最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。
今回はstillalive studiosが開発、astragon Entertainmentがパブリッシャーを務め、2020年10月20日にSteamにてリリースされた宇宙SFドローンアクション戦術ゲーム『Drone Swarm』をご紹介します。
どんなゲーム?

本作は大変わかりやすいあらすじがアメコミ調のムービーシーンで説明されています。語り口のお芝居にとても熱が入っており、さながらSF映画のわくわくした立ち上がりを観ているようです。大まかなストーリーは「宇宙人のドローンが攻めてきた!地球の超能力者がドローン乗っ取れた!地球滅んだ。新しい地球探して外宇宙へ冒険だ!」です。もう一度言います。

宇宙人のドローンが攻めてきた!

地球の超能力者がドローン乗っ取れた!

地球滅んだ。

新しい地球探して外宇宙へ冒険だ!
この勢いの良さ。特に超能力者たちが覚醒していくシーンは絵の動きも相まって、こちらも力がグッと入ってしまうほど引き込まれます。個人的な感想になってしまいますが、SF小説「われらはレギオン」シリーズが大好きなので、こういうゼロから再起して宇宙に乗り出すSFの流れは最高です。
本編
さて本編開始です。ストーリーは地球脱出をした直後から始まり、ここから第二の地球を発見すべく惑星スキャンをしながら銀河を探索していきます。ゲームの基本的な流れは、各ステージにおいて敵との戦闘や物資の回収などの目的を達成し、経験値を元に機体をアップグレードして次のステージへ進んでいくというものになります。

乗組員は生き残りの超能力者で構成されており、そこで一瞬スピリチュアル方面に行くのかな?と思いきや科学にも強く血気盛んな人々でした。目の前に立ちふさがる相手は全員ぶちのめしていくく蛮族スタイル。地球を滅ぼされた直後ですし無理からぬ話です。ちなみに超能力者=地球人の生き残りであり、その数32,000人。これがそのままステージで使用可能なドローンの総個体数になります。人類の危機に瀕してむしろ種としてパワーアップしているのがとても良いですね。
戦闘
さて最初のステージではチュートリアルも兼ねて敵を殲滅します。戦闘は、マウスドラッグで軌跡を描くことで攻撃と防御を行うユニークな操作スタイルで進みます。てっきり僕は最初、ターン制の戦術ゲームだと勘違いしていたのですがどっこい、かなりアクション性の高い戦闘が楽しめます。

攻撃は画像のように、敵に向かってマウスドラッグでなぞるように線を描くことで行われます。


その線の通りにドローン達が突撃し、敵にダメージを与えます。

「たかが領宙侵犯ごときで」……突然よそ様の庭先にワープアウトしておきながら、相手の至極当然な警告に殴り掛かり殲滅してからこのセリフですよ。蛮族すぎやしませんか。とはいえ、そもそも地球滅ぼされた身としてはこちらが被害者なので相手に従う道理はないのですが……。


一方で防御はこのように、自分の周囲に線を引きドローンを壁にすることで行われます。もちろん曲線を描くことも可能。イメージとしてはバリアといったとっころでしょうか。

攻撃と防御は前述の32,000体のドローンを使用。リソースが有限かつ攻守共有であるためバランスよく運用する必要があります。例えば防御ばかりに気を取られてあちこちにバリアを張ってしまえば、攻撃に手が回らなくなってしまう……なんてこともしばしば。そんなときは敵の攻撃が飛んでくる軌跡を読み、そこに適切な分のバリアを張ると良いでしょう。

マップとアップグレード


ステージをクリアすると、経験値と場合によってはスキルや装備などの追加報酬が手に入ります。マップ画面でアップグレードしていきましょう。アップグレードにはアルゴ船体側の装備と、スワーム側のスキルなどがあります。特に後者は戦闘のバリエーションに影響を与えるのでなるべく多く揃えたいところ。

またこのマップではこれまでクリアしたステージや、これからの行先である星系ステージの情報を確認することができます。ステージをクリックするとエリアの特殊効果や敵の脅威度などもわかるため、これから挑む相手の難易度を考える際にも有効です。なかにはステージ報酬が表示されている場合もあるので、敵との戦闘を有利に進めるためにも積極的にクリアしていくと良いかもしれません。

これらもゲームの都合で唐突に投入されるということは無く、ストーリーの流れに沿って違和感なくアンロックされていきます。

アルゴの原動力でもある「スフィア」は、もともと宇宙人側の存在だったのですが、そもそもの始まりとして地球の超能力者たちがそれをぶんどって戦艦のエネルギーに仕立て上げました。

その流れに乗ったまま「敵の装備を使えないだろうか」「スフィアが新しい知識を開示してきた!」などキャラクターたちのテンポの良い掛け合いで話がポンポン進み、それに伴い利用可能なアップグレードが増えていくことがとても楽しい。

登場人物のほぼ全員が見敵必殺の構えでガンガン進んでいくところもまた気持ちが良いですね。
序盤の戦闘におけるコツ


ある程度戦闘に慣れてきて分かったことがあるのですが、例えば防御においてドローンの壁は時間経過で元に戻ってしまいます。もちろんアルゴ船体の周りを円で覆うように何重にも配置をして良いのですが、それだと特に複数の敵が現れた際、攻撃力に手が回らなくなってしまう。

ではどうするか?まず防御について、ある程度のダメージは覚悟しつつ敵に攻撃をまず撃たせて、例えばミサイルならその行先にそれぞれバリアを小規模展開すれば、ドローンの使用数を抑えつつ攻撃にも回せます。

また半円ずつバリアを周囲に2枚展開するだけに留めれば、同様に攻撃力をさほど落とさず敵を墜とすこともできます。


攻撃自体も、チュートリアルでの説明からは少し外れるかもしれませんが、アルゴから線を引いて敵に結ぶのではなく、最初から敵を刻むように線を何重にもひくと一瞬で葬り去れることが分かりました。

ただ中にはこちらと同様バリアを展開してくる敵もいるのでその際は、そこを避けつつ線を長めに描く必要が出てきます。例えばこの巡航艦はほぼ船体すべてをバリアで覆っていますが、お尻だけ無防備です。

またこちらのドローンを吸い取る(?)ことで攻撃を無効化する謎の装備も持っている模様。

ではどうするか?敵を刻む線を描く際にちょっとだけ中心を外してカーブをつけます。するとお尻にドローンが殺到して甚大なダメージが。

被弾による反動で無防備な部分がこちらを向いたのであとはもうケツに集中砲火を浴びせるだけです。

撃破。たまに線の判定がズレるのか、ドローンは敵にぶつかっているもののダメージが通ってない場合もあるのでよく見極めながら攻撃を続ける必要があります。
おわりに
いやー面白い!全体で見れ僕のプレイ進捗はまだまだ序盤ですが、魅力的なストーリー、攻守を切り替えながら敵との戦闘を行う楽しさ、なにより大量のドローンが敵を削り取る様子の気持ちよさが最高のゲームだと感じます。ターン制のゲームとはまた違ったスタイルで手に汗握る戦闘を楽しみたい方、是非お勧めです!
タイトル:『Drone Swarm』
対応機種:PC(Windows)
記事におけるプレイ機種:PC(Windows)
発売日:2020年10月20日
記事執筆時の著者プレイ時間:1時間
価格:通常版 2,580円、デラックスエディション 3,228円











