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【吉田輝和の絵日記】『ディサイプルズ L』は選択肢が幅広くてモンスターみたいな奴にも求愛できるRPGでした

自分に合うかわからないゲームもやってから後悔しようぜ!

家庭用ゲーム PS5
【吉田輝和の絵日記】『ディサイプルズ L』は選択肢が幅広くてモンスターみたいな奴にも求愛できるRPGでした
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システムが複雑なゲームって苦手なんです。

システムを全て把握した時の気持ち良さは理解していますが……ゲームを始めるまでのハードルが高く感じてしまうんですよね。

僕は、洋ゲー的なダークファンタジーの世界観&自由度の高いゲームが好きなのですが、システムが複雑なことが多い気がします(僕の偏見)。

今回プレイしたゲーム(PS5版)も一見するとそんな感じ。

ただ、『ディサイプルズ リベレーション』は、洋ゲー的なダークファンタジーの世界観&自由度の高いRPGではあるのですが、バトルシステムはシンプルなものになっていました。

本作の主人公であるアヴィアンナは、自分の運命を決める様々な選択をすることになります。僕は、こういったゲームでは、ついついネタ系の選択肢ばかり選んでしまいがちです。果たして、彼女はシリアスのままいられるのでしょうか……。

難しそうな見た目だけど意外とシンプル!

本作の舞台は第九紀である「再誕期」の世界ネヴェンダール。ここでは、エルフや帝国、不死者の群れに不浄の軍団……様々な勢力による争いが続いている。

うん……第九紀とか再誕期とか言われてもよくわからんな!

ようするに戦乱が続くダークファンタジーの世界を舞台に、主人公のアヴィアンナが色んな勢力と関わり、戦い、そして選択していく物語が描かれるみたいだ。

傭兵のアヴィアンナとオライオンは、ある神官を暗殺するために潜入任務を行っていた。

ダークな世界観とは裏腹に、なんだかお気楽な雰囲気だな。

本作では、会話の要所要所に選択肢がある。

この会話では、「神官をどう始末するか」というオライオンの問いかけに対し、「皆殺しにする」と「隠れて神官だけを始末する」の2つから選択出来た。

躊躇なく皆殺しを提案するアヴィアンナ。まあ選んだのは僕なんだけど。

ちなみに「やってから後悔しましょう」はアヴィアンナの口癖なのか、この後もよく出てくるぞ。

バトルは、敵味方入り乱れてのターン制のシステムだ。バトルエリアは、障害物があるものも存在するが、高低差がなくシンプルでわかりやすい。

攻撃方法はユニットごとに異なるが、基本的には通常攻撃に加え、数ターンのクールタイムを要する強力な攻撃が可能だ。

アヴィアンナたちは、神官を見つけるも返り討ちに遭ってしまう。

絶体絶命の危機に突如謎のポータルが開き、決死の覚悟でそこに飛び込むと……

そこは伝説に聞く古の城「イリアン」だった。

帝国に追われる身だったアヴィアンナたちは、これ幸いと古城イリアンをいただいちゃう。

優しくする?それとも威圧しちゃう?

アヴィアンナたちは、帝国から身を守るべく4つの勢力に介入することに決めた。

エルフが支配するホワイトランド、不死者が徘徊するグレイリーフ、悪魔が跋扈するヒューリック、帝国の前哨基地である寡婦の平原。この4つの地域のどこへ向かうのかをまず選択する。

最初に訪れたのはグレイリーフだ。

エルフは選民意識が強くていけ好かなさそうだし、悪魔は怖いし、帝国は敵だし、一番話が通じそうなのが不死者だと判断したのだ!

