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『クラフトピア』VRMのススメ!お手軽自由なアバターオープンワールドを楽しもう【特集】

自由なゲーム体験を楽しめる『クラフトピア』……『VRoid Studio』や『ラクガキ キングダム』といったモデリングソフトと提携したことで、プレイヤーがさらに自由なキャラクターモデルを使って遊べるようになりました。

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『クラフトピア』とは?


POCKET PAIR, Inc.が手掛ける『Craftopia(クラフトピア)』は2020年9月4日、SteamにてPC(Windows)向けに早期アクセスとしてリリースされました。オープンワールドな世界でクラフト要素を中心にサバイバルができる本作、他にも農業、ハクスラ、自動化、建築さらにはマルチ対応と自由度の高さが評価され、その人気から一時期はSteamで全世界売上一位となるほどでした。

また、早期アクセス故に開発が想定していない事象、いわゆるバグがゲーム内で発生しやすいという部分も人気に繋がった要因です。Twitter等では、それを利用したユーザーの柔軟な発想によるプレイが日夜投稿され、その力作の数々に公式が困惑とともに舌を巻く様子がしばしば見られ、さらに話題を呼びました。

VRoid Hubの登場で、キャラモデル導入が公式化!

そんなところへ2020年12月、ピクシブが提供するVRoid Hubが『クラフトピア』と提携。これにより各プレイヤーが作成した「自分だけのオリジナルキャラクターモデル」をゲーム内で使用することが可能になりました。

VRoid Hubは、ユーザーが渾身のVRMモデルを投稿できるコミュニケーションプラットフォームのこと。モデルは様々な3Dデザインソフトウェアで作成することができますが、VRM形式にさえ変換してあればアップロードできます。このVRoid Hubのアカウントと『クラフトピア』を連携させることによって、自分のモデルがゲーム内で使用可能に。更には、マルチプレイの際に、ストリーミングに近い形で他プレイヤーの使用キャラクターを随時読み込めるのも大きいです。

というのも、一般的なマルチプレイタイトルでは、たとえユーザー製のModとして追加モデルが存在していたとしても、参加プレイヤー全員が同じデータを所持していないとキャラクターが表示されなかったり、正常に動作しないといったことが一般的だからです。『Garry's Mod』『Left 4 Dead 2』といったMOD文化が盛んな他タイトルでは「マルチする前にこの追加モデルModを先に導入しておいてくれ(Steamワークショップ状の膨大なModリストを見せられながら)」などという光景は日常茶飯事でした。

もちろん他のユーザーがVRoid Hubへ投稿したキャラクターも、適切な規約のものならばゲーム内で使用できます。使用の際は利用規約など作者からのお願いによくよく注意する必要がありますが、これは画期的なアップデートでした。

VRM形式とは

ところで、そもそもVRMとはなんぞや?という部分にも触れておきましょう。この形式は2018年に株式会社ドワンゴから提供されたもので、詳細はこちらのウェブサイトを確認いただくとして、引用しますと「VRアプリケーション向けの人型3Dアバター(3Dモデル)データを扱うためのファイルフォーマットです。glTF2.0をベースとしており、誰でも自由に利用することができます。」というもの。

従来のファイル形式ではアプリごとに仕様が異なったりするため、定義の違いから他アプリで一部データが読み込めなかったり、細かい調整をやり直す必要があったり、なにかと不便でした。そこでVRMではそういったソフトウェアの違いに依存すること無く、必要最低限の情報が整備されかつ定義も統一化されており、対応アプリで読み込んだらすぐに使用できる形式として作られています。もちろんその本質は「人型3Dアバター(3Dモデル)データ」なので、VRアプリ以外でも用いることができます。

それまでのキャラクター導入はMODで可能だった

すこし時を遡って2020年9月、VRoid Hubが登場する少し前になりますが、実は有志のユーザーがリリースしたMOD「Player2VRM」によって、既に『クラフトピア』にVRM形式でオリジナルモデルを導入することが可能になっていました。ユーザーによる研究が日進月歩なおかげで、こうした「公式がまだ実装していない新機能」がさらりと存在しているというハプニングがちょくちょく起こるのが本作の良いところ(?)

