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木村拓哉も登壇!『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』の舞台裏が聞けた記者発表会の様子をお届け【レポ】

興味深い話がたくさん!キャストのトークセッションに加え、楽曲のディレクション秘話も!

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木村拓哉も登壇!『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』の舞台裏が聞けた記者発表会の様子をお届け【レポ】
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セガは2021年9月10日、いよいよ発売が9月24日に迫る『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』の完成披露記者発表会を開催しました。

この発表会では本作の総合監督を務める名越稔洋氏に加え、木村拓哉さん、玉木宏さん、山本耕史さん、光石研さん、中尾彬さん、といったそうそうたる出演陣も集結。トークセッションでは本作の舞台裏を聞くこともできました。また、発表会後半には本作のテーマソング「螺旋」の作詞作曲を手掛けたjon-YAKITORYさんと、ボーカル担当のAdoさんからのビデオメッセージも流され、楽曲のディレクションについて名越監督から説明が有りました。

本記事では、発表会の様子を皆様にお伝えしつつ、その情報をより詳しくお伝えしていきます。


発表会が始まると、まずは名越監督が登壇。正式に同作が完成したことを明言し、「この発表会を通じて皆さんの期待をより高めて頂きたい」と『LOST JUDGMENT』への自信をのぞかせました。

名越監督の挨拶が終わると、いよいよ豪華出演陣が登壇。トークセッションへと移ります。トークセッションでは出演陣の演じるキャラクターについて、名越監督と出演者が語りました。

まずは木村拓哉さん演じる主人公、八神隆之について。八神は前作に引き続きの主人公ですが、前作『JUDGE EYES:死神の遺言』について、木村さんは「国内のみならず、海外で好評だったのがとても嬉しい」と語ります。実際、前作は日本を舞台とした新規IPとしては異例なほど多くの海外ゲームプレイヤーに遊ばれており、世界中のゲームメディアが付ける評価「メタスコア」は100点中80点、ユーザースコアは10点中8.3点と高得点を記録しています。

もちろん、この点数は木村さん演じる八神の魅力があってこそ。木村さんにとっても、海外のゲーマー層をファンにできたのは嬉しかったのでしょう。また、日本では共演したアナウンサーなど、意外な方からの「クリア報告」も聞けた、とコメント。前作の人気ともども隠れゲーマーの多さにも驚いたようでした。

名越監督は、前作の収録から大分時間が経っているので木村さんにもう一度、八神になってもらう必要があったが、驚くほどスムーズに木村さんが八神となっていたことに驚いた、と語ります。八神という役については、彼が話す多くの法律用語の監修が大変とも話していました。

八神隆之についてのトークセッションでは、新型コロナウィルスの影響についても話が及びました。換気のため、収録を30分に一回は中断する必要があったそうで、「どんなに集中し、ノッていても中断させられてしまうのが辛かった」と語っていました。

確かに、前作のプロモーションで公開された映像では密閉された空間で収録しており、コロナ渦下においては感染防止には並々ならぬ努力を払っているのでしょう。

次に、玉木宏さんが演じる神室町の半グレ集団「RK」のリーダー、相馬和樹について。相馬和樹は今作からの登場人物で、名越監督によれば「いろんな意味でキレる、残酷であり冷静」そんなキャラクターになっているそう。玉木宏さんを起用した理由については「おっかねー、と思わせるヒリヒリ感が欲しかったから」とのことです。

今作での起用について玉木さんは「まさかゲームに出演し、この役を頂けるとは思ってもいなかった」。初めてゲーム作品へと参加したため、顔の3Dキャプチャーやリアルさに驚いたと語りました。

台詞についても「かなり自由にやらせてもらえた」としており、玉木さんの自由な演技で相馬和樹がどのようになるのか、今から一癖も二癖もあるキャラクターに期待大ですね。

次に、山本耕史さんが演じる伊勢佐木異人町の便利屋、桑名仁は、名越監督によれば敵なのか味方なのか分からない飄々とした感じが魅力なキャラクターとのこと。『龍が如く』シリーズから便利屋キャラクターは様々に登場していますが、今作においてどのような個性を発揮するか楽しみです。

ゲームの出演経験は初めてなため、「木村さんと共演できるのに、会えないというのが不思議だった」と語る山本さん。ゲームでの八神を見て、木村さんの姿の再現度に驚いたそう。「この歳になって、すごく勉強になった」という山本さんの初の経験がゲームに如何に落とし込まれているのかにも注目です。

