気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、FIFTYTWO開発、昨年モバイル向けにリリースされ、PC/Mac/Linux版は今年の2月1日発売、そしてニンテンドースイッチ版が今春発売予定のパズルゲーム『Kensho』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、ブロックを動かし、並べて消していくパズルゲーム。様々な障害物や、環境の異なる11のレベル。幻想的なアートと音楽が独特な雰囲気を構築しているのが特徴のタイトルです。日本語にも対応済み。
『Kensho』は410円で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。
Mikhail Shagin氏(以下Shagin氏):私たちFIFTYTWOは、3人の男性によるゲーム開発チームです。ロシアのニジニ・ノヴゴロドを拠点としています。
――本作はいつどのようにして開発が始まったのでしょうか?
Shagin氏:パズルゲームの開発というのはなかなかトリッキーで、『Kensho』の開発開始は2年以上前に遡ります。以来、何度もデザイン変更を繰り返し、自分たちの独自のスタイルを確立させていったのです。当初はパズルゲームとして可能な限りシンプルなものを作ろうと思ったのですが、最終的にはシンプルな2Dゲームからリッチなビジュアルのものへと変わっていきました。
――本作の特徴を教えてください。
Shagin氏:『Kensho』のサウンドトラックは、スウェーデンのミュージシャンであるOscar Rydelius氏によって作られています。独特な雰囲気を表現するため、11のオリジナル曲が作られました。彼は、ハーモニウム、バイオリン、ピアノ、アコーディオン、ギター、エレキベース、鍵盤ハーモニカ、ハーモニカという本物の楽器を使用し、これらの作曲を行なっています。
また、ゲーム内のすべてのディテールは愛を持って磨き上げられています。おそらくそれが、本作が高い評価を受け、アートと音楽の両方の面でいくつかの賞を受賞したことに繋がったのでしょう。
――本作が影響を受けている作品はありますか?
Shagin氏:私たちは日本のアーティストであり、光と陰を巧みに使う高松和樹氏(注:現代美術家)に影響を受けています。私たちは彼の作品のような陰を表現する方法を見つけ、それが『Kensho』の独特なスタイルを作り上げています。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Shagin氏:遊んでいただければ、必ず気に入っていただけると思います!本作の見た目、感覚、そして音に至るまで、心血を注いで開発を行いました。『Kensho』で超現実的な世界の旅へ出発してみてください。
――ありがとうございました。
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