【E3 2014】圧倒的な世界観の作り込み『The Order: 1886』インプレッション&インタビュー | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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【E3 2014】圧倒的な世界観の作り込み『The Order: 1886』インプレッション&インタビュー

2015年2月に発売予定のPlayStation 4専用タイトル『The Order: 1886』。今回のE3 2014では、プレイアルデモの展示とReady at DawnディレクターのDana Jan氏の合同インタビューが行われました。インプレッションと共にお届けしたいと思います。

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2015年2月に発売予定のPlayStation 4専用タイトル『The Order: 1886』。その美麗な映像と独創的な世界観で既に注目タイトルとなっています。今回のE3 2014では、プレイアルデモの展示とReady at DawnディレクターのDana Jan氏の合同インタビューが行われました。インプレッションと共にお届けしたいと思います。

本作の舞台は19世紀末のヴィクトリア朝イギリス。いわゆる歴史改変を扱ったテーマであり、直接、言及されませんが、インタビューを聞く限りにおいてもスチームパンク的な意匠が数多く登場します。架空の兵器、乗り物など登場するガジェットのすべてには科学的な裏付けがされており、それらの設定も含めた世界観が魅力となっているようです。ヴィクトリア朝イギリスという舞台を選択した理由として、Jan氏は科学が全能ではない時代に魅力を感じたと語っています。


一方、タイトルになっている「The Order」とは主人公たちが属する騎士団を意味します。ガラハッドやパーシヴァルといった名前からわかるとおり、これらはアーサー王伝説の円卓の騎士がモデルになっています。Jan氏はこのようなキャラクター設定を「現代的な物語を目指すと共に、登場するキャラクターはゲームとして馴染み深いものを取り入れたかった」と説明しています。



もちろん世界観だけではなく、映像にも非常にこだわりを感じます。すべてのシーンがリアルタイムでレンダリングされ、カットシーンとアクションがスムーズにつながるように気を配っています。画面も常に1920x800の解像度で進むため、画面の統一感は非常に高いものになっています。

ではインプレッションに移りたいと思います。今回、プレイしたデモはカットシーンで分割できるいくつかのパートに分かれていました。



最初のパートは反乱軍との攻防で、トレーラーでも何度か登場しているサーマイトライフルで敵勢を撃退していきます。基本的な操作はカバーアクションがあるTPSです。しかしながら、武器の使い方には多少癖があります。サーマイトライフルは2つのトリガーを利用して、圧縮したアルミニウムと酸化鉄の混合物と着火剤を射出することができます。アルミニウムと酸化鉄を射出すると、空間に金属片の粉塵が発生、続いて高熱の着火剤を撃ち込むことで大きな炎が発生します。こういった細かな武器の設定も本作の重要な要素となっています。



サーマイトライフルをグレラン付きライフル程度のものだと思ってプレイするとすぐに負けてしまいました。金属片からの着火剤コンボをうまく決めないと火力が出ないため、積極的に狙っていく必要があります。またライフルの命中精度があまり良くないのも特徴。しっかり狙って敵を倒すというよりも、武器をうまく使いこなして立ちまわるのが重要なようです。


敵勢を追いやると、次はセーフハウスでのアドベンチャーパート。部屋の中のオブジェクトを探して、逃げる場所を見つけるミッションです。黒味がかった映像は非常に美しいですが、少々、暗くてオブジェクトを探すのに苦労しました。トレーラーなどではシューター的要素が強く感じられましたが、Jan氏が語るように本作では「アドベンチャーやホラーのような探索に焦点を当てたアクションパート」も多く含まれるようです。


部屋から脱出するとシームレスに気絶した仲間を引きずりながらのピストルでの応戦パートに移ります。移動操作なしのエイムだけのパートとなっており、QTE的な雰囲気がありました。画面がシームレスに移行するだけに、最初は操作するタイミングを見逃して戸惑いましたが、ゲーム自体はそれほど難しくはありませんでした。


最後はオートエイムのバレットタイムとも言うべき「ブラックウォーター」というアイテムを利用した戦闘パートです。ボタンを押すと画面がモノクロに変化するとともに、時間がスローになります。照準は自動的に敵にロックされ、トリガーを引くと簡単に倒すことができます。デモでは特に回数制限無しで使用できましたが、このブラックウォーターはリキュールという設定。そのため、実際には使用回数制限があると思われます。

武器はデモで登場したもの以外にも様々なものが登場するようです。それらのすべてに科学的考証を行っており、Jan氏は自信たっぷりに「すべては科学で説明付きますよ(笑)」と語っていました。また粉塵を利用して換気口から隣の部屋に火をつけるといったギミックも登場するようで、やはり爽快なシューターというよりもアドベンチャー的な要素が多いようです。



各パートは本当にシームレスにつながっていました。インタビューで何度も「シネマティック」と強調されるだけあって、まさに映画のようなビジュアルが体験できます。ただ演出やストーリーを強調した結果、プレイヤーの自由度は少なく、特定のアクション、特定のクエストを強いられている印象はあります。重ねて、画面のUIを排して、シーンをシームレスにつないだ結果、操作がわかりにくい場所が見受けられます。ストーリーや演出に力を入れているだけあって、それらをどうゲームプレイとうまく両立させるかが今後の課題となるようです。

また、本作にシングルプレイのみを予定しています。Jan氏は「プレイヤーには物語とキャラクターを存分に味わって欲しいので、シングルに尽力している」と説明しています。そして、「アクションゲームが好きな人はもちろん、ホラーやスリラーといったジャンルが好きな方にも楽しんでもらいたい」と展望を述べました。
《Shin Imai》


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