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『World War Z』プレイレポート!圧巻のゾンビラッシュを真正面から蹴散らせる爽快感あふれるCo-opシューター

Co-opシューター『World War Z』のキャンペーンモードについてご紹介。基本的なゲームシステムや、他のゾンビCo-opゲームと比較したプレイレポートをお届けします。

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『World War Z』プレイレポート!圧巻のゾンビラッシュを真正面から蹴散らせる爽快感あふれるCo-opシューター
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2019年4月16日に発売を迎えた『World War Z』は、同名の映画を原作としたCo-opシューター。プレイヤーは、パンデミックにより大量のゾンビが蔓延る世界を舞台に、最大4人のパーティーを組んで、生き残りをかけた戦いに挑みます。

本作は、エピソード形式で他のプレイヤーたちと共にゾンビと戦う「Co-op Campaign」と、2つの4人プレイヤーチームとゾンビによる三つ巴の対戦が楽しめる「Multiplayer」を収録。本稿ではその中から「Co-op Campaign」を選び、ほかのゾンビCo-opゲームと比較しながらのプレイレポートをお届けします。なお、今回のプレイではPC版を使用し、バージョン1.04時のコンテンツを基に執筆しています。


「Co-op Campaign」では記事執筆時点で、「ニューヨーク」「エルサレム」「モスクワ」「東京」の4都市を舞台にしたエピソードがプレイ可能です。1つのエピソードは基本的に3つのミッションで構成(東京は現在2ミッションまで。最後のミッションは5月中のアップデートにて追加予定)。ゾンビCo-opゲームの代名詞『Left 4 Dead』とは違い、ひとつのミッションをクリアするごとにプレイが終了し、リザルト画面の後、マッチングロビーに戻ってくることになります。


使用キャラクターは各エピソードごとに固定ですが、後述する6つのクラスは自由に選択できるため、プレイの幅が制限されることはありません。

難易度は5段階。選択した難易度によってゾンビの体力や攻撃力が増加したり、アイテム出現量、死亡時のリスポーン時間などが変化します。また、クリア時に獲得できる、経験値や武器・パークの取得に使用されるポイントも増加します。なお「Co-op Campaign」は、オフラインによるソロプレイも可能なので、ミッションの下見や新しい武器やパークを試したりなど、自分のペースで遊ぶことできます。

Fixerはサプライバッグで炸裂弾を支給することが可能。この他にも、入るとゾンビから認識されなくなる煙を出すマスキンググレネードが使用できます。

Hellraiserは重火器や爆発物の扱いに特化しており、C4やクレイモアなどが使用できます。

本作独自の要素として、クラスシステムの存在が挙げられます。使用できるクラスは、「Gunslinger」「Hellraiser」「Medic」「Fixer」「Slasher」「Exterminator」の6種類です。

それぞれに使用できるガジェットやパークが異なっており、近接戦闘に特化したり、味方に一時的な体力ブーストを与えたりと、各クラスごとに様々な特徴を備えています。これらクラスの組み合わせによってプレイの難易度も大きく変わってくるので、どのような編成で行くかを考える楽しみもあります。

敵を自動で攻撃してくれるセントリーガン。弾切れを起こしたときは、手動で再装填できます。

迫撃砲は、特定地点のみですが、広範囲を巻き込む攻撃が可能。

電気柵は特定の地面や金網に設置し、ゾンビを感電させて動きを止めます。

機関銃で押し寄せるゾンビの群れを蹴散らすのは、「爽快」の一言!