フィールドでは自由に動き回って探索が出来る。

お、誰かいるぞ。

近寄るとバトルが始まる。敵対勢力か否かは、キャラクターの頭上アイコンで判別可能だ。

敵は、こちらから近付かない限りは襲って来ないぞ。

つまり、距離を保てば戦わずに先に進むことも……。

メインクエスト以外にもサブクエストが存在する。基本的に頼まれごとが多く、会話次第ではバトルが始まったり、逆に争いを避けられたりもする。

選択肢には、アヴィアンナらしいもの、他者を威圧するもの、優しくするもの、そして「うるせえぶっ殺す!」といわんばかりに好戦的なものがある。

各勢力からの印象は、クエストをどのようにクリアするかによって友好または悪名に傾く。

本作は、常に死と隣り合わせのシビアな世界観なのだが、愉快な選択肢のおかげであまり暗くはない。

とりわけアヴィアンナは、恋愛のストライクゾーンがかなり広く、男女問わずすぐイチャつこうとするところが面白い。

って、モンスターみたいな奴はちょっと……ストライクゾーン広すぎないか?

色んなユニットを雇って戦略を組み立てる

イリアンではユニットの補充や買い物、装備の強化が出来る。攻略に詰まったら一度帰還するのがいいだろう。

ユニットごとに使用出来るアビリティは様々だ。近接と遠距離、攻撃や回復など、バランスよくユニットを雇用しといた方がいいだろうな。

雇用や買い物に必要な資源は、各地域のフィールドに配置されている設備を制圧することで入手出来る。資源は時間経過で溜まっていくので、スッカラカンになった時は気長に待っていよう。

現実もこうだったらいいのに……。

最新のユニットや装備を整えたおかげで、さっきまで苦戦していたのが嘘みたいにサクサク進むようになった。

行動順の早いオライオンを隠密のアビリティで敵陣に突っ込ませ、アヴィアンナとの挟撃で敵を弱らせ、範囲攻撃が出来るユニットで敵を一掃する。ユニットが増えると自分なりの必勝戦略が見えてくるな!

不死者、エルフ、悪魔、帝国と各エリアを順調に攻略していき、ストーリーが進むにつれて選択肢も世界に影響をもたらす重大なものになっていく。

そんな中でも……

アヴィアンナのノリ軽っ。

でも、そういうトコが逆にほっこりして良いわ……。



4つの勢力をクリアしても、ストーリーはまだまだ続きます。現在は40時間ほどプレイして結構進みましたが先はまだ長そうです。

1回のバトルにかかる時間が長めで、ザコ相手でもボスと戦ったような疲労感がありました。設定でバトル速度を倍速化してもなおゆったり目に感じます。あとは、クエストの目的地がどのエリアなのかわかりづらく、システム面で不便さを感じることがありました。

プレイするまでは「ややこしそうなシステムがありそうだな……」とちょっと警戒していましたが、いざプレイしてみると見た目とは裏腹にシンプルなシステムだったので、シミュレーションRPGが好きな人ならすぐ馴染めると思います。

また、今回紹介しきれませんでしたが、本作には、1対1で対戦するオンラインマルチプレイモードが搭載されています。プレイヤーの戦略が勝敗を分けるので、本編でプレイに慣れた人同士が対戦すると大いに盛り上がりそうですね。

Kalypso Media Japanが発売し、Frima Studioが開発するPS5/PS4/PC向けソフト『ディサイプルズ リベレーション』は、2021年11月25日(木)発売予定です。

吉田輝和のプロフィール:自画像の絵日記を20年以上書き続けている謎のおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、これまでアニメ作品に3回登場した。何故こんなに漫画に登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 最近、『スカイリム』を二人でプレイする絵日記企画「スカイリム二重人格ロールプレイの旅」をはじめた。同企画の最新話通知用Twitterはこちら。吉田輝和個人のTwitterはこちら
《吉田 輝和》

おじさんの絵を描くおじさん 吉田 輝和

20年近く趣味でおじさんの絵(自画像)を描いていたら、いつの間にかおじさんの絵を描く仕事をするようになったおじさん。「吸血鬼すぐ死ぬ」や「からかい上手の高木さん」など数多くの漫画に、自分でも知らない内にモブとして登場している。 現在はGame*Sparkや他メディアでおじさんの絵やゲームの絵日記を連載中。お仕事の依頼は吉田輝和ツイッターからどうぞ。

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