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造れ俺だけの「鋼鉄」の船!海戦アクション『Waves of Steel』世界中の海で「咆哮」せよ【プレイレポ】

『ウォーシップガンナー2 鋼鉄の咆哮』を愛する開発者が作り上げた海戦アクションゲーム!自由な楽しさがここにある!

連載・特集 プレイレポート
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TMA Gamesは、海戦アクションゲーム『Waves of Steel』をSteam向けに2021年7月21日早期アクセスでリリースしました。本作は、さまざまなシチュエーションの海戦を舞台に、プレイヤー自身が設計した戦艦で戦える作品です。

コーエー(現コーエーテクモゲームス)が開発・発売した『ウォーシップガンナー2 鋼鉄の咆哮』(原作:マイクロキャビン)を愛する開発者が「誰も似たようなゲームを作らないなら自分で作ろう」と考えて制作したという本作。リアル路線ではなく誰でも楽しめるゲームを作ろうという理念のもと、非常に自由なカスタマイズ性と遊びやすさを感じられる作品になっています。

本稿では、『Waves of Steel』のプレイレポートをお届け。用意されたパーツのわくわく感、戦場を圧倒的な火力で戦える爽快感など、早期アクセスの現状でも素晴らしい魅力と製品版への期待高まる内容を深掘りしていきます。

ほぼチュートリアル段階から海戦が派手で楽しい!

本作の基本は「プレイヤーが操る一隻の船で戦闘などの目的をクリアしていく」こと。船は加速と減速(後退)、射撃など比較的シンプルな操作で自由に動かすことが可能で、ストーリーミッションで丁寧なチュートリアルが行われるためプレイに悩むことはありません。

最大で数十隻の戦艦や飛行機とも戦うことになる本作では、チュートリアルでも10隻以上との激闘から幕を開けることになります。もっともプレイヤーの初期船舶はかなりバランスの良い性能で、通常の撃ち合いで負けることはありません。まずは指示に従いながら爽快な無双感を楽しみましょう。

武器は「大砲」「魚雷」「対空兵器」「対潜兵器」などいくつかのカテゴリーに分かれており、プレイヤーが任意に切り替えながら使用していくシステムとなっています。すべての装備には弾薬数が設定されており、強力な兵器であれば基本的な積載数が少なめです。

ミッションは敵艦を撃墜する、一定時間生き残る、目的を見つけるなど多数。プレイヤーが攻撃できるのは船だけでなく、島などのステージでは島の施設や港、飛行場なども破壊可能です。また、ステージによっては味方艦隊やボスも登場し、ストーリーを盛り上げてくれます。

戦闘中は、敵の攻撃でダメージを受けすぎると撃沈してゲームオーバーになってしまいます。敵を倒すことで「回復」「弾薬」などのアイテムをドロップすることがあるため、砲弾をかいくぐりながらうまく回収して戦場で有利に戦えるように戦いましょう。また、敵からドロップした「パーツ」を船に組み込むことで、新たな戦闘能力を得ることも可能です。

パーツを集めて船をカスタマイズ!

少し物語を進めることで、船舶のカスタマイズや新造ができるようになります。本作の船の設計はとてもシンプルなもので、エンジンやプロペラによる動力と司令室、そして武器さえ装備していればほとんど成立してしまいます。船体にパーツを配置する簡単な船づくりは、『ウォーシップガンナー2 鋼鉄の咆哮』にも搭載されていた「HLGシステム」をベースにしたものです。

プレイヤーが気を付けなければならないのは、船体ごとの最大重量を超えないようにパーツを配置するということのみ。それさえ守れば、例えば「大砲だらけの超火力船」「機動力と魚雷を備えた一撃離脱船」など、自由自在に自分だけの船をデザイン可能です。大砲など一部のパーツは高さを変えて配置することもできます。

