これは数行のコードを挿入することでexeファイル起動時に割り当てられる2つのメモリブロックを再設定するという手段で、先述した各種問題の解決方法と成り得るほか、今後さらに大規模なMod開発やグラフィック改善が行えるのではないかとして注目を集めています。現在は仮設的な情報まとめページが登場しているほか、フォーラムでも有志により解説された詳しい設定方法が確認可能です。
今回の手段は『TES V: Skryim』そのものに存在する制限を緩和するもので、低いマシンスペックでも動作が行えるようにする内容では無い
今回の手段を考案した製作者は、『TES V: Skyrim』は2つの256MBメモリブロックをexeファイル起動時に割り当て、最初のブロックがフルで使用された場合にはさらに別のブロックを割り当てるという仕様であると説明。これがゲーム起動中の各種問題を引き起こしていた要因であり、2つのメモリブロックサイズをより多く割り当てれば解決できるとしています。
フォーラムなどで解説されているメモリブロック設定は512MBと256MBですが、マシンスペック次第では更なる増加も可能で、製作者の環境では768MBと768MBの設定を用いて、100種類のModおよびテクスチャーパックなどと17つのuGrids設定で動作を確認したとのこと。海外フォーラムRedditでは「Skyrim Modにおける大発見だ、300人以上の戦闘を実現することも可能だ」というスレッドが立てられ、大きな注目を集めています。
まだ名も無いこのメモリブロック設定手段ですが、製作者は4GBメモリ対応の公式パッチ、安定性を向上させる設定ファイルENBoostに続く3つ目のメモリパッチと位置づけています。