気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Silver Dollar Games開発、PC向けに4月15日リリースされた棒人間カンフーアクション『One Finger Death Punch 2』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、2つのボタン操作だけで楽しめるカンフーアクション。プレイヤーは選ばれし白棒人間となり、高度な武術や様々な武器、スキルを駆使して400以上のレベルで戦いを繰り広げます。4つのエンドレスサバイバルモードや2つのガントレットランモードも搭載。日本語にも対応済みです。
『One Finger Death Punch 2』は820円で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。
Jon Flook氏(以下Flook氏)Silver Dollar Gamesはカナダ人の兄弟二人で活動しています。Daveがプログラミング、Jonがプロデュースです。二人でXbox 360向けに小さなゲームを70本以上開発してきましたが、一番知られているのは『One Finger Death Punch』でしょう。
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?
Flook氏私たちがゲーム開発を始めたのは12年ほど前になります。コンピュータプログラミングのちゃんとしたトレーニングは受けず、暇なときに趣味でゲームを作り始めました。私たちのデビュー作はとてもシンプルなもので、わずか2~3個のボタンで遊べるようなものでした。そのおかげもあり、本作も2つのボタンでプレイすることができます。開発はXbox 360向けに2009年に開始されたのですが、2014年にはプラットフォームをSteamに移しました。今年中には本作を持って、またコンソール市場に戻ろうと思っています。
――本作の特徴を教えてください。
Flook氏本作はカンフーの楽しさをわずか2つのボタンで再現しています。そのため、誰もが楽しむことが可能です。いつでも起こるアニメーションが1,000以上用意され、26のスキルを組み合わせることで、クールな棒人間の究極の戦いを描きます。本作一番の特徴は、どんなことがいつでも起こる、ということでしょう。素晴らしい光景の連続ですよ。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Flook氏すべてが映画からの影響です。「ドランクモンキー 酔拳」「燃えよドラゴン」「ブラッド・スポーツ」は古典的作品で、子供の頃から何度も見ました。しかし本作のコアとなるコンセプトに最も影響を与えたのは、ブルース・リーの「ドラゴン怒りの鉄拳」、ジェット・リーの「ザ・ワン」です。私たちはカンフー映画を見て育ちましたので、ファンの皆さんに恩返しをできるのはとても光栄なことです。
――本作の日本語対応について教えてください。
Flook氏本作はすでに日本語に対応済みですが、よりローカライズの質を高めるために作業を行なっています。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Flook氏本作は最も純粋なアクション体験となるでしょう。市場の他のゲームよりも安い価格で、最も反射神経を問われるゲームプレイとなっています。もしあなたがカンフー好きならば、その期待に応えられると思います。本作の開発には5年をかけました。心と魂を込めて作りましたので、気に入っていただけると嬉しいです。
――ありがとうございました。
関連リンク
編集部おすすめの記事
特集
連載・特集 アクセスランキング
-
大自然でまったりと暮らすやさしいサバイバルゲーム『Under Canopies』がリラックスしながら遊べそう―非暴力の平和な世界でスローライフ満喫【今週のインディー3選】
-
『Stellar Blade』すべての国で無修正版提供と公式明言/ゾンビサバイバル『7 Days to Die』10年以上を経て6月ついに正式リリース/ムチムキ「キャミィ」1/4スケールスタチューが登場【週刊スパラン4/19~】
-
【特集】『百英雄伝』はなぜヒットした?伝説のRPG『幻想水滸伝』のスタッフが贈る、正義と真実の物語
-
今週発売の新作ゲーム『Sea of Thieves』『フロントミッション セカンド:リメイク』『FOREVER BLUE LUMINOUS』他
-
GWは皆で集まれるチャンス! 『Slay the Spire』の元ネタを含む名作ボードゲームを5つ紹介【特集】
-
【読者の声】2024年5月発売の新作ゲームは何を買う?―注目タイトルまとめ!
-
『百英雄伝』反体制の危険な本?民衆の喝采を浴びるアウトローの物語「水滸伝」【ゲームで世界を観る#74】
-
【吉田輝和の絵日記】美少女がド派手にスタイリッシュアクション!『Stellar Blade』体験版をプレイ
-
海外レビューハイスコア『サガ エメラルド ビヨンド』―これは『サガ』ファンのための『サガ』だ
-
『崩壊:スターレイル』渋谷・宮下公園にリアル「ピノコニー」登場!一周年記念イベントを“ファン目線”で楽しんできた【イベントレポ】