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極寒都市運営シム『Frostpunk』「厳しく暗いリアリティを追求」【注目インディーミニ問答】

今回の「注目インディーミニ問答」では、11 bit studios開発の極寒都市運営シム『Frostpunk』開発者へのミニインタビューをお届けします。

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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、11 bit studios開発、PC向けに4月24日に発売された極寒都市運営シム『Frostpunk』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、極寒の都市を舞台に繰り広げられるディストピア風味の運営シミュレーション。陰鬱な雰囲気のビジュアルと厳かなBGMが世界観にマッチし、道徳心が刺激される困難な決断が求められるゲーム性が特徴です。海外レビューでもハイスコアが記録されており、今後の日本語対応も決定しています。

『Frostpunk』は3,090円で配信中



――まずは自己紹介をお願いします。

Karol Zajaczkowski氏(以下Zajaczkowski氏):こんにちは!Karol Zajaczkowskiと申します。ポーランド、ワルシャワのインディーゲームスタジオである11 bit studiosで働いています。

――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?

Zajaczkowski氏:『Frostpunk』の開発は、私たちの前作である『This War of Mine』を発表した頃に始まりました。大事なことは、本作は元々今あるものとは全く異なる作品だったと言うことです。当初からスチームパンクのアイデアはありましたが、本作をより個性的なものにするには、それ以上に何かが必要だと思ったのです。社内で数ヶ月に渡り打ち合わせを行なった結果、凍りついた世界のアイデアが登場し、これこそが私たちに欠けていたものだとわかったのです。これが2015年だったと思います。以来、今見ることができる本作の開発が行われています。

――本作の特徴を教えてください。

Zajaczkowski氏:本作は「シティビルダー+サバイバル」と言う、異なるジャンルを組み合わせたユニークな作品で、今までに見たことがないものではないでしょうか。地球最後の都市のリーダーとして、プレイヤーは建物の建設だけでなく、人々にも気を配らなくてはなりません。文明は没落し、新たなものがどのようなものになるか、それはあなた次第です。多様な選択肢から自分が正しいと思うものを選び、それが人々の運命を左右することとなります。多くの場合、あなたは「理想的な正義」よりも「ひどすぎない悪」を選ぶことになるでしょう。

――本作が影響を受けたものはありますか?

Zajaczkowski氏:もちろん、私たち以外にも多くの人が凍りついた世界を舞台とした作品を作っています。多くの本や映画がありますよね。私たちはこれらの多くに親しみがありますが、直接インスピレーションを受けたとは思っていません。『Frostpunk』において、私たちは自分たちが探索してみたいと思うような、私たち自らの全く新しい世界を作り上げています。スチームパンクの世界ではありますが、実在してもおかしくないようなものです。驚異的なマシンが登場するファンタジーとは違い、明日を生き抜くことも大変な、厳しく暗いリアリティを追求しています。この世界では、超えてはならない一線はどこなのか、そしてその考えを変えるのにどれぐらいの時間がかかるか、自分に問いかけることになるでしょう。

本作がインスピレーションを受けた作品とはっきりと言えるものは、ポーランドの作家 Jacek Dukaj氏によって書かれた「Ice」と言うSF小説です。

――日本語対応がされると言うお返事を以前いただきましたが、具体的な配信日は決まっていますか?

Zajaczkowski氏:テキストの量が膨大であることから、残念ながらリリースには間に合わせることができませんでした。しかし翻訳作業自体は順調に進んでいますので、今後配信されることになるでしょう。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Zajaczkowski氏:一つ、言えることがあります。もし独特なゲーム体験を探しているのであれば、『Frostpunk』をぜひお試しください。今までこのようなゲームは見たことがないでしょう。

――ありがとうございました。
《SEKI》
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