【BitSummit 14】 壁にぶつかって、弾けて、超高速。新作レーシング『Thumper』のフルメタリックリズムが凄い | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

【BitSummit 14】 壁にぶつかって、弾けて、超高速。新作レーシング『Thumper』のフルメタリックリズムが凄い

そのポテンシャルを垣間見せたものの詳細なゲームフィールは不明だった同作ですが、先週末に実施されたBitSummit 2014にてプレイアブルデモが展示されていたので、筆者は早速プレイしてみました。

ニュース 最新ニュース

昨年11月にデビュートレイラーが公開され、フルメタリックなビジュアルと超高速のレーシングを見せつけた新規スタジオDroolの第1弾タイトル『Thumper』。そのポテンシャルを垣間見せたものの詳細なゲームフィールは不明だった同作ですが、先週末に実施されたBitSummit 2014にてプレイアブルデモが展示されていたので、筆者は早速プレイしてみました。

『Thumper』はわかりやすく言えばリズムに合わせてジャンプしたりスライディングする2Dの強制スクロールアクション『BIT.TRIP RUNNER』を『F-ZERO』スタイルで描いたタイトルです。本作の主役である究極の宇宙昆虫「Thumper」は、高クロムで出来た体で未知の物理法則を用い衝突を繰り返すとして銀河にわたり知られている生物。プレイヤーは眠りから冷め「Thumper」を破壊しようと狙う邪悪な「CRAKHED」を倒すため、「Thumper」が倒されないように眼前に広がるコースを突き進んでいくことになります。

自機の操作はスティックと1ボタンだけで行うというシンプルさ。アクセルやブレーキ操作は無く自機は強制的に進んでいきますが、変わりにコース上に設置された「青い帯」上でボタンを押すと「Thumping」するという基本メカニックがあり、さらにそこから左右へスティック入力することでスライディングしてカーブを曲がったり、上へ入力して羽根を広げ上空へ一定時間フライイングすることが可能となっています。

自機は強制的に前へ進み続けるため、例えば前方にカーブが見えたらスライディング操作を入れ、壁にぶつかって弾けるように曲がらなければなりません。また前方の道が「CHAKHED」の手下によって塞がれている場合は、フライイングを使用しなければなりません。コース上に登場する「CRAKHED」の手先に攻撃されたり、あるいはカーブにそのまま突っ込んでしまった場合、宇宙昆虫「Thumper」はバラバラに砕け死んでしまいます。


とにかく超高速のゲームプレイは難易度も高め。青い帯やカーブを視認するだけでなく、リズムに乗ることも大事です

『Thumper』にて特徴的なのは上記で挙げた各種移動操作がステージのリズムと同期している点。例えば基本の「Thumping」を使用すると重低音の効いた波動音が広がり、スライディングで使用してカーブを曲がる際には「キン」と甲高い音が鳴り響く。様々な障害をクリアしつつコースを上手く突き進んでいると、自然と各種アクションによってリズムが生まれているのです。クールなメタリックビジュアル広がるワールドと、ミニマルなBGMがプレイヤーの操作入力によってより派手に奏でられていく様。数分ながらも筆者は極上のサウンド体験に酔いしれました。

なお開発者のBrian Gibson氏とMarc Flury氏は『Rock Band』や『Guitar Hero』、『Dance Central』などを手がけてきた業界のリズムゲームのベテラン達で、そのクオリティにも納得といったところです。対象プラットフォームはまだ未定ながら、『Thumper』は2014年内にリリース予定となっています。
《ishigenn》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

ニュース アクセスランキング

  1. 『CoD』『エーペックスレジェンズ』や『タイタンフォール』産みの親事故死―Vince Zampella氏他界

    『CoD』『エーペックスレジェンズ』や『タイタンフォール』産みの親事故死―Vince Zampella氏他界

  2. 【1,565円 → 0円】巨大怪獣・ヒーロー・ロボットが大乱闘!ACT『GigaBash』無料配布。頂点に立つのは誰だ

    【1,565円 → 0円】巨大怪獣・ヒーロー・ロボットが大乱闘!ACT『GigaBash』無料配布。頂点に立つのは誰だ

  3. 酷評『MindsEye』「自分たちが何を作っているのか全くわかっていなかった」―開発者たちが状況を語る

    酷評『MindsEye』「自分たちが何を作っているのか全くわかっていなかった」―開発者たちが状況を語る

  4. 『ゴースト・オブ・ツシマ』『ゴースト・オブ・ヨウテイ』手掛けてきたサッカーパンチのトップ退任。年始から新体制でスタジオ運営

  5. 『Clair Obscur: Expedition 33』生成AI使用で「GOTY」とあるアワードで剥奪…過去インタビュー発言が要因に

  6. 日本語対応・超自由な宇宙生活シムがSteamウィンターセールで90%引き最安値!

  7. ユーザーの許可なくMetaへ個人情報を開示していた疑い―海外有名パッケージ販売メーカーを相手取る訴訟が約4億2,800万円の支払いで和解

  8. MSによるスタジオ閉鎖の決断には同意できない―クールな新作もお蔵入りになった『Dishonored』共同クリエイター、胸中を告白

  9. クリスマスに“スイッチ2ライフ”を満喫!アプグレ対応に『桃鉄ワールド』『ユニコーンオーバーロード』3,278円など、お得なセールソフトをゲオ店舗で現地調査

  10. 【PC版無料配布開始】魔界と現実が交錯するサバイバルホラー『Sorry We're Closed』年末第5弾!ホリデーセール中のEpic Gamesストアにて12月23日午前1時まで

アクセスランキングをもっと見る

page top