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【総力特集】今さら聞けない!『トゥームレイダー』シリーズ総まとめ

2016年でシリーズ誕生20週年をむかえた、『トゥームレイダー(Tomb Raider)』。ゲームファンにはお馴染み、美しき探検家であり考古学者のララ・クロフトが、世界中を股にかけて活躍するアクションアドベンチャーゲームシリーズです。

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■トゥームレイダー 美しき逃亡者(原題:Tomb Raider: The Angel of Darkness)


開発元: Core Design
対応機種: PC / Mac /PS2
日本版発売年: 2003年10月23日

―3年ぶり、心機一転も、物議を醸した一本
『トゥームレイダー5』から3年。コンソール版ではPS2にハードを移し、ついに新シリーズとして蘇ることとなったのがこの『トゥームレイダー 美しき逃亡者』。“The Angel of Darkness”なるサブタイトルが示す通り、ダークでアウトローな雰囲気のララが印象的だったものの、今度こそ『トゥームレイダー4』のエンディング後や、そこから派生する新たな展開が描かれるのだというファンの期待は、再び裏切られることになります。

本作では、あの衝撃的なエンディングは「なんとか自力で脱出した」として簡素に処理され、ララと師匠の関係も、師匠が冒頭で暗殺されてしまうため、ほぼなかったことに。『トゥームレイダー4』のエンディングの展開を経て荒んだララや、全体的に陰鬱となった展開は、アメコミのヒーローが苦難に直面し、そのパーソナリティを大きく変えたりする、長期シリーズのいわゆる定番の展開を思い起こさせるものでした。アクションは控えめに、ストーリーを重視したアドベンチャー寄りの作りとなった本作では、男性主人公としてカーティス・トレントを迎え、複数のキャラクターを扱うパートやストーリーの分岐、ステルス要素の導入、ララ・クロフトのパワーアップ要素など、心機一転を狙った数々の試みが見られましたが、その多くはストーリーも含め、決して旧来ファンには喜んで受け入れられなかった模様。グラフィック表現が大幅に美しくなったものの、発売当初は最適化・調整不足が随所に見受けられ、コンソール版ではアナログコントローラーによる操作体系の大幅な変更などもあり、厳しい評価に繋がりました。


こうした反響を受けて、EidosはCore Designをシリーズの開発から外し、新たな開発スタジオとしてCrystal Dynamicsを指名。その3年後にCore Designは倒産しているため、同社最後の『トゥームレイダー』となっています。新シリーズとして続編も複数予定されていた本作は単体で終了。シリーズのリブートが行われるまで、ララ・クロフトは長き雌伏の時を過ごすことになるのでした。なお、日本版は当時日本に現地法人を持っていたEidosから発売されていました。

《Game*Spark》
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