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【総力特集】今さら聞けない!『トゥームレイダー』シリーズ総まとめ

2016年でシリーズ誕生20週年をむかえた、『トゥームレイダー(Tomb Raider)』。ゲームファンにはお馴染み、美しき探検家であり考古学者のララ・クロフトが、世界中を股にかけて活躍するアクションアドベンチャーゲームシリーズです。

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■ララ・クロフト アンド ガーディアン オブ ライト(原題:Lara Croft and the Guardian of Light)


開発元: Crystal Dynamics
対応機種: Android / BlackBerry PlayBook / Google Chrome / iOS / PC / PS3 / Xbox 360
発売年: 2010年9月18日(海外: 2010年8月18日)

―痛快Co-opアクションになったスピンオフシリーズ
Crystal Dynamics制作の番外編『ララ・クロフト アンド ガーディアン オブ ライト』は、スマホ対応も踏まえて作られた、クォータービューのアクション・アドベンチャー。ユカタン半島の遺跡を舞台に、“煙界の鏡”に封じられていた暗黒神“ショロトル”の野望を阻止するため、金色の石像から蘇った古代マヤの戦士“トテック”と共に立ち向かう内容となっています。本家シリーズよりパズルの側面が強くなっており、“グラップル”や“槍”など手持ちのアイテムで足場を作ったり、時限式の爆弾でギミックを作動させたりと、バラエティに富んだ謎解き要素が魅力。「チャレンジの墓」でパズルを解いたり、ステージごとに用意された実績の報酬として入手できたりしたアーティファクトやトレジャーは、装備することで武器の性能アップや追加効果を得られるため、リプレイバリューの高さにもつながっています。

また、本作は、シリーズ全体で初となるCo-opプレイに対応しており、2P側キャラクターのトテックと協力して謎解きを楽しむことができます。オンラインCo-opはもちろんのこと、コントローラーを2つ用意すればオフラインでのCo-opプレイも可能。なお、1人プレイの場合、攻略に必要なツールは全てララ自身が保持しているので、謎解きに影響を与えないのもありがたい所でしょう。


■ララ・クロフト アンド テンプル オブ オシリス(原題: Lara Croft and the Temple of Osiris)


開発元: Crystal Dynamics
対応機種: PC / PS4 / Xbox One
発売年: 2014年12月25日(海外: 2014年12月9日)

―4人Co-opに進化した続編、探索要素も充実
そしてその4年後、PC/コンシューマ機専用として発売されたのが『ララ・クロフト アンド テンプル オブ オシリス』です。今回は、エジプトに隠されたオシリスの神殿を舞台に、オシリスの杖を求めて神殿にたどりついたララと、杖に不用意に触れ邪心セトを蘇らせてしまったライバル考古学者“カーター”が、セトの世界征服の野望を阻止し死の呪いから逃れるために、遺跡を探索していく、ある意味『トゥームレイダー4』を思い起こさせる物語。セトの復活に呼応して蘇ったオシリス神の妻“イシス”と息子“ホルス”の力を借りて、遺跡の各所に安置されたオシリス神の肉体の部品を集め、復活させていくのが主な目的となります。『ガーディアン オブ ライト』のゲーム内容を踏まえながら、更に4人同時のCo-opプレイに対応したこの作品では、本家シリーズを踏まえても、最も賑やかな陣容で遺跡を探索していくことが可能です。なお、Co-opプレイはシームレスに途中参加、離脱が可能で、気軽に協力プレイを楽しむことができました。ゲームシステム的には、離れたオブジェクトを動かしたり、時間の流れを変えたりできる新アイテム「オシリスの杖」が追加されたことで、前作以上にパズルのバリエーションが増えました。

筆者が最も驚いたのは、本シリーズのストーリー展開。探索すべき遺跡に関連するキャラクターが、唐突に超自然的な力によって登場、ララに協力したり一緒に冒険を行ったりという、スピンオフ作品でなければできないような超展開に、面食らいつつもそれがある種の魅力のひとつのように感じられるのです。


《Game*Spark》
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