『PONG』とRPGが融合?『Hypergalactic Psychic Table Tennis 3000』は個性的なアイデアがてんこもり―ロマンスもあるよ【爆速プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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『PONG』とRPGが融合?『Hypergalactic Psychic Table Tennis 3000』は個性的なアイデアがてんこもり―ロマンスもあるよ【爆速プレイレポ】

『PONG』とRPGが合体してARPGに?『Hypergalactic Psychic Table Tennis 3000』を爆速プレイレポ!

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『PONG』とRPGが融合?『Hypergalactic Psychic Table Tennis 3000』は個性的なアイデアがてんこもり―ロマンスもあるよ【爆速プレイレポ】
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最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。

今回は2020年3月3日にBlue Wizard DigitalよりPC向けにリリースされた『Hypergalactic Psychic Table Tennis 3000』について、生の内容をお届けします。



『Hypergalactic Psychic Table Tennis 3000』とは



本作は、Blue Wizard Digital手がけるインディー作品。古典的なコンピュータゲームである『PONG』(いわゆるピンポンゲーム)にRPGの要素をプラスした結果、見慣れたスポーツゲームがアクションRPGとして生まれ変わっている不思議なゲームです。

えっ、『PONG』とRPGって融合するの!?



そんな奇想天外な本作ですが、NPCと戦う3点先取の『PONG』が基本となっており、ゲームはこれを繰り返すことで進行していきます。ただし、プレイヤーは勝負に勝つたびレベルアップ・成長出来るようになっており、戦いを重ねるたび新たなスキルを手に入れたり、能力値を伸ばしていくことが可能になっています。

パドルのサイズもWDTとHGTで成長させられる

例えばAGIを上げればパドルの移動速度が上がりますし、「FATE」スキルのレベルを上げれば勝利後に受け取れるアップグレードの種類が増加します。これを繰り返し、より強いパドルになって相手に挑むのが本作の流れになります。


また、本作には装備の概念もあり、スキル「FASHION SENSE」を取得するとアップグレードとして新たな防具をランダムで獲得することも可能です。ちなみにこれらのアイテムを装備すると、プレイヤーが操作するパドルの見た目も若干変わります。

ちなみに、本作では勝負に負けても覚えたスキルや能力・装備を次のプレイに引き継ぐことが可能。ただし、筆者が確認した限りでは装備のみロストする場合があったため、注意が必要です。

肝心の『PONG』パートは…?



…さて、先ほど本作は「3点先取の『PONG』が基本になっている」と申し上げましたが、実はこの『PONG』パートにもユニークなアイデアが取り入れられています。その1つとして挙げられるのが、「プレイヤー・エネミーのパドルに体力という概念がある」点。

極太パドルや激長パドルなど、敵パドルのサイズは様々。ボスの中には、最早パドルですらないものもある

通常のピンポンゲームは何度でもパドルでボールを返すことが出来ますが、本作ではボールを打ち返すたびパドルの体力が減少するようになっており、ゼロになれば強制的にパドルが破壊されます。そのため、プレイヤーは自分や相手の残り体力を鑑みつつ、長期戦を試みるか、短期決戦で決めるかなどの戦略を構築しなければなりません。

左の赤いゲージがプレイヤーの体力、左の青いゲージがマナの総量。相手の体力は上部のゲージに表示される

そしてもう1点、本作には「マナ」の概念があり、これを消費することでアップグレードで覚えた魔法(Spell)を使用することが出来ます。魔法にはボールの軌道を変えたり相手の体力を減らしたりすることが出来るファイアボールや、自身の体力を回復するヒールなどが存在しており、これらを使用するタイミングも戦略の1つとなっています。もちろん、アップグレードで能力値を向上させれば、マナや体力、あるいは魔法の効果なども成長させることが可能です。

入り込んだボールが移動するワープホールギミックも存在。筆者はこれがかなり苦手だった

また、もう1つ特徴的な要素として、プレイの度に全く異なるマップがマッチの舞台になることが挙げられます。ファイアボールを無効化する水ブロックやスリップダメージを受ける毒沼、一定数ボールが当たると爆発する地雷など様々なギミックが(恐らくはランダムで)登場するため、マッチの度に異なる戦いが繰り広げられるでしょう。


ちなみに、本作にはなんとロマンス要素も存在しており、時折戦闘中などに挟まれる対話パートで正しい会話をすることが出来れば、エネミーとのロマンスを成功させたとしてポイントを獲得したり、相手を弱体化させたりすることが可能です。ただし、失敗すれば相手を怒らせてしまうので要注意…。



現代ではありふれたピンポンゲームを突飛なアイデアで独創的な作品にした『Hypergalactic Psychic Table Tennis 3000』。今回お伝えした以外にも動物への騎乗要素や様々な魔法などが存在するため、値段の割には長く遊べるのではないかという印象を受けました。

ただ、主に上述したロマンス要素で若干の英語力が必要とされる点や、スペックに問題はなさそうなのに何故か初回起動時だけフリーズがやたら多かった点(特にフルスクリーン時)は気になったので、日本語の実装やしかるべき安定化などがあるとより遊びやすくなりそうです(ただし、後者に関しては筆者の「おま環」である可能性もあるかもしれません。筆者の使用しているPCスペックについてはこちらをご参照ください)。

とはいえ、ローファイなのに新鮮なゲームシステムやオールドながら癖になるBGMなど、ワクワクする箇所の多い作品であるのは間違いありません。簡単な英語さえ読めれば基本的なテキストは十分理解できると思うので、たまにはちょっとシンプルめな作品を遊びたい…と思う方には最適かもしれません。

タイトル:Hypergalactic Psychic Table Tennis 3000
対応機種:PC(Steam)
記事におけるプレイ機種:PC
発売日:2020年3月3日
記事執筆時の著者プレイ時間:2時間程度
価格:205円(2020年3月11日までは135円)


《吉河卓人》
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