そんな自由な本作ですが、兵器で導入必須と言えるのが「対空装備」の存在。本作は敵の数が圧倒的で、多くのミッションで航空兵器がプレイヤーに襲いかかります。航空兵器を大砲で狙って破壊する……といった強引なプレイもできるのですが、強いこだわりがなければなるべく対空兵器を装備しましょう。対空兵器はオートで撃墜してくれるほか、手動でも操縦可能です。

そのほか、船には「ラム(体当たり攻撃)」「ドッジ」など特別な操作も設定可能。正面に大砲を集め、ラムと大砲で突っ込みながら相手を破壊する戦略はかなり有効です(ただしこちらの被害も大きい)。また、アイテムの回収範囲を広げる「クレーン」を設置できたり、派手な旗やデカールで飾るカスタマイズ要素もあったりと、造船には無限の可能性があります。

なお、同じミッションは何度でも受注できるので、改造した船の性能を確かめつつ、敵を倒してパーツ集めを繰り返すのがとても楽しい作品です。

空中戦艦やプラズマ兵器も!

本作は現在早期アクセス中で、ストーリーとしては駆逐艦を使用する第1章のみ実装されています。そのため造船モードの船体やパーツ数などに制限がありますが、現在のビルドには嬉しい「全パーツ解放モード」がついています。

このモードを使用することで、プレイヤーは初期船舶からゲーム中に登場する空中戦艦まで自由に設計できるようになります。使用できる装備もプラズマ兵器や100ミリ砲弾など、とてつもない強力な兵装が満載。エンジンなど動力パーツも多数用意され、圧倒的な火力と機動力を持つSF戦艦を作り上げて海を駆け巡ることも不可能ではありません。

また、開発者インタビューで「歴史上の戦艦の再現も出来ます」と言われている通り、戦艦大和用のパーツなども用意されています。パーツ配置が自由にできる本作だからこそ、むしろリアルさに細かくこだわるプレイや造船もできますね。

繰り返しますが、本作には重量以外の制限はほとんどありません。プレイヤーの数だけ好きに船を作れる、そんな素敵なおもちゃ箱やバイキングのような楽しさが本作にはあるのです。


ここまで紹介してきた『Waves of Steel』。自由なカスタマイズ性とシンプルでわかりやすい操作、なにより「自分の最強の船で敵を倒す!」という単純明快な楽しさにあふれている作品です。

早期アクセス期間はおよそ10ヶ月を予定しており、開発者によれば2022年6月には終了予定とのこと。現在プレイ可能な駆逐艦だけでなく、後半では大型戦艦などを使用するストーリーなども用意されていくようです。また、ちょっと変わったボーナスミッションや本編後のDLC展開、日本語実装なども目指しているとのこと。詳しくは本作の「開発者インタビュー」をご覧ください。

開発者自身も「似たようなゲームを作りたい」としている通り、多くの点で『鋼鉄の咆哮』シリーズの魅力と本作独自の爽快さなどを感じさせる本作。UIやゲームの雰囲気などは決して新しいものとは言えませんが、それを補って余りある自由すぎる楽しさがここにあります!

※UPDATE(2021/8/8 20:10):記事初出時、「コーエーテクモが発売した『ウォーシップガンナー2 鋼鉄の咆哮』(開発:マイクロキャビン)」と記載しておりましたが、正しくは、企画・開発・販売はコーエー、マイクロキャビンは原作です。また、開発にはシェードも参加していますが、本文中には記載しておりません。お詫びして訂正いたします。
コメント欄及びTwitterでのご指摘ありがとうございました。

《Mr.Katoh》

酒と雑学をこよなく愛するゲーマー Mr.Katoh

サイドクエストに手を染めて本編がなかなか進まない系。ゲーマー幼少時から親の蔵書の影響でオカルト・都市伝説系に強い興味を持つほか、大学で民俗学を学ぶ。ライター活動以前にはリカーショップ店長経験があり、酒にも詳しい。好きなゲームジャンルはサバイバル、経営シミュレーション、育成シミュレーション、野球ゲームなど。日々のニュース記事だけでなく、ゲームのレビューや趣味や経歴を活かした特集記事なども掲載中。

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