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DLC4弾のストーリー概要も明かされた「ACECOMBAT 極上爆音 FAN MEETING」…「映画にしたほうがいいのでは」発言には拍手喝采!

バンダイナムコエンターテインメントは、『エースコンバット』シリーズのファンミーティングイベント「ACECOMBAT 極上爆音FAN MEETING」を開催しました。本稿では、このファンミーティングのコーナーのひとつである「開発陣トークショー」の模様をお届けします。

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DLC4弾のストーリー概要も明かされた「ACECOMBAT 極上爆音 FAN MEETING」…「映画にしたほうがいいのでは」発言には拍手喝采!
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左から下元学氏、河野一聡氏、小林啓樹氏

バンダイナムコエンターテインメントは、豪華音響設備を備える東京都立川市の映画館シネマシティ/シネマ・トゥーにて『エースコンバット』シリーズのファンミーティングイベント「ACECOMBAT 極上爆音FAN MEETING」を開催しました。

本稿では、このファンミーティングのコーナーのひとつである「開発陣トークショー」の模様をお届けします。なお、今回登壇予定であった脚本の片渕須直監督は、ご体調が優れないとのことで欠席。その代わりとしてメインコンポーザーの小林啓樹氏が出席しました。このため「開発陣トークショー」では、『エースコンバット』ブランドディレクターの河野一聡氏と『7』プロデューサーの下元学氏、そしてメインコンポーザーの小林啓樹氏の3名が壇上に上がりました。


なお「開発陣トークショー」と「ACE COMBAT 7 プロモーション映像極上爆音上映」は、映像上映の後に登壇者がコメントするという形となりました。

■発売から約4ヶ月が経った『エースコンバット7』―極上爆音トレイラーと共に振り返る


『ACE COMBAT 7』ローンチトレイラーと共に壇上に上がった開発陣は、簡単な挨拶の後に「プロモーション映像極上爆音上映」の一環として極上爆音オープニングを披露しました。


メインコンポーザーの小林氏は、オープニング映像を初めて見せられたとき、離陸の場面ではエイブリルを魅力的に演出しなければいけないと感じたそうです。その理由は、空へと飛び立つシーンまでにプレイヤーがエイブリルの存在に納得していないと、いまいち意味の分からない場面となってしまうため。『エースコンバット』としてエモーショナルな部分を喚起しなくてはならないということで、最も力を入れたと補足しました。


河野氏は、『エースコンバット7』の幕間の映像が実写とCGを組み合わせて構成していると説明。オープニングに登場する基地を描くために、モデルとなる基地を取材していたということでした。ロケハンの最中には「これが『エースコンバット7』になるんだ!なるかも、なったらいいな……」と思っていたのだそうです。

また、実際に出来た映像は驚くようなクオリティーで、製作に関わった株式会社カラーの吉崎響氏株式会社イルカ、そしてナラティブディレクターの糸見功輔氏が頑張ってくれたと話しました。加えて、F-104が撃墜される瞬間にブランドディレクターの河野氏自身の名前が出てくることについて、「縁起が悪いのではないか」と素直な感想もポロリ。


河野氏は、映画館でオープニング映像を爆音音響かつ大スクリーンで披露したことから「ほぼ映画じゃないですか……このまま映画にしたほうがいいんじゃないですか?」ともコメント。「映画化」というフレーズが出た瞬間に、劇場内から割れんばかりの拍手が起こりました。

しかしながら、事前の打ち合わせのない突発的な発言だったために、『7』プロデューサーの下元氏は以前の河野氏の突発的な発言をもとに企画し、先日発表となった国内公式大会「RED BULL FRIDAYNIGHT STREAKS」について告知しつつ、『エースコンバット』の映画化については「今度は出来るかどうかわからない!」と補足。そして、2018年8月に公開された「Gamescom2018 ストーリーTRAILER(Dark Blue)」の極爆映像を披露しました。


