ブリザード・エンターテイメントより、『ハースストーン(Hearthstone)』の新拡張コンテンツ「大魔境ウンゴロ(Journey to Un’Goro)」収録カードの一部が公開されました。
この拡張では、新たなミニオン、呪文、その他を合わせて135種類のカードを収録。選択肢で発動する能力を選ぶ「適応」や、条件をクリアして“ものすごい報酬”を獲得できる「クエスト」など新要素も追加されます。今回の記事ではそんな「大魔境ウンゴロ」から12枚の新カードをコメント付きでご紹介。『ハースストーン』プレイヤーは次なるデッキ構築を想像しつつ、予習してみてはいかがでしょうか。
- ■動き回るマナ
可能な限り自分のマナクリスタルを2/2のミニオンに変身させる。それらのミニオンの断末魔でマナは復元される。
過去にもなかったような、ダイナミックな効果をもったドルイドの呪文カード。マナクリスタルが多くなる後半で威力を発揮しそう。何らかの妨害で変身したミニオンの断末魔が発動しなかった場合、大惨事に……。
- ■沼地の女王
クエスト: コスト1のミニオンを7体手札から使用する。
報酬: クイーンカルナッサ
本拡張から実装された新要素「クエスト」のハンターカード。低コストミニオンのアグロ系デッキと相性が良さそう。クエスト達成によって召喚されるクイーンカルナッサは下記参照。
- ■クイーンカルナッサ
雄叫び:自分のデッキにラプター(※カルナッサの仔)15枚を混ぜる。
8/8と性能だけでも強力で、クエストが5~6ターン目に発動できれば、リーサルになりえる。雄叫びでデッキに入る「カルナッサの仔」も優れたミニオンカードで、ミルデッキ対策になる可能性も。
- ■カルナッサの仔
雄叫び: カードを1枚引く。
- ■マナ呪縛
秘策: 相手が呪文を使用した時 その呪文のコスト(0)のコピーを自分の手札に加える。
呪文を主体としたメイジデッキに入るかもしれないが、低コストの呪文を多数扱うローグなどに対しては、効果が薄れてしまうことも考えられる。
- ■ヴォルカノサウルス
雄叫び: 適応し、その後適応する。
おなじく新要素の「適応」を2回発動するミニオン。たとえば、適応で攻撃力+3と体力+3を選んだ場合、7マナ8/9となる。
- ■暴蝕ウーズ
雄叫び: 敵の武器を破壊し その攻撃力に等しい装甲を獲得する。
「酸性沼ウーズ/Acidic Swamp Ooze」の上位版のようなミニオン。追加効果が装甲であるため、環境次第だがウォリアーデッキ以外では微妙かもしれない。
- ■ジャングルの遭難者
1/1のシルバーハンド新兵を2体召喚する。
スタンダード落ちしたドルイドの「生きている根/Living Roots」と比べると劣るものの、パラディンの各種コンボデッキに含まれる可能性は高い。
- ■蜃気楼の呼び手
雄叫び: 味方のミニオン1体を選択する。そのミニオンの1/1のコピーを召喚する。
断末魔を主体としたコンボデッキに入れておきたい一枚。
- ■ヴァイルスパイン・スレイヤー
コンボ: ミニオン1体を破壊する。
シンプルな能力ながら、ローグデッキの定番になりえるポテンシャルを持ったミニオン。後攻でコインをつかって召喚することもできる。
- ■崩壊の霧
全てのミニオンに「崩壊」の効果を付与する。次の自分のターンの開始時 それらのミニオンを破壊する。
新たなタイプの全体除去。1ターンのディレイはあるものの、コスト2マナというのは、コントロール系デッキが序盤をしのぐための重要なカードになるかもしれない。
- ■熔けている刀身
このカードが自分の手札にある場合 このカードは毎ターンランダムな武器に変形する。
「変身者ゼラス/Shifter Zerus」の武器バージョンといえるカード。