気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Crazy Monkey Studios開発、PC/Mac/海外PS4/Xbox One/スイッチ/iOS/Android向けで3月12日にリリースされた、カラフル探し物ゲーム『Hidden Through Time』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、カラフルで可愛らしいマップの中から様々なオブジェクトを見つける、「ウォーリーを探せ!」のような探し物ゲーム。マップエディタも付いているので、自分で作ったマップをシェアしたり、他のプレイヤーのもので遊ぶこともできます。日本語にも対応済み。
『Hidden Through Time』は、899円で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。
Crazy Monkey Studiosベルギーのインディーゲームスタジオ、Crazy Monkey Studiosです。これまでに様々なプラットフォームにおいて、『Guns, Gore & Cannoli』の1や2、そして本作といった2Dゲームを開発してきました!
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?
Crazy Monkey Studios本作の開発は7ヶ月前に始まりました。プロジェクトの発足当初から、私たちは皆「リプレイ性の高い探し物ゲームを作りたい」と言う同じビジョンを共有していましたので、マップエディタを搭載すると言うこともすぐに決まりました。可愛く、ミニマリスト的にすることもすぐに決まったので、アセットの制作は素早く行うことができました。チームとしてまとまりがあり、本作の開発はとても順調でした。
――本作の特徴を教えてください。
Crazy Monkey Studios本作最大の特徴はマップエディタです。本作のストーリーモードの全マップがこのエディタで作られていますので、プレイヤーの皆さんにはこのエディタでどのようなものを作ることができるのか、わかっていただけるのではないでしょうか。私は子供の頃、よく「ウォーリーをさがせ!」と言う本を読んでは自分でオリジナルのマップを描いたものです。そしてオンラインにアップされている本作の数多くのマップを見ると、こう言うゲームのマップエディタを待っていたのは自分だけじゃなかったんだとわかりました!また、誰かが本作のマップをクラウドに上げると、クラウドは異なるプラットフォームでも共通なので、例えばPCで誰かが作ったマップを他の誰かがモバイルでプレイすると言うことも可能です!
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Crazy Monkey Studios最も有名な探し物ゲームの一つである『Hidden Folks』からいくらか影響を受けていますし、私たちは皆、この作品を作った方々をとても尊敬しています。本作と『Hidden Folks』には似ている部分もありますが、プレイヤーの方々からは異なる部分も多くあると言う声をいただいています。探し物ゲームが好きな人はどちらのゲームも楽しんでいただけると思いますし、それこそが重要なのではないかと思っています。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Crazy Monkey Studiosマップを隅々まで見るのが好きな人や、このようなゲームを自分で作ってみたいと思っていた人にとって、本作はぴったりでしょう!すでにとてもクリエイティブなコミュニティができていますし、オンラインコンテンツも充実しています。がっかりはさせませんよ!
――ありがとうございました。
◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に250を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。
関連リンク
編集部おすすめの記事
特集
連載・特集 アクセスランキング
-
【特集】『百英雄伝』はなぜヒットした?伝説のRPG『幻想水滸伝』のスタッフが贈る、正義と真実の物語
-
大自然でまったりと暮らすやさしいサバイバルゲーム『Under Canopies』がリラックスしながら遊べそう―非暴力の平和な世界でスローライフ満喫【今週のインディー3選】
-
【吉田輝和の絵日記】美少女がド派手にスタイリッシュアクション!『Stellar Blade』体験版をプレイ
-
GWは皆で集まれるチャンス! 『Slay the Spire』の元ネタを含む名作ボードゲームを5つ紹介【特集】
-
今週発売の新作ゲーム『Sea of Thieves』『フロントミッション セカンド:リメイク』『FOREVER BLUE LUMINOUS』他
-
【読者の声】2024年5月発売の新作ゲームは何を買う?―注目タイトルまとめ!
-
『百英雄伝』反体制の危険な本?民衆の喝采を浴びるアウトローの物語「水滸伝」【ゲームで世界を観る#74】
-
海外レビューハイスコア『サガ エメラルド ビヨンド』―これは『サガ』ファンのための『サガ』だ
-
『崩壊:スターレイル』渋谷・宮下公園にリアル「ピノコニー」登場!一周年記念イベントを“ファン目線”で楽しんできた【イベントレポ】
-
『Stellar Blade』すべての国で無修正版提供と公式明言/ゾンビサバイバル『7 Days to Die』10年以上を経て6月ついに正式リリース/ムチムキ「キャミィ」1/4スケールスタチューが登場【週刊スパラン4/19~】