Riot GamesやEpic Gamesを傘下にもつ中国の大手IT企業テンセント。同社は、上海で開催された家電見本市「CES ASIA 2016」にて、新型ゲームハード「TGP BOX」を発表しました。
海外メディアAll China Techの報告によると、「TGP BOX」はインテルの第6世代プロセッサを搭載し、Windows 10とTGP BOXモードと呼ばれるオペレーティングシステムが実装されているとのこと。TGP BOXモードではゲームのダウンロードやアップデート、ライブストリーミング機能などが備わっているようです。
同ハードのタイトルとしては『League of Legends』や『FIFA Online 3』『NBA 2K』『モンスターハンターオンライン』『Need for Speed』が用意される予定。また、今年中にサードパーティーによって高品質なゲームが提供されていくことが伝えられています。
テンセント社は前述した2社の他、Activision Blizzardなどへ出資していることでも知られており、中国のみならず日本国内、そして世界のゲーム市場にも影響力を持っています。2014年にはゲーム専門の調査会社NewZooのレポートで世界最大のゲーム会社と報告されていました。
また、中国国内においては2000年より長年にわたりゲーム機の販売/流通が禁止されていましたが、2015年に解禁、中国全土でゲーム機の製造/販売が許可されました。上海自由貿易試験区における規制緩和の際にはPS4/Xbox Oneが参入しています。中国の新ハードでは、テンセント社によるTGP BOXの他に、FUZE Entertainment社から「Tomahawk F1」が発表されています。
立て続けに発表された中国発のゲームハード機。これらのゲーム機が中国以外で流通するかは不明ですが、世界最大のゲーム会社とも言われるテンセント社が参入することの意味は大きなものとなりそうです。
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