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MMOでe-Sports!賞金総額約1,200万円の『ブレイドアンドソウル』世界大会で日本人選手がベスト4入り

PC向けMMORPG『ブレイドアンドソウル』の世界大会「ワールドチャンピオンシップ2015」が韓国で開幕しました。

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MMOでe-Sports!賞金総額約1,200万円の『ブレイドアンドソウル』世界大会で日本人選手がベスト4入り
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PC向けMMORPG『ブレイドアンドソウル』の世界大会「ワールドチャンピオンシップ2015」が韓国で開幕しました。

『ブレイドアンドソウル』は『リネージュ』シリーズや『The Tower of AION』のNCソフトが運営している作品で、日本では2014年5月からサービスが開始。アクション要素が非常に強いバトルシステムが特徴で、コンボの概念や攻撃のタイミングなどは格闘ゲームに近い印象を受けます。


また本作では「比武」というPvPコンテンツが実装されており、今回の世界大会は「比武」最強プレイヤーを決定するもの。本作のサービスが行われている日本・韓国・中国・台湾で開催された予選大会を勝ち抜いた合計16名の選手が出場し、「ワールドチャンピオンシップ2015」のベスト4を決めるトーナメントが11月6日から15日まで行われました。


なお、本大会は賞金制となっており、予選大会の賞金総額は200万円(日本の場合)、そして「ワールドチャンピオンシップ2015」の賞金総額は1.2億ウォン(約1,272万円)です。

◆MMOでe-Sportsってどうするの


まず基本的なルールですが、「比武」にはキャラクターのパラメーターなどを標準化するシステムが組み込まれており、スキルの開放状況以外は皆平等な状況で対戦することができます。勝利条件は相手の体力をゼロにすること。もし制限時間以内に決着がつかなかった場合は、もっとも多くのダメージを与えたプレイヤーが勝利となります。


ここで注意したいのが“体力が多く残っている方が勝利”ではないということです。本作はMMORPGですので回復スキルが多く存在し、残り体力はそれほど重要ではないのです。

◆『ブレイドアンドソウル』の競技性


そして気になるのが『ブレイドアンドソウル』の競技性。いわゆるクリック型のMMORPGとは異なり、非常にアクション性の高い『ブレイドアンドソウル』では、スキルを出すタイミング、コンボのつなげ方、立ち位置、スキルのクールタイム――といったコントロールテクニックが必要であり、ジョブによって相性や戦い方が変化するため、感覚としてはまさしく格闘ゲーム。自由度の高いバトルなだけに、高度な駆け引きが連続します。

◆日本人選手について


日本ではそれほど人口の多いゲームとはいえませんが、それでも賞金は100万単位。今回の「ワールドチャンピオンシップ2015」には、イトウカズキ選手(邪術士)、ミズノタツキ選手(召喚士)、ヒロタコウイチ選手(リン剣術士)、マスモトユウヤ選手(滅砕士)が出場しました。


対戦前にはユーザー投票による勝利予想が表示

日本人選手の特徴や傾向については、「韓国の選手達のプレイスタイルは調和を求めます。自分が有利な時には確実に攻撃をしてポイントを稼ぎ、少しでも不利な状況では防御スキルの使用や守りの行動を徹底して行います。一方日本の選手達は、攻撃的な動きをするのをためらわないし、相手が強くぶつかってきても防御的な行動よりも攻撃的な動きを通じて戦う傾向があります。そのため華麗な技さばきや攻撃を見る楽しみがありますし、勝負もすぐ決着がつきます。(大会の解説を担当したキム・ジェハク氏)」とのこと。

◆ベスト4決定まで


左からイトウカズキ選手、ヒロタコウイチ選手、ミズノタツキ選手、マスモトユウヤ選手

今年で2回目となる「ワールドチャンピオンシップ2015」ですが、日本人選出が出場するのは今回が初。事前情報では「サービスインが1年ほど早かった韓国・中国が優勢」と言われていましたが、日本人選手の初戦は台湾人選手がほとんどを占め全勝。ただ2日目に行われた国内1位のイトウカズキ選手が中国のXiaotion Zhu選手に敗北してしまいました。


応援する日本人選手

    ■1日目
    1試合:●Ming Cai(中国) vs. Feng Chang(台湾)  3-0
    2試合:Jiafu Chen(中国) vs. ●Jaesung Lee(韓国) 2-3
    3試合:Hyukwoo Kwon(韓国) vs. ●Shinkyum Kim(韓国) 0-3
    4試合:Chinghsiang Hsu(台湾) vs. ●ミズノタツキ(日本) 1-3
    ※黒丸が勝者になります

    ■2日目
    1試合:Luting Chen(台湾) vs. ●ヒロタコウイチ(日本)  0-3
    2試合:●マスモトユウヤ(日本) vs. Chenglun Huang(台湾)  3-1
    3試合:イトウカズキ(日本) vs. ●Xiaotion Zhu(中国)  1-3
    4試合:●Jungho Yoon(韓国) vs. Jiaxing Li(中国)  3-0

    ■3日目
    1試合:Ming Cai(中国) vs. ●Jaesung Lee(韓国) 0-3
    2試合:●Shinkyum Kim(韓国) vs ミズノタツキ(日本) 3-0
    3試合:ヒロタコウイチ(日本) vs. ●マスモトユウヤ(日本) 1-3
    4試合:Xiaotion Zhu(中国) vs. ●Jungho Yoon(韓国) 1-3


3日目にはミズノタツキ選手と韓国のShinkyum Kim選手の対戦も行われましたが、こちらもミズノタツキ選手が敗北。やはり韓国・中国の実力は高いようです。その一方で、1日目と2日目を勝ち抜いたヒロタコウイチ選手とマスモトユウヤ選手による日本人選手対決が実現。結果はマスモトユウヤ選手が勝利し、ベスト4入りを果たしました。


今回は結果のみのレポートなりますが、その裏で何が起こり、選手たちは何を考えていたのか……非常に面白い話を聞くことができましたので、前述したとおり日本人選手にフォーカスした記事を後ほどお届けします。

なお決勝戦は、今回決定したベスト4によるトーナメントが11月13日に実施されます。

記事提供元: インサイド
《インサイド》
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