12年に及ぶプロジェクト『FF15』で田畑氏が残したレガシーとは?ーそして『FF16』に求めること【特集】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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12年に及ぶプロジェクト『FF15』で田畑氏が残したレガシーとは?ーそして『FF16』に求めること【特集】

2016年11月29日の発売から、今月で2周年を迎える『FINAL FANTASY XV』。先日スクウェア・エニックスによる公式特別番組にて、本作の今後について衝撃的な発表がありました。これを受け、ゲームライターたちが『FF15』をあらためて考え直す座談会を開催しました。

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12年に及ぶプロジェクト『FF15』で田畑氏が残したレガシーとは?ーそして『FF16』に求めること【特集】
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2016年11月29日の発売から、今月で2周年を迎える『FINAL FANTASY XV(以下、FF15)』。発売当初の本作は、プレイヤーから賛否両論の反応がありましたが、アップデートを重ねることで問題点が修正され、遊びやすくなっていきました。その後も各キャラクターを掘り下げたストーリーをDLCとして配信したり、PC版のリリースによってModの使用を解禁するなど、さまざまな展開が行われています。

しかし2018年11月8日、スクウェア・エニックスによる公式特別番組にて、本作の今後について衝撃的な発表がありました。これを受け、ゲームライターたちが“『FF15』とはなんだったのか? ”をあらためて考え直す緊急座談会を開催しました。

ゲームライターはどれくらいプレイした?



真ゲマ
司会を担当する真ゲマです。まず読者に向けての簡単な注意になりますが、今回の座談会は『FF15』のネタバレを含んでいます。さて皆さん自己紹介をするとともに、『FF15』をどれくらいまでプレイしたかも教えてくれますか?

葛西祝
ジャンル複合ライティング業者の葛西です。50時間ほどプレイして本編はクリア済み。『FF15』は本編がRPGにキャンプや写真、クロスメディアでアニメに映画の展開など、ジャンルが闇鍋みたいになってるところが好みでした。トロフィーのコンプリートはしておらず、『ファイナルファンタジーXV ポケットエディション(以下、ポケットエディション)』は触りのみ遊んだくらいかな?

G.Suzuki
ミリタリー系のゲームが好きなG.Suzukiです。最近はゲーム史をより深く知るために過去の文献やインタビューを漁っています。『FF15』は37時間ほどでクリア済み、トロフィーのコンプリートはしていないです。

Daisuke Sato
Daisuke Satoと申します。現地取材を行ったりたまに映像を作っています。ホラーゲームが好きすぎて部屋を真っ暗でプレイしても怖さが物足りなくなって久しいですね。『FF15』は4時間ほど遊んで途中で投げだしました。『ポケットエディション』もプレイしたんですが、そちらは5時間くらいで止まっていて……。

真ゲマ
Satoさんはこの中で唯一『FF15』を投げだしたメンバーなんですね。どこで進めるのがしんどくなってきたのかも座談会で話していただければと思います。

ストーリーを補完するはずだったDLCの開発中止


真ゲマ
先日の『FF15』公式特別番組にて、いくつか大きな発表がありました。まず2019年春に「未来への夜明け」として展開を予定していた4つのDLCのうち、アラネア編、ルナフレーナ編、ノクティス編の3つの開発中止が発表。皆さんはゲームライターとしてこれをどう受け止めていますか?

Daisuke Sato
急だったなという印象と、ストーリーのコアな部分となるであろうルナフレーナ編、ノクティス編がキャンセルというのが特に驚きましたね

G.Suzuki
まず正直言えばとてもショックで、せめて外伝のアラネア編もやってみたかったですね……。それでも世界観を広げるアーデン編がリリースされるだけでもマシかなと思います。

葛西祝
『FF15』は発売後もリアルタイムで楽しませる試みを見せた、シリーズの中でも異色なタイトルだと思うんです。それでもいつか終わりがくる、とは分かってはいたんですが、こんなふうに打ち切りみたいな形はキツいんじゃないかと

真ゲマ
皆さん「急だな」という受け止め方をされているんですね。


G.Suzuki
もともと2018年4月のPAX Eastにて新展開をする!って発表がありましたからね。「まさか7ヵ月でそれが覆されてしまうとは」というのはあります。

