犬だらけ1bitメトロイドヴァニア『Dogworld』―ゲーム作曲家になるのが難しいことに気づき、自分でゲームを作った【開発者インタビュー】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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犬だらけ1bitメトロイドヴァニア『Dogworld』―ゲーム作曲家になるのが難しいことに気づき、自分でゲームを作った【開発者インタビュー】

『洞窟物語』は日本が世界に誇る名作インディーゲームですね。

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犬だらけ1bitメトロイドヴァニア『Dogworld』―ゲーム作曲家になるのが難しいことに気づき、自分でゲームを作った【開発者インタビュー】
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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Lateralis開発、PC向けに3月19日にリリースされた犬だらけ1bitメトロイドヴァニア『Dogworld』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、犬がたくさん登場する1bitスタイルのメトロイドヴァニア。撃って、ジャンプして、スライドで敵を避けながら、あらゆる生物が犬となった不思議な世界を冒険し、人類の救済を目指します。記事執筆時点では日本語未対応。

『Dogworld』は、1,520円(3月26日までは15%オフの1,292円)で配信中


――まずは自己紹介をお願いします。

Nathan Haddock氏(以下Nathan)インディースタジオLateralisのソロ開発者、Nathan Haddockです。まぁ簡単に言うと、私がLateralisです!

――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?

Nathan本作の開発はおよそ2年前、GameMaker Studio 2というソフトを使って開始しました。当時はゲームのプログラミングなんてまったく知らなかったのです。本作の開発を始めた理由は、ゲーム作曲家を目指して一年ほどチップチューン・ミュージックを作っていたところ、ゲーム作曲家になるというのがとても難しいということに気づき、だったら自分で作った音楽を自分で作ったゲームで採用すればいいじゃないかと思ったのです。こうしてプログラミングを学び、今に至るわけです!

――本作の特徴を教えてください。

Nathan本作はとてもスタンダートな2Dアクションシューターです。しかし無敵時間のあるスライドシステムがあり、回避に利用できます。私は『DARK SOULS』が大好きなので、バトル中、プレイヤーにより多くの選択肢を与えられるような回避システムを入れたいと思いました。このスライドシステムが実によく機能し、これによってプレイヤーは高速移動したり、飛距離の長いジャンプが可能になったりと、本作では必須の要素となっています。

また、本作のアートスタイルは1bitスタイルなので、これも特徴と言えるかもしれませんが、本作一番の特徴というわけではありません。本作のグラフィックに関しては、『Downwell』と『Gato Roboto』の影響を受けていますので。

――本作が影響を受けた作品はありますか?

Nathan本作は『洞窟物語』から多大な影響を受けているほか、上でも述べたように、『DARK SOULS』の影響も大きいです。『メトロイド』と『ロックマン』からの影響も多少あるでしょう。とはいえ、何よりも『洞窟物語』です。この作品は私が初めて自分1人でクリアしたゲームの一つであり、その衝撃はずっと私の中に残り続けています。本当に素晴らしいゲームで、『洞窟物語』はあらゆる要素が丁寧に作られているのです。私も自分のゲームも、同じように作りたいと思いました。

――本作の日本語対応予定はありますか?有志翻訳は可能でしょうか?

Nathan現時点で、翻訳の計画はありません(もちろん変わる可能性もありますが)。しかし、有志の方で本作の翻訳に興味を持ってくれる人がいるかは興味があります!もし興味がございましたら、Twitterでご連絡ください。

――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?

Nathan正直、まったくありませんでした。新型コロナ前から、私は自宅で本作の開発を毎日していましたし、このコロナ禍でもまったく同じことをしています。もしかしたらコロナのおかげで集中力が少し上がったかもしれません。外に出てやることがないので。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫でしょうか?

Nathanもちろんです。本作を配信する姿をもっと見てみたいです。本作のスピードラン(タイムアタック)コミュニティはここ最近大きくなってきていますので、もっと多くの人に参加していただきたいです。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Nathan日本のプレイヤーの皆さんには、ありがとうございます、とお伝えしたいです!日本は本作の売り上げ第2位ですので、皆さんのサポートには本当に感謝しています。本作を楽しんでいただけると大変嬉しいです。

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に400を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。

《Chandler》
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