『ニーア レプリカント ver.1.22474487139...』物悲しい世界はより美しく、アクション面は大きく進化! プレイヤーの“快適性と爽快感”を新機能が後押し【プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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『ニーア レプリカント ver.1.22474487139...』物悲しい世界はより美しく、アクション面は大きく進化! プレイヤーの“快適性と爽快感”を新機能が後押し【プレイレポ】

4月22日の発売に先駆け、『ニーア レプリカント ver.1.22474487139...』のプレイ感などをいち早くお届け!11年の時を経て蘇る作品の魅力に迫ります。

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2010年4月に発売された『ニーア レプリカント』は、異形の化け物が跋扈する世界を舞台に、辺境の村で暮らす少年が、不治の病「黒文病」に侵されている妹「ヨナ」を救うため、「封印されし言葉」を探す旅に臨んだアクションRPGです。

健気に、そして懸命に生きる主人公たちの姿を追いかける物語は、過酷な真実と向き合う姿も描写しており、多くのユーザーを虜に。また、本作のディレクターを務めたヨコオタロウ氏の代表作のひとつ『ドラッグオンドラグーン』との設定的な繋がりも盛り込まれており、その点でも大きな話題となりました。

そしてこちらは後の話ですが、『ニーア』シリーズの更なる展開となった『ニーア オートマタ』(以下、オートマタ)が2017年2月に発売し、世界出荷本数とDL販売本数の合計が550万本を突破する一大ヒットを記録(2021年2月時点)。この『オートマタ』の世界に繋がる「始まりの物語」として、『ニーア レプリカント』が再び注目を集めました。

しかし、『ニーア レプリカント』はPS3ソフトなので(主人公など一部が異なる『ニーア ゲシュタルト』はXbox 360ソフト)、2017年時点において前世代のハードでしか遊べないタイトルでした。そのため、『オートマタ』で初めてシリーズに触れたユーザーにとっては、その原点を辿るためのハードルがやや高め。気になっていても、プレイする機会がないまま今日に至る……という方も少なくないでしょう。


そんな『ニーア レプリカント』をベースにし、グラフィックやゲーム性の向上、新機能の追加など、様々な要素が加わったバージョンアップ作品となる『ニーア レプリカント ver.1.22474487139...』が、2021年4月22日に発売されます。

対応ハードも、PS4/Xbox One(DL版のみ)/Steam(DL版のみ、4月24日配信)と幅広く、『オートマタ』の対応ハードと被る部分も多いため、この『ニーア レプリカント ver.1.22474487139...』の発売を心待ちにしている『オートマタ』ファンも多いことと思います。

11年ぶりに新たな装いを纏って登場する『ニーア レプリカント ver.1.22474487139...』ですが、リリースに先駆けて本作の一部をプレイする機会に恵まれたので、アクション面がどのような進化を遂げたのか、どのような新機能があるのか、気になるポイントに迫ったプレイレポートを今回お届けします。なお、プレイしたのはPS4版です。

あの空気感を受け継いだグラフィックは美しく、爽快感溢れるアクション性に! 新機能の数々も嬉しい



今回プレイした範囲は、少年編における「ロボット山」と「崖の村」、そして青年編のアクション全般でした。今回触れた部分のストーリー面については、大きな変更などはなく、オリジナル版と同様の物語が紡がれていました。

ですが、大きく異なる点は、フルボイス化を果たしたことでしょう。住人との会話も、声が付くことで臨場感が増し、本作の世界がより身近に感じられました。平和で安穏とした状況ではないので、ボイスが入ると衝撃度も上がりますが、沸き上がってしまう感情に翻弄されるのも『ニーア』シリーズらしさと言えるでしょう。


また、今回のプレイ内容には含まれていませんが、本作には追加エピソードが実装されるので、「ただ懐かしいだけの作品」では終わりません。新たな刺激も待ち受けているだけに、本作で進化した部分がより気になるところです。


まずゲームを立ち上げて受けた印象は、懐かしさと新鮮さでした。主人公をはじめ、多くの3Dモデルのクオリティが向上し、見応えのあるグラフィックに。また、どこか物悲しい雰囲気を放つ背景も、その儚さを残しつつ美しい仕上がりになっています。

