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国内初出展!シンプルに見えて底なし沼なADVカードゲーム『Inscryption』プレイレポ【BitSummit THE 8th BIT】

某TRPGクローズドシナリオのような導入から始まったカードゲームは底なし沼への入り口だったのです。

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国内初出展!シンプルに見えて底なし沼なADVカードゲーム『Inscryption』プレイレポ【BitSummit THE 8th BIT】
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2021年9月2日と3日の2日間、京京都市勧業館・みやこめっせでのメディア・インフルエンサー向けの会場展示・イベントと、オンラインイベントの2段構えで行われるインディーゲームの祭典「BitSummit THE 8th BIT」。海外インディーゲームパブリッシャーのDevolver Digitalブースでは、不気味な小屋の中で展開されるストーリーカードゲーム『Inscryption』が出展されていました。なんと、日本語版のプレイアブル出展は今回のBitSummitが初になるとのこと。早速プレイしていきましょう。

画面中央下部にある出入口マークのようなカードを拾うと、ここに収めよといわんばかりの枠が出現。カードをはめ込み、気が付くと見知らぬ小屋の中に座っていました。某TRPGのクローズドシナリオ導入みたいです。

目の前には眼だけが怪しく光っている謎の人物の姿、彼は「リスのカードを場に出すのだ。」と語りかけてきます。右側に小さくWキーとSキーの表示があったので押してみると視点が移動しました。どうやら自分の視点を手前や奥に移動できるようです。自分の手札のカードから自分の盤面、相手の盤面を注視できるので、自分の手元を確認してみるとリスやオオカミ、オコジョといった動物のカードを持っています。いつのまに......。

カードには、体力や攻撃力、そして血の表示がされています。血が2つついているカードは、手札から場に出すために場の生物を2枚生贄に捧げなければなりません。

カードを場にセットし、画面左側のベルを鳴らすとフェーズが進行、場に出されたカードが攻撃をしかけます。対面にカードがなければプレイヤーに対して直接攻撃となり、プレイヤーに与えたダメージ分の石が天秤の皿に乗せられます。与えた合計ダメージの差が5点になれば勝利です。体力性ではないのがポイントな気がします。シンプルにスタッツが高い「オオカミ」「グリズリー」、ダメージを与えたカードを強制的に倒せる「クサリヘビ」、生贄に捧げる場合は盤面に残り続ける「ネコ」など、カードの効果はいたってシンプルなものが多い印象。

本作の肝となる点は、召喚酔い(場に出したターンは攻撃できない)しないことと、攻撃したカードが一方的に相手にダメージを与えられることです。相手のカードより攻撃力や体力が低いカードを出してもきちんとダメージを蓄積できますし、その逆もまたしかり。4枠しかない場と生贄要因となる「リス」を適切に使い、「オオカミ」「カメ」などの強いカードを長く使えるかが腕の使いどころ。相手の出力する合計ダメージより多いダメージをこちらが与えられるのであれば、負けることは絶対にないからです。一度場に出したカードは別の場所に移動することもできないため、カードの効果や盤面のシンプルさとは裏腹に非常に奥が深いゲームだと感じました。

本作は、ただ対戦するだけではなく。先に進んで新たなカードを獲得したり、カードのスタッツを強化したり、アイテムを入手したりしながら進めていくアドベンチャー要素も兼ね備えています。閉じ込められた(?)小屋の中には金庫のようなものから鍵穴もあり、どうやらただのカードゲームとは一味違うようです。

残念ながらボス戦では1段階目は倒せたものの、2段階目でリソースがなくなってしまい、負けました。デッキが切れた場合に出現する「飢え」のカードが攻撃を無効化してくるため、デッキが切れたターン中に決着をつけられなければほぼ負けですね。ルールブックも閲覧できたのですが、今回のプレイアブル版で登場しなかった効果もかなりあるようです。カードの効果が単純なのは最初のうちだけなのかもしれませんね。これは底なし沼な予感がします。

『Inscryption』は2021年リリース予定。現在Steamストアページにてベータ版への参加リクエストを送ることができます。

《ばるたん》
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