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PS4ホラーゲーム『レイヤーズ・オブ・フィアー』プレイレポ―狂気に陥る恐怖を追体験

国内ではPS4版が10月13日にインターグローより発売された、Bloober Team開発の1人称ホラーアドベンチャー『レイヤーズ・オブ・フィアー(Layers of Fear)』。今回は10月に国内で発売されたPS4製品版とDLCを含めたプレイレポートをお届けします。

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国内ではPS4版が10月13日にインターグローより発売された、Bloober Team開発の1人称ホラーアドベンチャー『レイヤーズ・オブ・フィアー(Layers of Fear)』。PC版が2016年2月に発売され、9月にはPS4日本語版プレイレポもお届けした本作ですが、今回は10月に国内で発売されたPS4製品版とDLCを含めたプレイレポートをお届けします。

■好奇心の先にある“恐怖”


本作は、ある画家となり絵画を完成させるために狂気に呑まれた屋内を渡り歩くホラーアドベンチャーゲームです。プレイヤーは、絵画の完成に必要な“ある物”を手に入るために進んで行きます。プレイキャラが進む先には、視点を移動させる度に変化する部屋や、片時も緊張感を切らせない次々に起こるイベントなど、様々な事象が発生します。そのため、プレイ中は興味や関心が途切れることがなく、緊張感で疲れる事を除けばずっとプレイし続けるポテンシャルがありました。また戸棚や扉などに干渉する動作は、プレイヤーが直接動かすため緊張感と没入感を生み出しています。




本作の一際目立つ特徴としては、死の概念がないにも関わらず接触する恐怖があるという点です。ほとんどのホラーゲームでは、プレイキャラクターの対抗手段の少なさや死に易さなどで恐怖を演出しています。しかしながらこの『レイヤーズ・オブ・フィアー』では、落下や怪異との接触で気絶こそしますが、死ぬことはないためゲームプレイが中断されることはありません。




その代わりに意味深に見える長廊下や、キャラクターを誘導するように動くネズミなど、様々な効果を使いプレイヤーの好奇心を煽っています。その好奇心から訪れた先には、不気味な肖像画や変化する部屋、突然出現する物体/現象、赤くネバネバした奇怪な物体など、薄気味悪いものが散乱している場合が多いので、その点ではしっかりとホラーゲームの体を成しています。


本編では狂気に溢れた6つのキーアイテムを入手することで、この家族の父と子、そして母に関する物語を理解出来るようになっています。エンディングは複数用意されており、筆者が辿り着いたエンディングは母と子のものでした。このルート分岐は、手に入れた文章やアイテムの他にも、プレイヤーが発見/行動したものが直接関わってきます。

■父と母、そして家で起きた追憶を辿るDLC“インヘリタンス(Inheritance)”


『レイヤーズ・オブ・フィアー』本編は、芸術を追求する画家の父の周りに起きた悲劇から、狂気に走る父を追体験する内容でした。DLC“インヘリタンス”は、本編の物語背景を補完する内容で、娘視点から父母の関係を垣間見る内容となっています。


プレイヤーは、父母の狂気が支配していた家に再び訪れた娘となり、様々な場所から当時の記憶を振り返るというものです。本編では、画家の父が狂気に至る出来事などが描かれていますが、このDLCは娘視点からこの家族と家で起きた事を追体験します。追憶をめぐる話ではありますが、所々に本編と同じような狂気に溢れた色彩や部屋構成が設置され、ホラーアドベンチャーという部分はしっかりと保持されています。


特に特徴的なのが回想シーン。娘の子供時代を描写するため、実際に視点低いことで自然と上を見上げる構図となっているところです。娘が何に恐怖を示し、何を見ていたかが特徴的に配置されています。回想シーンは、ぼかされた絵や物体に近づくことで家の内に入るものとなっており、本編における父での視点と、娘からの視点との違いを楽しめます。本DLCもマルチエンディングという形をとっており、筆者が体験したルートでは狂気に走ってしまった父を許すというものでした。プレイ時も2~3時間ほどなので、より本編の内容を知りたいユーザーはこのDLCもチェックしておくのが良いかもしれません。


おどろおどろしい色彩と、狂気による恐怖が体験出来る1人称ホラーアドベンチャー『Layers of Fear』。『P.T.』に影響を受けて開発が進められた本作は、1人称ホラーを体験したいユーザーにはオススメといえる作品であるでしょう。
《G.Suzuki》

ミリタリーゲームファンです G.Suzuki

ミリタリー系ゲームが好きなフリーランスのライター。『エースコンバット』を中心にFPS/シムなどミリタリーを主軸に据えた作品が好みだが、『R-TYPE』シリーズや『トリガーハート エグゼリカ』などのSTGも好き。近年ではこれまで遊べてなかった話題作(クラシックタイトルを含む)に取り組んでいる。ゲーム以外では模型作り(ガンプラやスケモ等を問わない)を趣味の一つとしている。

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