プレイ映像を見ると、まさにTPS版『Left 4 Dead』といった趣きを感じさせる本作ですが、実際にプレイしてみると『Left 4 Dead』とは違った魅力が見えてきます。特に要所で発生する、拠点や車両を防衛するというシチュエーションでは、電気柵やセントリーガン、機銃といった武器やバリケードを特定地点に設置でき、どこに何を配置するかという戦略性が生まれています。パーティの顔ぶれによって、各プレイヤーの使用するパークやガジェットも変化するので、様々な展開に遭遇することになるでしょう。



原作映画おなじみの「ゾンビ壁」も、もちろん再現。ゾンビラッシュのたびに拝めますよ。

また、三人称視点になったことで視野が広がり、単純にプレイしやすくなっただけではなく、はるか彼方からこちらに向かって全力疾走してくるゾンビの群れを、大迫力で感じることができます。画面を埋め尽くすほどのゾンビの大群といえば、発売されたばかりの『Days Gone』も同様ですが、あくまでもサバイバルに重きを置いたあちらに対して、本作ではその大群を真っ向から迎え撃つという状況が楽しめます。



本作に登場するゾンビは、最近流行の走るタイプ。基本的にはのろのろ動いたり、うずくまってジッとしていますが、銃声や爆発音などに反応して殺到してきます。不用意な銃撃で敵の大群を招いてしまうことも多々あるので、サプレッサーを付けた武器などで静かに制圧していくプレイが有効です。

ただし、銃声などに反応して出現する群れはほとんどの場合、数十人ほどのこじんまりとしたもの。『Left 4 Dead』のように、プレイ中にランダムでゾンビラッシュが起きるといった要素は、少なくとも筆者がプレイしている際には確認できませんでした。記事執筆時点では、トレイラーに登場したような何百人もの大群は、チェックポイントでの防衛イベントなどでしか登場しないようです。

防弾スーツに身を包んだ「Bull」は背中が弱点。画像の通り、真正面からの攻撃に強いので要注意です。

「Lurker」は曲がり角などの死角に潜み、プレイヤーに飛びかかって行動不能にする厄介な敵。こうなると、仲間に助けてもらうしかありません。

ゾンビの中には、特殊な性質や能力を備えた個体も登場。上記の2種と、胴体を撃たれると周囲に毒ガスをまき散らす「Gasbag」、叫び声をあげてゾンビの群れを呼ぶ「Screamer」の計4種類が存在します。特に「Lurker」の位置取りは毎回いやらしく、どんなに気を付けていても、忘れたころに飛びかかられてしまいました。

ですが、いずれもゾンビゲームでは定番の特徴を持ったものなので、個人的な目新しさは感じず。バリエーションも少なく、いささか寂しい印象も受けました。アップデートで新たな特殊ゾンビを実装することが発表されているので、さらなる個性豊かなゾンビの登場に期待したいところです。


ミッションクリア後は、パークの取得や武器強化に使えるポイントと、今回のミッションで使用したクラス・武器の経験値を獲得できます。各クラスや武器にはそれぞれ個別の経験値が存在しており、これらを貯めてレベルを上げると、パーク取得や強化が解禁される仕組みです。

クラス経験値の貯めやすさは良好で、クリア報酬が一番低い難易度EASYでもサクサクとレベルが上がるため、パーク解禁はどんどん進むでしょう。一方、武器経験値はその武器で敵を倒さなければ上がらないため、根気が必要となります。また強化ポイントも、難易度を上げたり、効率的に周回プレイしたりと、ある程度意識しなければ貯まりづらいかなという印象を受けました。


なお、武器の種類はかなり豊富で、3段階のTierに分かれて合計18種類が登場。こちらもアップデートで新武器が追加されていくとのことなので、今後のラインナップが楽しみな部分となっています。



ゾンビの大群を薙ぎ払う爽快感に、クラスシステムや拠点防衛の戦略性、パーク取得・武器強化の成長要素などをコンパクトにまとめた『World War Z』。ミッションは20分前後で終わる程よい長さであり、ついつい「もう一回」と遊んでしまうリプレイ性もあります。ゾンビやミッションの種類の乏しさ、ランダム性のないゾンビラッシュなど気になる点も存在しますが、総じて遊びやすく、カジュアルゲーマーにもおすすめの1本といえるでしょう。




『World War Z』は、PC/海外PS4/Xbox One向けに発売中。日本語には対応していません。なお、2019年には国内PS4版が発売予定となっています。
《TAKAJO》
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