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郷愁感じるドット絵SRPG『Fae Tactics』魔法生物を倒し、集め、仲間に!時間を忘れて世界を旅する【プレイレポ】

『タクティクスオウガ』などを思い起こさせる、どこか懐かしさを感じるシミュレーションRPG『Fae Tactics』のレポートをお届けします。

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郷愁感じるドット絵SRPG『Fae Tactics』魔法生物を倒し、集め、仲間に!時間を忘れて世界を旅する【プレイレポ】
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Humble GamesよりPC(Steam)向けに、Endlessfluff Gamesが手掛けるSRPG『Fae Tactics』が8月1日にリリースされました。そこで本記事では緻密なドット絵によって描かれた本作の魅力をお届けしたいと思います。



『Fae Tactics』とは



本作は、「フェイ」と呼ばれる魔法生物と人間との対立が続く世界を舞台に、若き魔法使いの少女「ピオニー」がさまざまな種族のキャラクターと交流しながら旅をするシミュレーションRPGです。

はるか昔、人間たちが暮らす自然界と魔法生物「フェイ」たちが暮らす魔法界という二つの世界が存在しました。この二つの世界は「エレメンタルゲート」と呼ばれる封印によって隔てられていましたがある日、封印が破られます。二つの世界は交差し、大地は荒れ、多くの生物が命を落としました。生き残った人間とフェイ達の間では対立が起こり、その共生は終わりを迎えようとしています。

主人公ピオニーは仲間のフェイと共に、様々なフェイと出会い仲間を増やし、行方知れずの母を捜す旅に出ます。

ゲーム開始時、選択した星座によって召喚したユニットの能力に影響があるらしい

『Fae Tactics』の実内容に迫る!


荒野に佇む一人の少女と二匹のフェイ。後ろには故障したバイク。そんな哀愁漂う場面から本作ははじまります。どうやらバイクを修理するために必要なパーツを求め町に向かうようです。その道中チュートリアルがはじまりました。



本作のジャンルはシミュレーションRPG。それぞれのキャラクターの順番で行動を行う、個人ターン制が導入されているのも特徴です。また、シンプルな戦闘システムも魅力の一つとなっています。細かなコマンドの選択などはなく、プレイヤーは基本的に敵を攻撃するか味方をアシストするか待機するかを選択することになります。


しかし、本作は単純でありながらも、各キャラクターに備えられたパッシブスキルとアクティブスキルの組み合わせが非常に重要な、戦略性の高い作りとなっています。

ピオニーのアシストスキル「クローク」を使用してバックアタックを試みる場面

戦闘時は立ち位置も重要です。本作のステージには高さの概念があり、高所から下にいる敵には高低差によってダメージ倍率がかかります。また、敵の背後から攻撃することによってバックアタックを行うことができ、通常攻撃よりダメージが上がります。

属性相性は戦闘中いつでも確認可能

初期パーティはピオニーとチコ(犬)とパヤチン(鳥)の三体。ピオニーはアーケイン属性となっており、この属性はほかの属性との有利不利がないかわりに、2回攻撃後に次の攻撃が必ずクリティカルヒットになる特性を持ち、どの場面でも使いやすいです。待機スキルはクロークという味方を透明化させるスキルで、バックアタック狙いができるなど便利です。

攻撃全振り脳筋系魔法少女

犬のような風貌のチコは物理属性。この属性にも有利不利はなく、どの場面でも使いやすリーダーユニットとなっています。また、チコは近接攻撃の特性を持っており、隣接する敵を味方が攻撃した際にコンボが発動し、自動的に攻撃してくれます。

さらに、待機スキルのプロテクターが非常に優秀な効果で、次のターンまで一定範囲内の味方にバフを与え、味方が攻撃された際に庇う行動ができるというもの。そのため、チコの防御力を上げてタンクのような立ち回りをさせるのが強力だと感じました。


タンクとしての立ち回りが強い。プロテクターで味方への攻撃をかわりに受けられます

齢8か月の鳥パヤチンは水属性です。卵の時、死んだ母親の亡骸に抱えられた状態でピオニーに拾われた過去があります。水棲の特性を持ち、水場のあるステージでは真価を発揮します。アシスト、待機スキル共に回復系となっておりサポートとしての立ち回りができます。

か弱いヒーラー

チュートリアルを終え、バイクの修理に使うパーツを求めお店までやってきました。しかし、現在パーツの入荷はないようで、どうやらフェイの蛮族によって交易が妨害されているようでした。ピオニーは問題を解決するために蛮族討伐に繰り出します。


