米ロサンゼルスで開催されたE3にて、SIE Bend Studioが手掛けるPS4向けオープンワールドサバイバルアクション『Days Gone』のメディアブリーフィングが開催。今ブリーフィングでは、プレスカンファレンスのトレイラーとは別の展開に発展するゲームプレイを開発者自身が実演してくれました。
『Days Gone』は、パンデミックによるポストアポカリプス後の世界で生き抜く人々を描くサバイバルアクション。感染者「Freaker」が大量に襲ってきたり、感染した野生動物が登場するという独特の世界観で注目を集めています。E3トレイラーでは、雨の日にバイクで仲間の捜索に向かった主人公Deaconが、敵勢力のトラップにはまりつつも襲撃をうまくかわし、近くにいるFreakerを利用しながら敵の野営地を襲撃するというものでした。
今回、実演してくれたデモでは、トレイラーでは雨だった天候が雪に変わっていました。バイクで捜索に向かったDeaconは、双眼鏡を使ってトラップを発見。反対側へ周り、待ち伏せしている敵をステルスキルするというトレイラーにはなかった展開に。その後、近くの死体から斧を広い、敵の野営地に潜入する途中で鎖に繋がれたFreakerで遊んでいる敵を発見。鎖をスナイパーライフルで狙撃すると自由になったFreakerが敵を倒してくれるというシチュエーションも発生。最終的には、トレイラーと同じように仲間を助け出しますが、ミッションの途中にはプレイヤーの行動によって変わるシチュエーションがいくつも用意されているようでした。
また、主人公には一定条件でアンロックされていくスキルが存在しているとのこと。スキルを駆使することで、戦闘やサバイバル能力の幅が広がり、様々な戦略が立てられるのだと開発者は語りました。デモでは、過去に起こった行動の一部を確認できるスキルとスローモーのようなスキルを確認できました。
メディアブリーフィングの終盤ではBend Studioの開発者へのQ&Aが行われたので、その内容もご紹介。
――本作の主人公の目的はなんでしょうか。
野営地の外にいるすべてのものがプレイヤーを殺しにくるという世界になっています。主人公はアウトローのバイク集団の1人で、基本的に彼らは何かに飢えています。そして、サバイバルを行なっていく中で生きる理由を見つけていくのです。
――キャンプ場について。
デモは陣地となる野営地からスタートしましたが、ワールド上にはサブミッションや資源を得ることができる野営地がいくつも存在しています。主人公のDeaconは賞金稼ぎの傭兵なので、どの勢力にも所属はしていません。
――武器について。
武器は壊れてしまうことがありますが、クラフトによって増強することが可能となっています。
――主人公のバイク以外の乗り物は登場しますか。
この世界の道路は「Broken Road」と呼ばれています。自動車がいたるところに破棄されており、それを自然が取り込もうとしている場所なのです。ですので、自動車を運転することがあっても遠くへ運んではくれないでしょう。また、他人のバイクにも乗ることはできますが、アップグレードできるのはDeaconのバイクだけとなります。サスペンションを強化すれば、ジャンプの落下時のダメージを減らすことができます。マップには常に表示されていますので、自分のバイクがどこにあるかを把握することは重要なポイントとなります。
――動物のFreakerは何種類登場するのでしょう。
今のところ狼と熊についてしかお話しできませんが、デモで登場した鹿のFreakerバージョンは登場しないと思います。
――放棄された都市や残された文明は登場しますか。
他の文明が滅びて何年も経過しているゲームとは違って本作は2年しか経過していませんので、町はまだそのままで残っています。しかし、住人たちは犯罪者の襲撃を避けるために、安全な場所へと避難しなければならなかったのです。
――ワールドの広さはどのくらいなのでしょう。
他のオープンワールドのゲームに匹敵するほどのかなりの広さです。バイクを移動手段として使いますしね。私はディズニーランド版のセントラル・オレゴンと呼んでいて、ワールドには実際に存在するランドマークがいくつも存在します。私たちはより現実世界に近づけるように努力しています。
――ファストトラベルは実装されるのでしょうか。
今はお話できません。
――バイクを使わずいくことはできますか。
可能だと思いますが、非常に長い時間を要すことになるでしょう。
――解像度とフレームレートは。
PS4と4K解像度となるPS4 Pro版のどちらとも30fpsを目指しています。どちらともHDRをサポートする予定です。
――なぜ60fpsではないのでしょう。
もし60fpsにした場合、ゲームのディテールを失うなどしてしまいます。そういった理由から、私たちは30fpsにしました。
――昨年のプレイデモ映像で表示されていたFreakerの数は。
およそ100体です。PS4とPS4 Proのどちらも同様に実行できることを目標としています。
――ありがとうございました。
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