気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Carlos Coronado氏開発、PC/海外スイッチ向けに5月16日リリースされた海中パズル『Koral』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、綺麗な海の中が舞台のパズルゲーム。パズルを解きながら、カラフルなサンゴ礁を蘇らせていきます。クリアするだけであれば3時間以内に終わるものの、収集要素もあり。開発者は、本作が「海へのラブレター」であるとし、日本語にも対応しています。
『Koral』は1,220円で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。
Carlos Coronado氏(以下Coronado氏)一人でインディーゲームを開発しているCarlos Coronadoです。これまでに『MIND: Path to Thalamus』(PC/スイッチ)、『Infernium』(PC/PS4/スイッチ)、そして本作(PC/スイッチ)を開発してきました。私はシンプルでありながら美しく、ゲームシステムは可能な限り簡略化しプレイするのは簡単なものの、極めるのは難しいようなゲームを作るのが好きです。この他に、私はスキューバダイビングとセーリングが大好きです。実際、本作の開発の大部分はボートの上で行いました!
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?
Coronado氏北カタルーニャの海洋保護区であるポルト・リガトにおいて、ボートの上で本作の開発はスタートしました。本作のメイキングは動画でも見ることが可能です。本作は白紙から完成まで、およそ11ヶ月かかりました。
――本作の特徴を教えてください。
Coronado氏本作をとても特徴的にしている点は、本作はプレイヤーのゲームではなく、海のゲームということです。本作の主人公は、海なのです!この他に、プレイヤーは本作をプレイすることで海のとても興味深い事実を学ぶことができます。本作は学習向けゲームではありませんが、学習にも使えますよ!また、本作のアートスタイルはとてもユニークで、手作りです。登場するすべてのサンゴは手作業で配置されています!
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Coronado氏あります!Netflixのドキュメンタリー「チェイシング・コーラル -消えゆくサンゴ礁-」から大きな影響を受けました。サンゴの白化現象は、すでにグレートバリアリーフの半分を破壊した深刻な問題です。私自身が世界の様々な場所で行なったダイビングも、本作に大きな影響を与えています!ゲームプレイとプレイ感は、『Flower』と『flOw』、そして『ABZU』から直接的な影響を受けています!
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Coronado氏皆さんこんにちは!私が本作の開発を楽しんだのと同じぐらい、皆さんには本作を楽しんでいただけると嬉しいです!どうか海を愛し、大切にしてくださいね!
――ありがとうございました。
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