目に止まる景色のひとつひとつは、筆者を含め、オリジナル版を遊んだ方々にとっては懐かしい光景です。しかし、美化されがちな思い出と比べても、十分以上に張り合えるグラフィックは、やはり新鮮な体験です。切なさを喚起させるその風景は、記憶にある風景に決して負けておらず、“新鮮な懐かしさ”という一見矛盾した感情を与えてくれます。


そして、パワーアップを遂げたのは、ビジュアル面だけではありません。ゲーム性の軸となるアクション面についても、大きな躍進を見せました。まず全体的なプレイ感ですが、非常に軽快でスピーディ。誤解を恐れずに言うならば、見た目は『ニーア レプリカント』ながら、手応えは『オートマタ』に近いアクション性を感じます。

本作は60fpsを実現しており、主人公の動きも非常に滑らか。プレイした範囲では処理落ちや画面のちらつきなども皆無で、爽快なバトルをしっかりとした土台が支えている印象です。


回復アイテムの使用や武器の変更などは十字キーで行い、入力すると画面が切り替わります。こうしたメニュー画面との行き来もスムーズなので、バトルのテンポも崩れません。また、対応する十字キーを長押しすると、画面を切り替えずにカテゴリーの違う武器に変更できるなど、細かい配慮もテンポアップに貢献しています。

『ニーア レプリカント』のバトルと言えば、様々な武器と魔法の組み合わせも外せません。キレのある武器アクションや、どこかおどろおどろしい演出と力強さを感じる魔法のエフェクトは、それぞれ単独で繰り出しても見応え満点。そして、武器攻撃と魔法を組み合わせる楽しさも、しっかりと味わえました。


例えば、直線的な攻撃が多い「槍」を使う時に、回転する刃を周囲に展開する「黒の旋舞」を発動させれば、側面や背後の敵を牽制しながらの攻撃が可能に。また、「黒の処刑」で敵を拘束し、攻撃力の高い「両手剣」で大ダメージを与えるといったコンビネーションも楽しめます。

こうしたバトルの爽快感を支えてくれる要素のひとつが、新たに追加された「ロックオン機能」です。R3を押し込むと、目の前の敵をロックオン。ターゲットの変更は、R3を左右に入力して行います。


このロックオン機能を使うだけで、近接攻撃を集中させやすくなりますし、「黒の槍」などの魔法もバシバシ決まります。アクションが苦手な方も、ロックオン機能を活用すれば、バトルが楽になること請け合いです。


また、「アクションに全く自信はないけど、物語や結末が気になる」という方は、こちらも新機能の「オートバトル機能」を活用してみるのもひとつの手です。EASYモードのみでしか使えませんが、『オートマタ』をオートバトルでクリアした方は、こちらでも同様の方法で楽しむことができます。


加えて、オプションメニューでは細かい調整が可能です。その中でも特に目立つのが、プレイヤーの視界に関わるカメラ操作について。プレイ感に直結する「カメラ距離」は、通常と戦闘時で個別に設定できるので、「通常時はカメラを寄りにして臨場感をアップ、戦闘時は状況を把握しやすくするため引き気味に」といった調整も可能です。


さらに、「カメラ感度」や「自動追尾速度」、「回転速度」に「回転補完速度」など、カメラ機能の設定は多岐に渡っています。3Dゲームに酔いやすい方も、自分に合った設定に調整することで、負担のないプレイスタイルが見つかる可能性があります。


スピーディで心地よいバトルのみならず、カメラ設定の細かさやオートモード機能など、本作には『オートマタ』を彷彿とさせるポイントが数多く見受けられます。オリジナル版の魅力と、シリーズ作が積み上げたこれまでの進化。その双方が、この『ニーア レプリカント ver.1.22474487139...』にたっぷりと詰まっています。

完全新規のユーザーと、オリジナル版のファン。幅広いユーザーに向けて贈るシリーズ最新作の製品版を、楽しみに待ちたいと思います。




PS4/Xbox One/PC(Steam)ソフト『ニーア レプリカント ver.1.22474487139...』は、2021年4月22日発売予定。価格は、8,580円(税込)です。

(C) 2010, 2021 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
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《臥待 弦》
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