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ゾンビCo-opゲーム『NMRiH』の殺害可能な子供ゾンビに批判、開発者が「検閲はしない」と公式声明

ゾンビの子供を採用した無料ゾンビCo-opゲームがユーザーから批判を浴び、開発スタジオがこれに対し「検閲はしない」と公式声明を発表しました。

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『The Elder Scrolls V: Skyrim』では子供を殺害対象に出来ず、また多くのリアル寄りな世界観を持つタイトルではそもそも子供や幼児は敵として登場しません。ゲームだけでなくエンターテイメント全体において「子供を殺害する」ことは一種のタブーとなっていますが、そんな中ゾンビの子供を採用した無料ゾンビCo-opゲームがユーザーから批判を浴び、開発スタジオがこれに対し公式声明を発表しました。

No More Room in Hell(NMRiH)』は『Half-Life 2』のModタイトルとして2年以上前に誕生し、今年10月末より無料のスタンドアローンタイトルとしてSteamにてリリースが開始された作品。『Left 4 Dead』や『Killing Floor』よりもシビアな「サバイバル感」を打ち出したCo-opゲームで、現在ピーク時には5,000人を超えるプレイヤーがプレイするなど、なかなかなの盛況ぶりを見せています。

問題とされたのはゲーム中に登場するChildren Zombie(子供ゾンビ)。この子供ゾンビは小さく素早いスピードを持つため攻撃を当てづらいという特性をもつゾンビで、スタンドアローン版のリリース以降、Steamフォーラムでは子供ゾンビをオプションでオフに出来るようにするか、或いは完全にゲームからカットしてしまうべきだとの意見が寄せられ、賛否両論の議論を巻き起こしていました。

これに対し開発チームは子供ゾンビはコアの要素であり、ゲームから削除はしないと以下のような公式声明を発表しています。

    「我々は子供ゾンビを削除しない。彼らは我々のゲームデザイン、デザイン哲学、『NMRiH』の長期的なビジョンにおいてコアの要素だ。キルやアクションではなく、緊張感や恐怖、モラルや道徳的な選択をベースにしたゾンビゲームを作るのが我々の目標の一部となっている。致死の伝染病によって社会が崩壊した現実世界をシミュレートしようと試みているんだ。もしそれに対応できないのなら、ゲームはプレイしないでくれ。幾つかの理由で気分を害したと思われる人々には謝罪するが、我々は自身のゲームとビジョンを検閲はしない。

    子供ゾンビで気分を害したプレイヤーによる幾つかの投稿では、初めて遭遇した彼らを撃つことが出来なかったと記されている……これこそが我々が目指しているものだ。この反応は実際には意図されたもので、我々が欲しかったリアクションだ。本作はサバイバルに基づいたゲームなんだ。

    我々のゲームは無料で、常に作りたいゾンビゲームを作るという情熱と楽しみのみで開発してきた。もし本作を好きになれないのなら謝るが、残念ながら譲歩することは出来ない。

    いつも通り、ゲームに対するありとあらゆるフィードバックはありがたく思っている」

思わず「Any questions?」というフレーズが浮かぶこの公式声明。冗談半分でむやみやたらにタブーを犯すのでは無く、確固たるゲームデザインの信念を持つ開発チームに、フォーラムでは好意的な意見が多くのユーザーから寄せられているようです。タブーを犯して良いかどうかは世情に合わせて常に変動しており、線引きすることは難しいですが、真意に取り扱う彼らの姿勢には頷けるところではないでしょういか。
《ishigenn》
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