光石研さんが演じる警視庁巡査長、江原明弘は序盤のキーパーソンでもある重要なキャラクター。彼が痴漢事件の裁判で不規則発言(求められていないのに話し出したり、叫んだりすること。複数回行うと退廷が命じられる)をしたことが今作のショッキングな物語の幕開けとなるようです。

光石さんは江原という役に対し、「何かを背負った役をやりたかったので、江原を演じられ嬉しい」と語っていました。

キャラクターの立ち位置としては前作の大久保新平に近いのではないでしょうか。八神との関係性の変化にも注目したいところでしょう。

中尾彬さん演じる源田法律事務所所長、源田龍造は前作からのキャラクター。八神が弁護士時代に所属していた事務所の所長で、親代わりのような存在です。

中尾さんは、本作への出演について、「前作の収録では慣れなくて声が5メートルしか出ない感覚だったが、今作では15メートルくらい出た感覚」と演技の自信を深めた様子。

八神についても、「前作ではいい加減なやつかと思っていたが、ようやく親のような感覚になった」と愛着がわいてきたようです。

その後、トークセッションでの話題は、今後出演陣が演じてみたい探偵像や弁護士像、さらには犯人像についてまで及びました。

木村さんは、「これまで弁護士や探偵は演じたことがあるが、今度は犯人役もやりたい」と笑いながら発言。「本作『LOST JUDGMENT』のような、ストーリーのしっかりしている面白い作品であれば、どんな役柄でも構わない」とも語り、本作への手ごたえをのぞかせていました。

一方、玉木さんからは「脚本が非常に面白かったので『LOST JUDGMENT』の出演陣でそのまま本作を実写化してみたい」と野心的な発言が飛び出しました。というのも、憧れの木村さんとの“声だけでない共演”に興味があるそう。

それに対し、名越監督は「立場上、安易なことは言えないが、実写でも、と言っていただけるのは光栄」と応えていました。

山本さんは「自分が演じるなら,100%探偵」の即答。理由は弁護士の使う言葉が難しすぎるからとのこと。木村さんは凄いと賛辞を惜しみませんでした。加えて、探偵役になったら先輩方を犯人にして追い詰めたいと語り、笑いを誘っていました。

60年という長い俳優活動で様々な役柄を演じてきた中尾さん。「50までは犯人役、最近は裁判官や弁護士やったり。今、犯人やったら上手いと思うよ。監督、次は犯人役でお願いします」と話し、こちらも笑いを誘っていました。

トークセッションの最後には木村さんが出演陣を代表し、「新たなキャストとスタッフを含め、全員で『LOST JUDGMENT』を作りました。本当にリアルな芝居ができ、映像の仕上がりも実写に危機感を持つほど素晴らしく仕上がっています」「コロナのストレスをゲームで吹き飛ばして欲しい」とコメントしていました。

トークセッションが終わると作詞・作曲jon-YAKITORYさんと、ボーカル担当のAdoさんのビデオメッセージが披露され、その後、名越監督からテーマソング「螺旋」についてその舞台裏が明かされました。

名越監督の話によると、楽曲の始まりはjon-YAKITORYさんの起用を決めたところから。その後、jon-YAKITORYさんの曲のカバーをしていたAdoさんを知り、この組み合わせ以外考えられなくなったとのことです。

なお、このキャスティングは、社会現象を引き起こした楽曲「うっせぇわ」が話題になる前の2020年秋のこと。名越監督は、本作の物語の重要なキーに“高校”があるため、当時はそれほど有名ではなかったがそれでも「この2人しかいない」と強い信念で関係各所にお願いしたと語りました。

実はこの事情を知らない人から「上手く電撃戦でキャスティングしましたね~」と言われるたびに、「「うっせぇわ」の前から知ってたよ」と思ってしまうそう。この辺は有名アーティストを無名時代から知るような方にとっては共感できる点かもしれません。

jon-YAKITORYさんと、ボーカル担当のAdoさんのビデオメッセージでは、この楽曲は「単純な善悪では測れない葛藤について曲にした」とのコメントが。ゲームをプレイした時、曲への印象がどのように変化するのか楽しみです。

最後に、名越監督が「前作に続き、『LOST JUDGMENT』も世界中の人々に楽しんでいただけるゲームになったと思う」と話しつつ、コロナ禍で開発環境の構築から新たに取り組まなければならず大変だったことを明かしました。

「それでも、『LOST JUDGMENT』は一人で楽しむ豊かな時間を改めて提供できるのではないか」と語った名越監督。最後に「体験版ダウンロードしてみてね」と締めくくっていました。

《大塩》
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