2018年に10周年を迎えていた名作ゲーム10選―『GTA4』『Fallout 3』『MGS4』…【特集】 2ページ目 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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2018年に10周年を迎えていた名作ゲーム10選―『GTA4』『Fallout 3』『MGS4』…【特集】

今回は、今のゲームにも決して負けない熱き魅力を放つ2008年のゲームタイトルから、筆者が独断と偏見で選んだ10本をご紹介します。

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2018年に10周年を迎えていた名作ゲーム10選―『GTA4』『Fallout 3』『MGS4』…【特集】
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『Fallout 3』



■デベロッパー:Bethesda Game Studio
■パブリッシャー:ベセスダ・ソフトワークス、ゼニマックス・アジア
■発売日:2008年12月4日(Xbox 360)2009年1月15日(PS3)2009年10月13日(PC)
■機種:PS3/Xbox 360/PC

言わずと知れた名作オープンワールドRPG。シリーズとしては5作目ですが、元々はInterplay Entertainmentの所有していたIPを買い上げて開発したため、ベセスダにとっては初の『Fallout』シリーズとなります。自由度の高さと緻密に構成された世界観で人気を博す『The Elder Scrolls』シリーズのBethesda Game Studioの開発ということもあり、本作も作品世界の中に生きる1人の人間として、様々なロールプレイが楽しめるようになっています。

シリーズ初となるFPS/TPS視点による、アクション性の強いゲームシステムを採用しただけでなく、1作目から登場する「V.A.T.S.」をうまく組み込み、ターンベース的な戦闘も再現。すでにカルト的人気を獲得していた本シリーズに新たな風を呼び込むことを実現しました。「ベセスダのFallout」を決定づけた、意欲作と言えるでしょう。

『Left 4 Dead』



■デベロッパー:Valve
■パブリッシャー:Valve、Electronic Arts、ズー
■発売日:2008年11月17日(PC)2009年1月22日(Xbox 360)
■機種:Xbox 360/PC

『Counter-Strike』や『Team Fortress 2』といった人気マルチプレイヤーを手掛けるValveが、2008年11月にリリースした本作。最大4人のパーティでゾンビの大群の中を進んでいくという、今ではすっかり定番となったスタイルの草分け的なタイトルです。プレイヤーたちの体力と弾薬状況を把握し、ゾンビやアイテムの出現量、配置を調整する「AI Director」と呼ばれる特殊なシステムが存在。これによって、毎回のゲームプレイが変化するという特徴を持っています。

シンプルながらツボを押さえた戦闘、初心者からハードコアゲーマーまでカバーするレベルデザイン、リプレイ性の高いゲーム内容が揃った非常に秀逸な作品であり、リリース直後から高い支持を得ました。本作と同じマップをプレイできる続編『Left 4 Dead 2』の登場で、プレイ人口は少なくなってしましましたが、その『2』がリリースから9年が経つ現在も過疎とは無縁の人気を誇るあたりに、本作のポテンシャルの高さがうかがえますね。

Valveさん、そろそろ「3」を数えていただいてもいいんですよ!

『Dead Space』



■デベロッパー:Visceral Games
■パブリッシャー:Electronic Arts
■発売日:2008年10月14日(国内発売は無し)
■機種:PS3/Xbox 360/PC

本作は、しがないシステムエンジニアを主人公に、近未来的な工具でクリーチャーと戦う、ユニークなSFサバイバルホラーです。敵となる「ネクロモーフ」は人間(主に死体)を素体としたおぞまじいクリーチャーであり、ゾンビともエイリアンとも形容できない姿が特徴です。

彼らは一般的なホラーアクションにおける敵の弱点「頭部」ではなく、四肢を切断することで大ダメージを与えられるのがポイント(頭部切断が効果ゼロなわけではない)。激しい四肢欠損がゲーム内の随所に見られます。これらの残虐描写のためかは定かではありませんが、日本国内での販売が見送られています。ただし、Wii向けタイトル『デッドスペース エクストラクション』はシリーズで唯一、公式日本語版がリリースされています。

ゲーム自体は、HUDを極限まで排し、体力ゲージなどはスーツ背面にデザイン、弾薬の残数は武器に直接表示するほか、ロード画面を挟まずプレイが進行するなど、没入感を高める演出が徹底されています。宇宙が舞台となるため、無重力空間を進むシーンなども存在。ゲーム中に獲得したお金で装備を強化するRPG的な要素もあり、プレイヤーを飽きさせない、細部まで趣向を凝らした作品でしょう。

『ペルソナ4』



■デベロッパー:アトラス
■パブリッシャー:アトラス、スクウェア・エニックス、ユービーアイソフト、SCE
■発売日:2008年7月10日
■機種:PS2

次に紹介するのは、人気RPG『ペルソナ』シリーズでも屈指に"明るい"タイトル『ペルソナ4』です。2012年に新要素を追加した『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』、2015年に『ペルソナ4 ダンシング・オールナイト』がPS Vitaでリリースされ、アニメ版も2011年(ペルソナ4)、2014年(ザ・ゴールデン)に放送。さらにクロスオーバー作品にも本作キャラが出演しているため、そこまで古い印象のない本作ですが、オリジナルは2008年のリリースでした。

青春群像劇と怪奇事件を追うサスペンスが同居するストーリー、スタイリッシュなビジュアルデザイン、王道でありながら奥深いターンベースの戦闘など、押さえるべきところをきっちり押さえた本作は、当時PS3などが既にリリースされていましたが、PS2作品だったにもかかわらず高評価を獲得しました。

『メタルギア ソリッド 4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット』



■デベロッパー:小島プロダクション
■パブリッシャー:コナミデジタルエンタテインメント
■発売日:2008年6月12日
■機種:PS3

ステルスアクションゲーム『メタルギア』シリーズ初のPS3作品となる本作。ナンバリング前作『メタルギアソリッド 3』の迷彩服システムを発展させた「オクトカム」、敵兵の気配を視覚的に感知できる「スレットリング」といった新要素のほか、量産型無人機「月光」や強化兵「ヘイブン・トルーパー」など、これまでにはなかったような敵キャラクターも登場しています。

全世界で同時発売された本作は、「日本ゲーム大賞 2009」の大賞を受賞するなど各所から高い支持を受けました。また、シリーズを通しての主人公「ソリッド・スネーク」の物語が完結し、本作にて一区切りをつけた形に。ストーリーも当時、現実世界で存在が認知されるようになっていたPMC(民間軍事請負企業)をベースにしていたことも注目を集めました。



以上、筆者の独断と偏見による10選をご覧いただきました。こうしてみると、とんでもない大作揃いの1年だったんだなと思えますが、よくよく考えると毎年のようにそう思っているような気がします。つまりそれほど、ここ数年のゲーム市場は豊作ということなのでしょうか。いずれにしても、親しみのある作品たちがもう10年前だと言われると、時の流れの速さに少しショックを受けてしまいますね…。

また、これまで挙げた10本はもちろん筆者の選考によるものなので、「あのタイトルがない。やり直し。」というお声があることも重々承知しています。是非これだけは!という1本があれば、1本とは言わず5本でも10本でも、コメント欄にお寄せいただければ幸いです。
《TAKAJO》
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