葛西祝
そうですね。ただ逆に、家庭用ゲーム機がメインかつシングルプレイのRPGで、発売してから2年間も修正を続けたり、定期的にイベントをやったりとよく続けてこれたとも思います。あまり例のない遊び方を提供したタイトルじゃないでしょうか。

G.Suzuki
『FF15』の本編リリース後に、何らかの形で新たなコンテンツ展開をしてきたのもあったので、DLCが開発中止になるというのは予想もしていませんでした

『FF15』の舵取り役、田畑端氏の退職



真ゲマ
さらに、本作のディレクターを務め、『FINAL FANTASY XV UNIVERSE』のプロデューサーでもあった田畑端氏が、2018年10月31日をもって開発スタジオLuminous Productionsおよびスクウェア・エニックスから離脱。同スタジオは今年の3月に発足されたばかりでしたが、こちらも急な発表で驚きましたね。

葛西祝
自分は田畑氏がディレクターを引き受けてから『FF15』に興味を持ったので、この異色なプロジェクトをどんなふうに引っ張っていくのかには注目していたんです。

どうあれ、とんでもない長期に渡った開発から、完成まで持って行った功労者じゃないですか。なのにDLC中止も含め、これが制作発表から10数年に及ぶ『FF15』の終着点だとするとあまりにも……。

Daisuke Sato
当初のディレクターは野村哲也氏でしたよね。

真ゲマ
そうですね。野村氏がディレクター兼キャラクターデザイナーを務めていましたが、2014年には『FINAL FANTASY 零式(以下、零式)』のディレクターを務めた田畑氏に変更した旨が発表されます。


葛西祝
もともとは『FINAL FANTASY XIII(以下、FF13)』の一環である、「FABULA NOVA CRYSTALLIS (ファブラ ノヴァ クリスタリス)」プロジェクトとして立ち上げられたんですよね。最初は『FINAL FANTASY Versus XIII(以下、ヴェルサス)』として、『FF13』本編の対になる内容が予定されていたそうです。

G.Suzuki
あーっ思い出しました! 思い返してみれば、当初は『FF13』のいちコンテンツとして企画されていたんですよね。

Daisuke Sato
2006年に制作を発表したとき、当時スクエニの社長だった和田洋一氏もかなり力を入れていたように記憶しています。『FF13』と『零式』、『ヴェルサス』がそれぞれ同じ神話を元にした世界観である、という展開でしたね。

『FF15』のこれからはファンが引き継いでいく?



真ゲマ
今回の発表では、PC版にて配信予定のレベルエディタについて言及がありませんでしたが、これもどうなるのかファンとしては気になるところではありますね。

G.Suzuki
そうですね。PC版はまだ持っていませんが、もしちゃんとレベルエディタがリリースされたらユーザー作成マップとか遊んでみたいし、自分で作ってもみたいです。

葛西祝
PC版でユーザーにModを作らせるというのも、『FF15』の面白い展開のひとつでしたね。PCゲームのユーザーコミュニティ次第ですごい化学反応は起きるんじゃないかって見てました。

公式が実質的に『FF15』の展開を終結するぶん、レベルエディタを公開することで、ユーザーがある意味『FF15』の展開を引き継ぐところは見たいですよ。ミッションなりストーリーなりをファンが作り続けることで、『FF15』は生き続けるというか

G.Suzuki
公式にModがサポートされたのもシリーズとして面白い展開でしたよね!

Daisuke Sato
クリアまでいけなかった人間としては、レベルエディタで無限にマップが作られるのは恐ろしいですね……。『FF13』で一本道になっていた時に、『The Elder Scrolls V: Skyrim(以下、Skyrim)』の衝撃がスクエニの中であって、それでModとか積極的にやろうとしたのかなあという印象は受けました。

G.Suzuki
SteamワークショップにあるMod群を見てみると、ネタであれガチであれ、ユーザーがどんなものを入れたいというのがわかるのが面白いですよね。


葛西祝
うわっ!もう今回の公式発表で、DLC制作中止をネタにした墓のModがある!(苦笑)

『Half-Life』や『Left 4 Dead』などのModの多様さを振り返ってみても、本格的にミッションも作れるレベルエディタでユーザーがどんな風に『FF15』を再構築するのかは見たいですからね。

次のページ:あらためて『FF15』を振り返る
《葛西 祝》
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