2018年9月にスタジオの大部分を閉鎖し、現在はLCG Entertainmentに権利を買収され新たな体制を構築中のTelltale Gamesによるアドベンチャー『Tales of Monkey Island』が、Steam/GOG.comでの販売を再開しました。
同作はTelltale Gamesが開発・販売を手掛けたポイント&クリック式のアドベンチャーゲームです。『Monkey Island』シリーズの五作目として、全五章仕立てのストーリーの中で海賊Guybrush Threepwoodの活躍が描かれます。2018年11月にSteamで『Back to the Future: The Game』と共に販売が停止。シリーズ過去作は全て別会社であるLucasArtsの開発・販売だったため、2019年5月のGOG.comにおける同社作品の販売終了に伴い、シリーズで唯一Steam/GOG.comで購入できないタイトルとなっていました。

同社の作品はこれまでにも、発売元をSkybound Entertainmentに移して人気コミック「ザ・ウォーキング・デッド」のアドベンチャーゲーム『The Walking Dead: The Telltale Definitive Series』がリリースされたほか、童話アドベンチャー続編『The Wolf Among Us 2』が発表されています。企業としてのTelltale Gamesがなくなったわけではない以上、今後もこうした販売再開が増えていくことに期待したいですね。



ちなみに、同作のSteam/GOG.comでのデベロッパー表記はLCG Entertainment、パブリッシャーは『Batman: The Enemy Within』や『The Wolf Among Us』などのTelltale作品を担当するAthlon Gamesとなっています。
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