それがVRoid Hubが『クラフトピア』と連携したことによって、プレイヤーは本MODを介す必要は無くなりましたしマルチで他のユーザーに自身のモデルを見せることも可能となりました。ソフト間のアカウント連携などで手間はかかるかもしれませんが、作業は統一されていますし何より公式機能。VRoid Hubの登場のおかげで、全体的に見ればキャラクターの導入は大変便利になりました。

なおMOD製作者はその素晴らしい実績を買われて後の同年12月、開発チームへ正式に加入することに。今回の公式機能にも関わっています。

「VRoid Studio」の使い方

さて、VRoid Hubのおかげで自分のオリジナルモデルをゲーム内に登場させることができる!……とはいうものの、素人が手を出すには3DCGソフトはちょっと敷居が高い……という方には同じくピクシブ提供の『VRoid Studio』という無料ソフトがあります。これはゲームのキャラクリ感覚で素体をいじりながら、簡単操作でオリジナル3Dキャラを作成することができます。また本ソフトもVRoid Hubとの連携が行えるため、キャラを作ったらそのまま投稿することも可能です。

描いてみよう


ここからは『Vroid Studio』の使い方を紹介してまいりましょう。公式ウェブサイトに詳細があるのであくまで概要をば。『VRoid Studio』はWindowsとMac向けにリリースされており、その強みはなんと言っても簡単な操作で、公式の謳い文句でもあるようにまさに「絵を描くように3Dキャラクターを作成できる」ことです。


ソフトを起動すると、このようにサンプルモデルが並んでおり、これらを土台にして作成することも可能。筆者は新規モデル製作を選び、オリジナルを作っていこうと思います。


モデルの調整可能箇所は顔、髪型、体型、衣装など大きく項目に分けられており、それぞれにはさらに細かな項目と調整バーが設けられています。しかもその調整はリアルタイムで反映されるため、まさにゲームのキャラクリ感覚で行うことが可能なのです。そこからさらに細かく弄りたいという玄人には、ソフト上でテクスチャを描き込んだり、髪型のボーン設定などを調整できます。


さて、ヘアデザインのモデリングこそ本ソフトが「絵を描くように」モデリングできる部分であると言えましょう。筆者は残念ながらペンではなくマウス操作ですが、画像のように、クリック&ドラッグすることで簡単に髪の毛を一房、生やすことができます。この時、筆者は感動のあまり「ひぇー」と声が漏れるほどでした。とはいえ、これだけでは頭部がやや寂しい。ペンが使えないのは少々大変ですが、地道に描いてまいりましょう。


マウスによる気合の一筆入魂。ご覧ください、化物が出来上がりました。


やり直してもう一回。今度はうまく描けたのではないでしょうか。なお、髪型や体のテクスチャ、服の服の印象を全く変えてしまう服のテクスチャは、BOOTHなど様々な場所で販売・配布されていたりすることもあり、絵がかけなくともそれなりに色々なキャラクターを作ることもできます。

VRoid Hubにアップロード/投稿してみよう


さて一部作り直したりしつつ全体を整えて出来上がったキャラクターはこちら。テストプレイだし軽く弄るに留めるかと思っていたら、あっという間に1時間近く飛んでいてちょっと自分でも何が起こったのかよくわからないですね……。冗談はともかく、せっかくオリジナルのキャラクターを作ったのですからVRoid Hubに投稿してみましょう。


まず、画面左のバーから「VRoid Hubにアップロード」という項目を選択します。


すると、この画面が表示されるので「新しいキャラクター」という項目を選択。


キャラクターの名前を入力して閲覧制限を設定。ちなみに「ここから先はR指定だ……」とかデビルメイクライ(アニメ版)みたいなことを呟きながら18禁制限をかけたところ、『クラフトピア』側でキャラが使用不可になったので大人しく全年齢版でお届けします。健やかな青少年の教育にも配慮の行き届いたゲームと言えましょう(歯ぎしり)。他にもモデルによる暴力表現は許可していないと使用できません。色んなものを殴ったりしますしね。


サムネイルならぬ立ち姿とバストアップの画像を撮影してアップロード。


完了次第、自動的にVRoid Hubの投稿ページが開かれるので、必要事項を記入。


投稿完了しました。公開非公開は、先程の画面にて設定可能ですが、デフォルトでは非公開がマークされているため、色々とんがったデザインで攻めたキャラでもうっかり誤爆公開されることがないため安心ですね(?)また画面にもある通り、こうして作成したキャラクターをBOOTHの商品ページに埋め込むことも可能です。

なおBOOTHでは、「VRoid」に関係なくVRMとして利用可能な多数の超絶美麗モデルが日夜リリースされています。それらを「VRoid Hub」へと投稿して『クラフトピア』で用いることも可能ですが、モデルの利用規約を侵してしまうことがないよう、利用の際はしっかりと各モデルの利用規約を確認してください。

