GDC 2016のPS VRプレスカンファレンス会場に、自分がプライベートコンサート会場にいるかのような体験ができるVR技術デモ『Joshua Bell: Immersive Experiece』が展示されていたので試してきました。
『Joshua Bell: Immersive Experiece』は、グラミー賞受賞ヴァイオリニストであるジョシュア・ベル氏の協力の元開発されたPS VR向けの技術デモ。PS VRとヘッドフォンを装着したユーザーは、あたかもロンドンの音楽スタジオで行われているベル氏のプライベートコンサート会場にいるかのような体験ができるというものです。
筆者が試してみたところ、360度見渡せる空間と視界と連動した立体サラウンドによる没入感に驚かされました。このVRデモはゲームではないため、ソファーに座ってただベル氏とピアニストの演奏を見るだけのものですが、横を見るとピアニストがいて、ちゃんと向いた方向から音が聞こえてきます。テレビでコンサート映像を見るのとも、ヘッドフォンでコンサートの録音を聞くのとも全く違う、新しい音楽体験であると感じました。
担当者によると、今回のものはあくまでも技術デモで今後どのように活かされていくかは未定とのこと。しかしながら、音楽ファンにとっては家にいながらコンサートやライブの疑似体験を可能にするこのデモは、そのまま製品にしても問題ないくらい魅力的なものでした。ただ撮影機材の問題なのか、映像の画質がやや悪かったのは残念でした。
VRゲームのようなエキサイティングな没入体験だけでなく、リラクゼーションとしてのVR体験の片鱗をみせてくれた『Joshua Bell: Immersive Experiece』。今後、この技術がどのように活用されていくかが注目されます。
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