
    リプレイ性:やや低い
Multiplayer.it: 75/100
SpazioGames: 75/100
Meristation: 70/100
Giant Bomb: 60/100
Gamereactor Sweden: 60/100
Eurogamer Germany: 60/100
Edge Magazine: 60/100
GamesRadar: 60/100
GameSpot: 60/100
IGN: 55/100
    これをXCOMシリーズのひとつと呼んではいけない。戦闘での戦略性が富んでいることで一概に悪い作品とは言えないが、その他の部分は不自然さや奇妙さが際立ち、薦められない。XCOMの名前を使っている理由がわからない。見せかけだけのストーリー性や時代錯誤の武器などは印象的ではあるが、記憶にとどめておくものではない。

    良い点
    ・ストーリーのひねり
    ・真っ当な戦闘システム
    悪い点
    ・馬鹿げたプロット
    ・XCOMシリーズを食い物にしている
    ・雑なゲーム構成
Lazygamer: 50/100
Destructoid: 45/100
◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆
2K Marinが開発を手がける『The Bureau: XCOM Declassified』の海外レビューハイスコアです。2012年に発売された前作『XCOM: Enemy Unknown』が高い評価を獲得し、しっかりとファンの心を掴んでいただけに、今作に対する期待値は高かったと言えます。


PC版の平均スコアは67(レビュー数: 22)、海外でのみ発売されているPS3/Xbox 360版についてはそれぞれ69(レビュー数: 11)/68(レビュー数: 19)。

多くのレビューで共通して言えるのは、タクティクス性とシューター的なアクション性のミックスには一定の評価がある点。一方で、過去のXCOMシリーズを踏まえずに評価するか、過去の形を崩してしまったと評価するかで二分されている様子です。過去作の近未来の世界から一変、1960年代という時代にアンバランスなハイテク武器などが登場するため、世界観を改悪した、と捉えられるような否定的な声が挙がる一方、異常な世界観をひとつのユーモアとして楽しんでいるレビューも見受けられます。


XCOMシリーズはターン制ストラテジーゲームですが、本作『The Bureau: XCOM Declassified』では今までのストラテジー要素に加えTPS的なアクション性も導入。ただし骨太な難易度はそのままに、他のシューター系の作品とは異なり、過去作と同様「戦略」が物を言う作品です。

本作は北米版がPC/Xbox 360/PS3を対象に8月20日に、国内では8月23日にPC版のみ発売されています。また過去にはハンズオンプレビューも紹介していますので、こちらも併せてチェックしてみてください。
《ハンゾウ@編集部》
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