戦闘を開始するには目的地を選択する必要があります。「STORY」と表示されているものをクリアすると物語が進行し、何も表示がない目的地を選択するとフリーバトルを行うことができます。STORYのクリアが難しいと感じたら、フリーバトルで経験値やドロップを狙ってみるのもいいでしょう。

剣の数だけ連戦します。ドクロマークはボス戦。

蛮族討伐に向かったところ、一人のケンタウロス族の女性に出会いました。話を聞いていると蛮族に何か盗られ、それを取り戻しに来たようです。敵の敵は味方、ということでケンタウロス族の女性「オロワンタス」と共闘がはじまりました。


何戦かして、難なくボスステージまでたどり着きました。道中はオロワンタスがほとんど倒してくれました。戦闘が始まる前にはステージ毎にパーティを編集することができます。敵の属性を確認してから有利属性を設定できるので、戦闘前には基本的に相手の属性を確認するのがおすすめです。

敵の頭上に属性が表示される

このあたりから難易度がだいぶ上がり、考えなしに突っ込むとボス一体でパーティ全滅もありえます。なんとか(一度負けましたが)ボスを倒しお目当ての物も取り返し、ピオニーの目的である交易路の安全も確保できました。ただ、そのままパーティに加入する流れかと思われたオロワンタスとは残念ながらお別れに……。



戦況を覆す、ウルトラスキル!


本作の戦闘では、バトル終了後のリザルトにて経験値が貰えますが、戦闘中にも経験値がもらえます。ユニットはバトルで何らかのアクションを行うと経験値を獲得することができます。


先程の戦闘でついにレベル10に到達したチコはウルトラスキルを習得しました。ウルトラスキルは攻撃を命中させたり、受けたりすると貯まるウルトラゲージを使用する強力なスキル。ゲージが満タンになった際に攻撃もしくはアシストを実行すると発動します。


チコのウルトラスキル

ゲージが溜まった状態で敵に攻撃すると特殊な効果を持った攻撃が発生し、味方にアシストを行った場合は強力なバフが発生します。また、ウルトラスキルは味方だけではなく敵も使ってくるため注意が必要です。特に敵のウルトラスキルによる範囲攻撃は脅威的で、相性が悪いと一撃でパーティが壊滅に追い込まれてしまうことも……。



倒して、集めて、仲間を増やす!


本作では、パーティの主軸となるリーダーユニットの他にも、バトル開始時にフェイを召喚し自軍の戦力にできます。戦闘中に倒したフェイは、「召喚タリスマン」としてドロップすることがあります。ドロップしたマスまで移動し回収することで、その戦闘が終了した以降、仲間として使用することができます。



召喚タリスマンにはコストが設定されており、キャパシティの範囲内であれば何体でも召喚できます。召喚タリスマンはウルトラスキルの発動こそできないものの、リーダーユニットと比べても性能もさほど劣らずいろいろな場面で活躍してくれるので、多くのフェイを集めて育成したいところです。




日々、グラフィックの進化と斬新なゲームシステムにより驚かされることが多い昨今。近年では人気ジャンルの影に隠れがちとも言えるシミュレーションRPGと、緻密なドット絵が合わさったどこか懐かしさを空気を感じられるのが本作です。


古き良き要素を多く取り入れ、普段からシミュレーションRPGをプレイする方はもちろん、そのシンプルなシステムと可愛らしいドットグラフィックから万人におすすめできる作品でしょう。



回避対策には真眼の呪文

もちろん、日本語訳の出来も素晴らしく特に違和感なくストーリーを追うことができます。しかし、中盤から難易度は上がり、対策をせずに挑むと簡単に敗北してしまいます。その反面、しっかりと敵によって属性を変え、方向や高さ、召喚タリスマンなどを試行錯誤しながら攻略していくことがクセになります。


ステータスの説明が全くないので分かりづらい……

今回の短いプレイだけでも、装備品の強化や、召喚タリスマンの収集などやり込み要素を感じることができ、どうしてもプレイ時間が長くなりがちなシミュレーションRPGの性質ともマッチした一作となっていました。

『Fae Tactics』はSteamおよびHumble Storeにて配信中。発売日は未定ですがニンテンドースイッチ版の発売も予定されています。

タイトル:Fae Tactics
対応機種:PC(SteamHumble Store
記事におけるプレイ機種:PC
発売日:2020年8月13日
記事執筆時の著者プレイ時間:6時間
価格:2,050円


《neko》
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