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人類敗北から20年『XCOM 2』プレゼン&インタビュー―謎の組織ADVENTとは

エイリアンによる地球侵略をテーマにしたターンベース型ストラテジー『XCOM 2』。E3 2015会場で行われたプレゼンテーションと開発元FiraxisのリードアーティストGreg Foerstch氏へのインタビューの模様を合わせてお届けします。

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エイリアンによる地球侵略をテーマにしたターンベース型ストラテジー『XCOM 2』。PC専用タイトルとして2015年秋の発売を予定している本作ですが、前作からどのような進化を遂げているのでしょうか。E3 2015会場で行われたプレゼンテーションと開発元FiraxisのリードアーティストGreg Foerstch氏へのインタビューの模様を合わせてお届けします。

『XCOM 2』は、前作『XCOM: Enemy Unknown』の後、地球の指導者たちがエイリアンに対して無条件降伏をして20年後の世界が舞台。対エイリアン組織である「XCOM」も解体され、エイリアンは地球を手中に収め、「人類の輝かしい未来を約束する」壮麗な都市を建設しています。また、新たなる敵として「ADVENT」なる組織が登場します。


E3会場の2Kブース前にはエイリアンと人類の友好を象徴するモニュメントが設置されており、「共に明るい未来を築く」との文言が。なんともプロバガンダ的ですが、真実を知らない一般市民には十分な効果がありそうです。


クローズドブースで公開されたデモプレイでは、地球占領20周年記念軍事パレードを行っている都市へと水面下で復活したXCOMが潜入し、モニュメントを破壊するミッションが収められていました。

序盤は奇襲に成功して、敵の排除とモニュメントの破壊は成功したものの、すぐさま敵の増援部隊が登場。血の色が茶色な人型に加え、素早いヘビ型など未知の強力なエイリアンとの血で血を洗う激戦が展開されます。4ユニットで開始されたミッションですが、次々と現れる強敵に苦戦を強いられ、撤退時には死傷者3名という凄惨たる有様に。ゲリラ的な活動を強いられる本作ならではの展開でしょうか。

続いて、開発元のFiraxis GamesのリードアーティストGreg Foerstch氏に謎の組織「ADVENT」や、エイリアンにまつわること、そしてModサポートについてインタビューで訊いてきました。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆



――劣勢の中XCOMはどのようにエイリアンと戦っていきますか。

Greg Foerstch: 人間側は限られたリソースの中で、各地でゲリラ戦を展開し、そこから逆襲に転じていきます。前作では、エイリアンが侵略する側でしたが、本作は逆で人間は"抵抗勢力"としてスタートします。

――人間とエイリアンの力に大きな差があると思いますが、XCOMがそれを覆すような戦術的な要素はありますか

Greg Foerstch: キャンペーンを進める中で、科学者による研究やメカニックスをビルドアップしたり、様々なアイテムをアンロックしてエイリアンに立ち向かう力をつけていく必要があります。とは言え、本作のシナリオの設定としては、人間はあくまで立場が弱い「underdog(負け犬、敗北者)」という立ち位置でゲームを進めていくことになります。

――アドヴェントとは何ものですか?

Greg Foerstch: エイリアンが樹立した組織/政府を指しています。


――アドヴェント側に人間はいますか?

Greg Foerstch:現時点でははっきり明らかにしていませんが、今後明らかになる予定です。

――アドヴェントは色々な種族のエイリアンがいるように見受けられますが、他の惑星でも同じような行動を繰り返してきたのですか。

Greg Foerstch:「デザイン観点」で言えば、我々がエイリアンをデザインするときに強く注意を払っているのは、それぞれのエイリアンの見た目や能力を際立たせ、似たようなものを作らず多種多様なエイリアンを作ろうということです。

「ストーリー観点」で言えば現時点では、具体的なものをすべてを明かすことはできませんが、展開の中で隠されていたストーリーが次々に明らかになっていきます。ただ、プレイされるユーザーに背景のストーリーを想像させる余地を残すことも大切だと考えています。


――本作ではModに力を入れるということですが、どのようなMod文化が広がっていくと考えていますか

Greg Foerstch:本作で提供するModは非常にカスタム自由度が高い本格的なものです。本作ではプレイする度に毎回違うマップが生成される設計になっているのですが、そういった部分もModでユーザーが自由に作れたり、自分だけのキャンペーンを作成できたり、好きなデザインでものを作れたりします。

※Mod環境の日本語サポートについても訊いてみましたが、現在確認中とのこと。

――本作はSFが舞台ですが、好きな日本のSF作品はありますか

Greg Foerstch:日本のSF作品となると今瞬間的に具体的な作品名は浮かびませんが、JRPGは好きです。映画だと例えばエイリアンなどを始めとする多くのSF映画が好きです。本作は特に何か一つの作品に大きな影響を受けて作られているわけではなく、これまでに影響を受けた作品、好きな作品の要素が多く反映されています。


――最後に日本のファンへのメッセージをお願いします

Greg Foerstch:『XCOM』というゲームは、RPG要素あり、アクション要素あり、ストラテジー要素あり、と様々な要素が盛り込まれていて、そういった意味で非常にユニークで他にはないゲームです。おそらく遊んでいただければ、そういった様々な要素を感じてもらえると思います。既にシリーズのプレイ経験がある日本人ユーザーの皆さんも、まだ『XCOM』を遊んだことがないユーザーの皆さんも、ぜひ本作を遊んでほしいと思います。

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プロシージャルに生成される無限大のミッション、新たなる敵ADVENT、アベンジャーを駆使して戦うXCOM、そしてマルチプレイヤー。全力でのサポートを宣言しているMODも気になるところ。よりスケールアップして帰ってきた『XCOM 2』、いい意味でPC専用タイトルとしての輝きを見せそうです。
《水京》
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