とろける甘さのアクションRPG『Haven』を楽しもう!―愛の逃避行、未知の惑星、何も起きない筈がなく……【爆速プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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とろける甘さのアクションRPG『Haven』を楽しもう!―愛の逃避行、未知の惑星、何も起きない筈がなく……【爆速プレイレポ】

今回の爆速プレイレポでは、仲睦まじい男女2人が織りなす愛の逃避行物語。隙きあらばいちゃつく2人は、かつての文明の痕跡が散見される未知の惑星で何を見つけるのでしょうか。

連載・特集 プレイレポート
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最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。

今回はThe Game Bakersが、2020年12月3日にPC(Steam/GOG.com/Microsoftストア)とPS5ならびにXbox Series X|S/Xbox One向けにリリースした『Haven』について生の内容をお届けしたいと思います。

『Haven』とは?

本作は、故郷エイピアリーから逃げ出してきた恋仲の男女「ケイ」と「ユウ」が、たどり着いた先の惑星で起こった“かつての文明”の痕跡を見つけつつ、島々を探索していくアクションRPG。

オープニングムービーの時点で「何回キスをしておるのか」と言及しておきたくなるような内容からわかるとおり、2人の愛情が本作の中核を成します。本記事においてはSteamよりPC版をダウンロードしてプレイ。ありがたいことにボイス以外は全て日本語対応しています。

『The Red Strings Club』の訳を担当された伊東龍氏が本作の日本語翻訳・ローカライズを行っているということで、個人的に台詞回しの味付けが今から楽しみで仕方ありません。早速やってまいりましょう。

2人の愛の巣「ネスト」

物語は、序盤に大破してしまった宇宙船「ネスト」修理のため、各島を探索して代替パーツ入手を大筋に進行していきます。ネストはこの惑星における2人の家であり、様々な作業を行う拠点ですね。

ネスト内部でできることは、料理、薬の調合、体力の回復、装備のアップグレードなどがあり、外部では植物の栽培と船体修理があります。船内ではカメラを移動させて、自由にくつろぐ2人を眺めることも出来ます。

2人の甘々イチャラブ関係

本作の面白いところは、ケイとユウの関係性がすでに成熟した恋仲であるという点。そのためイベントにおける2人の様子は、互いに相手が気になる男女の甘酸っぱい駆け引きやすれ違い……というよりは、愛し合うカップルの日常でした。パートナー同士の安定した会話と、探索中のちょっとした時に交わされるジョークが見ていて楽しいですね。

もちろん会話の中でこれまでの経緯が語られることもあります。ケイとユウが元いた故郷では、マッチングアプリ(?)めいたシステムが選ぶベストなパートナーと交際結婚する形式の社会で、2人はそれぞれに選ばれた相手を互いに放り出してきてしまったようです。

ちなみにそういったイベントでは会話の「選択肢」が表示されることがあり、選択によってはキャラクターの自信が高まり、絆ゲージ(後述)も上昇します。

しかしまあこの2人の仲睦まじさは、しばしば見ているこちらが赤面してしまいます。オープニングムービーから何度もキスし、タイトル画面では抱き合って眠り、本編が始まれば食卓でおっぱじめようとする……隙きあらば身を寄せ合い、どう言い繕っても交わってるようにしか見えない上裸がロード画面に現れたり油断なりません。

この甘ったるいイチャイチャぶりには然しもの筆者も口から砂糖がマーライオン、オートリバース(比喩)。そしてこれを独りでプレイしている現実にはたと気づいて涙がこぼれ落ちました。何の話だ。

移動操作の癖

本作はキーボードまたはコントローラ操作を選ぶことが可能ですが、ゲーム側からはコントローラの使用を推奨されています。今回はXboxのコントローラを使用。

協力プレイも可能で、コントローラをもう一つ用意すればローカル(またはリモートプレイ利用)で2人プレイも楽しめます。なお筆者は独り者なので当然ソロプレイ。ここらへんの下りでも勝手に傷ついていました。だから何の話だ。

さてキャラクター2人はTPS形式で操作し、十字キー上を押すことで好きなタイミングで操作キャラの切り替えがその場で可能。移動は「歩行」と「グライド」と呼ばれる滑空の2種類があります。

歩行速度は極めて遅いため、おそらくプレイ中はほとんどグライドすることになるでしょう。広いフィールドを滑るように移動していくこの技は、たしかに気持ちが良いのですが、個人的に惜しい点としては「小回りの利き」と、「カメラワーク」が挙げられます。

探索マップの構造上、細かい操作が必要な場所があるのですが、グライド中はどうしてもある程度の半径で旋回してしまいます。かといって歩行で動こうとすると妙に遅いので、この微妙に小回りの利かないワンクッション挟まった挙動には、プレイヤーの反応が分かれるところだと感じます。

このカメラワークが特に酔いやすい。

そしておそらく、その対策だと思うのですが、進行方向反対にスティックを倒すと、キャラクターが急制動をかけてから身を翻す「Uターン」を行います。この技のおかげでいちいち旋回することなく、機敏に方向を変えることができますが……すると今度問題になってくるのがカメラワーク。

個人的な感覚で恐縮ですが、ゲームで酔いやすい筆者にとって、カメラ設定を調整しても慣れるまでに少し時間がかかりました。というのも、グライド中のカメラワークはキャラクターからワンテンポ遅れて追従するタイプにもかかわらず、Uターンの際はその視点が急に後方へ切り替わってしまうのです。しかも入力の受け付けに遊びがあるためか、グライド旋回中にUターンが暴発しすることも何度かあったので、最初はその度に目が回ってしまい大変でした……!

