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【プレイレポ】くにおファン必携!『River City Ransom: Underground』―海外版『熱血物語』続編

2017年2月28日にSteamで配信開始となった2DアクションRPG『River City Ransom: Underground』のプレイレポをお届けします。

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日本語にも対応

2017年2月28日にSteamで配信開始となった2DアクションRPG『River City Ransom: Underground』のプレイレポをお届けします。


『River City Ransom: Underground』は80年代にファミコンで発売されたくにおくんシリーズ作品『ダウンタウン熱血物語』の海外版『River City Ransom』の続編です。開発は海外インディーデベロッパーConatus Creativeで、現在くにおくんシリーズの権利を持つアークシステムワークスより許可を得て制作。また、くにおくんの生みの親である岸本良久氏がクリエイティブコンサルタントとして参加しています。


    『ダウンタウン熱血物語』
    『熱血硬派くにおくん』『熱血高校ドッジボール部』のヒットに続き1989年にファミコンで発売された本作は、デフォルメキャラを中心としたコミカル路線のいわゆる“『ダウンタウン』シリーズ”の基礎となった作品です(頭身高めのシリアス路線は“『熱血硬派』シリーズ”)。

    正義の不良高校生“くにお”が、悪のパワーを利用して近隣高校を支配する“やまだ”に立ち向かうアクションRPGで、個性豊かなキャラクターや爽快感のある喧嘩アクションが好評を博しました。

    『River City Ransom』
    前述したように『River City Ransom』は『ダウンタウン熱血物語』の北米版です。ストーリーの大筋は変わらないものの、“くにお”は“アレックス”、“りき”は“ライアン”、“やまだ”は“スリック”など、一部設定が現地向けに変更されています。

それでは早速、『River City Ransom: Underground』の魅力をご紹介します。


『River City Ransom: Underground』は前作『River City Ransom』の約20年後が舞台となっています。ささやかな平和が続いていたリバーシティにて誘拐事件が発生。愛する者をさらわれた大企業家メルブは、今作の主人公らが所属するギャンググループ“ザ・フロック”のリーダー、クリスが犯人であると断定し「最初に裁きをくだしたヤツに大金を支払う」と街中のギャングをけしかけます。かくしてギャングや警察から追われるハメになったザ・フロックのメンバーは、道中で出会ったアレックスとライアンとともに事件の真相を解き明かします。

怒り心頭のメルブさん

アボボはこうみえて校長先生です

ストーリーは様々な展開が待ち受けており、最初から最後までワクワクしながらプレイすることができます。アレックスやライアンが言うように今回もスリックの仕業なのか、それともさらに大きな秘密が隠されているのか、物語の結末は実際にプレイしてお確かめ下さい。ゲームはチュートリアルを兼ねて前作『River City Ransom』のラストステージからスタートするので、前知識なしでも特に問題はないでしょう。

チュートリアルを兼ねた過去編はオリジナルに近いビジュアル

大人になったアレックスとライアンはカーショップ?を経営


くにおくんシリーズと言えば個性豊かなキャラクターが特色。敵対するギャンググループ含め、今作に登場するキャラクターも非常に個性的です。それぞれが固有の技やコンボを備えており、戦い方にバリエーションを与えてくれます。


筆者個人としては、『ダブルドラゴン』シリーズからの登場となる“アボボ”をはじめ、『熱血硬派』シリーズのキャラクターをベースにした“メルブ”や“キム教師”(ベースは“さぶ”と“みすず”)、その他の新キャラクターが『ダウンタウン』シリーズの本作に違和感なく溶け込んでいることに感心しました。




ゲームのキモとなる喧嘩アクションは本家シリーズよりも爽快といえるかもしれません。複数のプレイアブルキャラクターはいずれもファイティングスタイルが異なり、技やコンボが全く変わってきます。序盤は技が少なく敵を倒すのも一苦労ですが、リバーシティ各地の道場で新技を購入することで華麗なコンボを繰り出せるようになります。




今作でももちろんキャラクターの成長要素を搭載。戦闘で経験値を集めてレベルアップしたり、お店で食べ物やアイテムを購入してステータスを上げることができます。最初の内はすぐにボコボコにされるので、それは覚悟しておいて下さい(初期技が使いづらいキャラクターは特に)。プレイアブルキャラクターはアンロック含めて全部で10人。それぞれレベルアップさせられるので、じっくり長く遊べるでしょう。


背景に何処かで見たようなキャラが…


本も食べた!?

難易度は“ストーリー”(ノーマル)以外に“ハード”と“ジゴク”が用意されています。また、クリア後は能力を引き継いで好きなシーン(チュートリアル・序盤・中盤・終盤)から始められる“ストーリー+”を遊ぶことができます。フレンドとのCo-opやアリーナ対戦もプレイできるのでやりごたえはバッチリ! ちなみに、筆者がストーリー1周目をクリアした時点での実績解除率は僅か8%でした。




本作をプレイしていて感じるのはくにおくんシリーズへの大きな愛です。多数の小ネタが散りばめられており、ファンは非常に嬉しい気持ちになるでしょう。そして、徹底したファミコン風のビジュアルやサウンドからは、開発者らの強いこだわりが伝わってきます。


くにお愛に溢れた『River City Ransom: Underground』はPC/Mac/Linuxを対象に、1,980円でSteam配信中。くにおくんファンはもちろんのこと、シリーズ未プレイのゲーマーにも是非プレイして欲しいですね。

そういえば日本にも土足を嫌う人いましたね

メタ発言

重要な過去の会話は確認可能
『熱血物語』にこの機能があれば、花園公園の木下さんを忘れることはなかった…


『熱血硬派くにおくん』を思い出す電車ステージ


敵のセリフが表示される機能も健在

敵以外の一般市民に危害を加えたりすると警察にマークされてしまう


ドッジボールしようぜ!

身も心もリフレッシュ

なお余談となりますが、筆者はゲームだけでなくコミック、攻略本などをほぼ全部集めるほどくにおくんシリーズが大好き。にも関わらず2013年に行われたKickstarterキャンペーンでは何故か20カナダドルしか入れておらず、もっと入れておけば良かったと今になって激しく後悔しています…。
《RIKUSYO》

雑多人間 RIKUSYO

某洋ゲーショップの商品データ作るバイトしてたら、いつの間にか海外ゲーム紹介するようになってた。

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