河野氏は、このトレイラーには「相当苦労した」と感想を述べ、映像製作には120%の力を込めていたとも語りました。また、GC2018トレイラーは当初「Daredevill」と違う曲を採用していたこともあり、トレイラーで使う映像の選定も厳しいものであったと振り返ります。なおトレイラーの映像については、収録に参加した下元氏からとても厳しく2日撮影して1~2秒しか使って貰えなかったと発売記念イベントで説明されていました。

小林氏いわく、トレイラーの出来にダメ出ししてくるのは河野氏だったのだそう。糸見氏が「この次、どうすればいいのか分からない……」と苦悩を吐露する場面もあったと振り返ります。河野氏は、トレイラー製作を進める中で「コンマ数秒遅くて気持ち悪い」などのやりとりがあったことも語り、大変な微調整を施してきたことも明かしました。

■意見、願い、感謝、『エースコンバット』ファンとの質疑応答


続いて、ファンとの質疑応答に入りました。一人目に選ばれたファンから届いたのは『エースコンバット』のゲームシステムへの意見。「『アサルトホライゾン』のようなシステムの根本を変更したような挑戦は、今後行わないのか?」との質問で、「『エースコンバット7』は、空戦の難易度を上げられないために地上戦で尺を伸ばしているのでは…」と苦言も呈する場面もありました。


これについて河野氏は「確かに地上に敵を置くとミッションを作りやすく、空戦だけのミッションはバリエーションが作りにくいので、それに頼る傾向はある。と認めた上で、『7』で立体的な雲やポストストールマニューバーという良い新システム・環境ができた為、『アサルトホライゾン』のような抜本的なシステム改編は考えていない」と説明しました。対地戦で間延びしてしまっているというユーザーさんの気持ちは理解しているため、DLC第4弾では「大空戦が行われます!」と、次の展開を明らかにしました。

二人目のファンからの質問は「東側の戦闘機、特に大陸の“あの機体”は追加されないか?」と言ったもの。その質問が投げかけられた瞬間に劇場内で大きな拍手が起こったことから、その機体を多くのファンが欲していることは確かなようです。なお、大陸の“あの戦闘機”については以前アプローチがあったことと、資料を着々と収集している旨を述べました。


また、下元氏は戦闘機追加について「長い戦いになることをご了承ください!」とコメント。国を跨ぐことになり、導入までの調整が大変だと補足します。河野氏は、『エースコンバット』が世界の現用戦闘機をとりまとめた唯一のタイトルとなっているために、世界の戦闘機メーカーと一緒に何かをやって、航空機分野を盛り上げる媒体になれたらと答えました。


三人目のファンは、なんと戦闘機の開発メーカーにいる人物。質問ではなく、チームへの感謝を述べました。このファン曰く、トレイラーに自分が開発を手がけた「蒼い機体」が登場したことに号泣してしまったのだそうです。また『エースコンバット』を通じて航空業界に入った友人もいるらしく、その代表としても感謝を述べていました。

河野氏は感謝のコメントと共に、「ユーザーやファンの気持ちを動かす事ができたら……!という気持ちでいつも仕事に励んでいるため、航空業界やゲーム業界の方に影響を与えるような製品にしていきたく、皆様の力が製品になっているので応援よろしくお願いします!」と返答しました。


ユーザーからの要望や、映像制作の裏話、そしてDLC4弾の情報も飛び出した「開発陣トークショー」。会場やイベント全体の様子を伝えるレポート記事は後ほど公開予定ですのでお楽しみに!

※株式会社カラーの「吉崎響氏」の氏名表記は、技術的な制限により置き換えています(正しくは「崎」の右上が「立」)。
《G.Suzuki》

ミリタリーゲームファンです G.Suzuki

ミリタリー系ゲームが好きなフリーランスのライター。『エースコンバット』を中心にFPS/シムなどミリタリーを主軸に据えた作品が好みだが、『R-TYPE』シリーズや『トリガーハート エグゼリカ』などのSTGも好き。近年ではこれまで遊べてなかった話題作(クラシックタイトルを含む)に取り組んでいる。ゲーム以外では模型作り(ガンプラやスケモ等を問わない)を趣味の一つとしている。

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