『クラフトピア』で読み込んでみよう

さてさて、投稿したキャラモデルをさっそく『クラフトピア』世界に放り込んでみましょう。導入方法は至って簡単です。


まずはゲーム内のプレイヤー選択画面から「VRoid Hub設定」をクリックし、画面の指示に従いつつアカウントを連携。


次に自分のアカウントに保存されているモデルがリスト表示されるのでひとつを選択。先程も少し触れましたが、閲覧制限やDL制限が設定されていると表示されないので注意が必要です。


無事に導入完了しました。

ガニ股でジャンプしたりとちょっと想定外なムーブをしていますが、やっぱり自分が作ったキャラが生きていると感動を覚えます。

『ラクガキ キングダム』がVRM対応

『VRoid Studio』も簡単にVRMアバターを作れるソフトですが、選択肢はそれだけではありません。

今から遡ること約10年前、タイトーが手掛けたPS2向けタイトル『ラクガキ王国』は、プレイヤーが描いた絵がキャラクターとして立体化され動き出すという革命的なゲームでした。簡単な棒人間から、別作品で見かけたオービタルフレームまで作れてしまう自由度がまさに斬新な発想。そのシリーズ最新作がスマホ向けに2021年1月に『ラクガキ キングダム』というタイトルでリリースされました。

本作の詳細について触れるのはまた別の機会として、なんと同作にはVRM形式でのラクガキキャラクターエクスポート機能が搭載されており、結果として描いたキャラクターを『VRoid Studio』経由で『クラフトピア』へ持ち込むことができるのです。スマホやタブレットで手軽にお絵かきしたら、ゲーム本体でそのラクガキキャラクターを楽しめるだけでなく、そのまま一切関係がない全く別のゲームへも輸入できるとは夢のある話です。

ここからは、その手順を紹介しつつ、実際に『クラフトピア』に筆者が描いたラクガキキャラクターを送り込んでみましょう。準備するものは以下の通り。

  • 『ラクガキキングダム』
  • 『VRoid Studio』と「VRoid Hub」アカウント
  • 『クラフトピア』

ラクガキ編

さて準備は整ったので、さっそく描いてまいりましょう。スマホアプリということで指で簡単にお絵かきできるところが本アプリの良いところ。筆者は手元にタブレットとスタイラスペンがあったので、もう少しだけ細かく描き込むことができそうです。

個人的に立体的な絵を描くのは苦手ですが、そこは流石の『ラクガキ キングダム』、わかりやすいUIと操作系で実に簡単に整った形で立体化できます。先程の『VRoid Studio』とは方向性が違いますが、こちらも操作のしやすさという点では光るものがありますね。

さて今回は『クラフトピア』でキャラクターを動かすということから、変に奇天烈かつ啓蒙の高そうな節足動物を生み出すわけにはまいりません。そこで安易ではありますが人型に形を整えていきます。はい、できました。


みんな大好きスパくんです。

ガッシリした身体つきに、こちらを見透かした先のどこか遠くで結ばれる視線が狂気を感じさせますが大丈夫。ぎりぎり話が通じそうな怪異として相対できることでしょう。

『クラフトピア』導入編


導入の基本的な流れは、3DCGソフトで作成したモデルをVRoid Hubを経由するという点で全く同じです。まずは『ラクガキ キングダム』アプリ内から、この怪異を選択して指示画面に従ってアカウント連携を行いつつVRoid Hubへ投稿しましょう。そしてブラウザから確認すると……、


うーわ、いる。


無事に投稿が完了されました。

『クラフトピア』動作確認編


先程『VRoid Studio』で作成したキャラクターを導入した時と同じ手順で、VRMを読み込み、怪異もといスパくんを『クラフトピア』の世界に召喚することに成功しまs……見切れとるがな!


ご覧ください。このほのぼのとしたトゥーンレンダリング世界に突如として現れた筋肉質な化物を。

ひと通りのチュートリアルを進めましたが、ただただ絵面がひどすぎる以外は、動作に破綻もなく普通に遊べますね。時代が進んだことでスパくんという狂気に飲まれた『クラフトピア』の世界ですが、よくよく考えてみれば本編開始時点で割とテンションの狂ったムービーが始まっていたので許容範囲としましょう。

おわりに


自分が手塩にかけて作り上げたキャラクターが、実際に動き回る姿を見るのはなかなかどうして感動するものがあります。オリジナルキャラを作成してゲーム内に登場させることが可能になったおかげで、プレイ体験の幅が大きく広がった『クラフトピア』でさらに自由な生活を楽しんでまいりましょう。

《麦秋》

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