とはいえ、プレイが2時間を超える辺りから、操作の癖ともども慣れ始めたので記事執筆の時点では比較的グライドを使いこなしつつあります。

探索

移動に慣れたところで、この未知の惑星をどんどん探索していきましょう。マップはそれぞれ小さな浮島になっており、繋がっています。島の中には「スレッド」「植物」「錆」「モンスター」が基本的に存在し、いくつかの島にはそれ以外にも、かつて人が住んでいた「跡地」を見つけることが出来ます。

スレッドと呼ばれる青白い光はグライドすると、軌跡が伸び始め、最後まで乗り切るとフローと呼ばれるエネルギーを得られます。このエネルギーは後々、マップを徘徊する敵を追っ払う際に技へ転換して使用したりします。

植物は島ごとに何種類か存在し、その実を集めることで2人の夕食にしたり治療薬を作成することが出来ます。一度取得しても、しばらく時間をおくことで再度得ることができ、中には拠点に持ち帰って育てるものもありました。

錆は、見た目が赤紫色のいかにも「この上を歩くとダメージ受けるタイプの沼ですよ」といった広がり具合ですが、むしろ上を歩くと錆を吸収して取得できます。これは物語中に破損してしまった船の修理を行う際、大量に必要になってきます。錆を取得するとその場所は浄化され、とりわけ赤く光る部分を取得すると、その周囲一体の錆が全て取り除かれます。

ファストトラベルの際にお世話になるモンスター。

錆が残っている島には移動できない。

物語の進行でファストトラベルが可能になりますが、錆が全て除去された場所にのみ移動できるので、積極的にこの島を清潔にいたしましょう(啓蒙度の高い表情)。

モンスターには2種類あり、通常であれば撫でたりできる温厚なものが多いのですが、錆を纏ったかのような赤い状態のやつは襲いかかってきます。モンスターの移動によって錆の軌跡が発生していることがあるので、島浄化のためにも戦う必要が出てきます。戦闘については後述。

跡地は、物語の進行にも関わってくるもので、破損してしまった船の修理パーツや、装備のアップグレード用機材を発見することが出来ます。

また一部の跡地にはキャンプを張れる場所もあったり。キャンプ中は料理で絆を深め、睡眠などで回復も可能です。ネストに戻るには結構深く探索してしまったという時には、ここで簡易的に“ご休憩”すると良いかもしれません。

戦闘は特徴的

上記項目でも少し触れましたが、マップ探索中、一部の赤く発光した状態のモンスターとはシンボルエンカウント方式で戦闘に突入します。戦闘時の操作は、本作の特徴的な部分の一つで、コントローラの左側のスティック/十字キーと右側のボタンが、それぞれケイとユウのコマンドに対応しています。

コマンドを決定する際はどれか一つを長押しする必要があり、またその間、戦闘はリアルタイムで進行しているため、敵から攻撃を受けます。そのため、ケイかユウどちらか一人がシールドで防ぎつつ、もう一人が攻撃を行うという戦法が必要な場面も。

敵味方どちらもHPが存在し、敵は頭上のゲージ増減、ケイ達は装備品の色変化(青、黄、赤の光)で状態を把握できます。敵のゲージをゼロにするとダウン状態になり、そこへ鎮静化のコマンドを畳み掛けることで戦闘に勝利。2人の絆ゲージが上昇し、満タンになるとステータスが向上します。

ちなみにこちらも、HPがゼロになるとダウン状態になってしまうので、もう一人がヘルプコマンドをすることで復活させる必要があります。

また探索では昼夜の時間があるため、なかには夜にしか存在しない強力なモンスターも。

おわりに

こちらを引き込む不思議な魅力を持った物語の本作は、移動の癖さえ慣れてしまえば、2人の仲良しぶりに時折シュガーを吐き出しつつも、探索やクラフト要素を大いに楽しむことができると感じます。もし少しでも興味を持たれた方には、おすすめできるタイトルです。

タイトル:『Haven』
対応機種:PC(Steam/GOG.com/Microsoftストア)、PS5Xbox Series X|S/Xbox One
記事におけるプレイ機種:PC(Steam
発売日:2020年12月3日
記事執筆時の著者プレイ時間:4時間
価格:3,080円

《麦秋》

お空の人。 麦秋

仕事であちこち渡り歩いては飛んでます。自分が提供するものが誰かのお役に立てれば幸い。編集部および他ライターさん達のこくまろなキャラに並べるよう頑張ります。

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