【GC 14】渦中のCrytekが送る新規IP『Arena of Fate』開発者インタビュー。無事リリースなるか? | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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【GC 14】渦中のCrytekが送る新規IP『Arena of Fate』開発者インタビュー。無事リリースなるか?

関連会社の解散やIPの売却、セールスの不振など不穏な噂も囁かれる独Crytekですがゲーム開発の方はまだまだ元気なようです。先頃同社より発表された新規IP『Arena of Fate』

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関連会社の解散やIPの売却、セールスの不振など不穏な噂も囁かれる独Crytekですがゲーム開発の方はまだまだ元気なようです。先頃同社より発表された新規IP『Arena of Fate』、gamescom 2014にて開発会社Crytek Black Sea社の副社長であり同作のDirectorでもあるVesselin Handjiev氏(以下、Handjiev氏)にインタビューをする機会がありましたのでその模様をお送り致します。


力強い言葉のVesselin Handjiev氏。本作の出来に自身あり!


――今日は宜しくお願いいたします。こちらのゲームはCrytekが送るMOBAと言う認識で宜しいでしょうか?

Handjiev氏:
我々はこれをMOBAとは考えていません。チームバトルアリーナではありますが、MOBAと呼ばない2つの理由があります。1つ目は我々は本作をMOBAと呼ぶ程シャイではないと言うことです。MOBAは確かに素晴らしいですし多くのクリエイターが自身の作品をMOBAと呼んでいます。しかし我々はよりオリジナルな存在であることを目指しています。もう1つの理由ですが、MOBA系ゲームの多くのゴールである敵ベースを破壊すると言うことをゲームの勝敗の要因にしていないからです。



――なるほど、それではそのオリジナルである部分についてお教えいただけますか?

Handjiev氏:
はい、まず最初にゲームの内容をかいつまんでお教えします。Arena of Fateはよりシンプルでスピーディーなゲームを目指しています。全ての試合時間は20分に限定されています。これは我々が展開の早いeスポーツ的なゲームを目指しているからです。そして先ほど言った通りゲームは敵ベースを破壊するのではなく、よりキャラクター同士をバトルさせることに主眼を置いています。5人対5人のキャラクターでバトルを行い、勝敗はポイント制で決定されます。10ポイントを先取するか、時間内により多くのポイントを取得した方が勝利します。

――プレスリリースで拝見しましたがプレイヤーキャラクターのチョイスが面白いですね。

Handjiev氏:
はい、キャラクターは世界中の偉人や伝説の英雄からチョイスしています。例えば弓の名手ロビンフッド、オルレアンの乙女ジャンヌ・ダークにグリム童話の赤ずきんちゃん。スーパーパワーを持った怪僧ラスプーチンなんかも登場します。日本からは宮本武蔵も登場しますよ。

――彼らを対戦させるアイデアはとても面白いですね。現在使えるキャラクターは全部で何名ほどでしょうか?

Handjiev氏:
今は45名のキャラクターを用意しています。これは今後もどんどん増やしていく予定です。



――リリースはいつ頃でしょうか?

Handjiev氏:
具体的な日にちははまだ決まっていません。現在ゲームは最終調整の段階で、既にファミリーテスト段階に入っています。

――ファミリーテストとは何でしょうか?

Handjiev氏:
社員や社員の家族、或いはごく親しい友人らにテスターを頼み、フィードバックを得るクローズドなテストです。ゲームの評価は上々で、システム稼働に特に問題は見当たりません。

――まだ具体的なβテストのスケジュールや発売日はお決まりでないと言うことですね? 多少不躾になりますがCrytekと言うと財政的な話も含めて様々な噂が囁かれていますが、本作のリリースには影響は無いのでしょうか?

Handjiev氏:
Crytekは巨大な会社です。一部の不採算部門が閉鎖されたり、開発中のプロジェクトが中断されたりすることは珍しいことではありません。色々な事が噂されているのは私も知っていますが、それらがこのゲームの開発やリリースに影響することはない、と断言します。

――Free to Playと言うことですが、課金方法についてはどのような方式をお考えでしょうか?

Handjiev氏:
カスタマイズ要素など、幾つかの一般的なオプションを含めて現在構想中です。その辺はまた追って発表する予定です。

――今日は色々とありがとうございました。

MOBAクローンではないという話でしたが、MOBAのゲーム進行において冗長になりがちな部分をばっさり取り払ったMOBA、と言う印象を受けました。公式サイトでは既にβテスターの募集も開始されており、サービス開始はそう遠くないようです。Crytekの動向と合わせ同作の続報を待ちたいところです。
《パムジー》
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