2Dアクション『Jubilee』―本作の特徴は「何もない!」…開発者のその真意とは?【開発者インタビュー】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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2Dアクション『Jubilee』―本作の特徴は「何もない!」…開発者のその真意とは?【開発者インタビュー】

目新しさはありませんが、丁寧に作られた一本です。

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2Dアクション『Jubilee』―本作の特徴は「何もない!」…開発者のその真意とは?【開発者インタビュー】
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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、finalbossblues開発、PC向けに11月18日にリリースされた2Dアクション『Jubilee』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、ジャンプとスピンを使い一つの巨大なマップを冒険する2Dアクション。アップグレードやパワーアップなどはなく、高難度。ジェムを集めたり動物を救出したりしながら進み、出口を目指します。記事執筆時点では日本語未対応。

『Jubilee』は、1,010円で配信中


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?

Jason Perry氏(以下Jason)こんにちは!Jason Perryです。私はプロのドット絵アーティストで、フリーランスの仕事やアセットを作ったりしています。本作は初めての商業ゲームプロジェクトになります。

私が今一番好きなゲームは『マインクラフト』です。と言っても、空いた時間にリラックスできるからなんですけどね。以前はニンテンドウ64のゲームが大好きで、子供の頃は『バンジョーとカズーイの大冒険』や『マリオストーリー』を遊んでいました。

――本作の開発はなぜ始まったのですか?

Jason元々、大きなドレスを着た女の子のアニメーションを作りたかった、と言うのが本作の発端です。大きなドレスがつぶれて小さくなったり、大きく広がったりするアニメーションを大袈裟にやれば面白そうだと思ったのです。本作はまずプレイヤーキャラクターのアニメーションから始まり、その後、そのアニメーションに合うように彼女の動きをプログラミングしました。私にとって一番大事なことは、ジャンプしたり動き回ることが気持ち良いということです。本作のその他の部分は、プレイヤーキャラクターのアニメーションを中心として作りました。

――本作の特徴を教えてください。

Jason何もありません!そしてそれこそが本作を面白いものにしているのだと思います。ただ「遊んで楽しい」ということだけに力を入れたからです!私は別に何か野心的な物を作りたいとは思っていませんでしたし、本作は何か新しいことに挑戦するゲームでもありません。その代わり、私の目標は「昔懐かしく、高クオリティのものを作る」ということでした。

時には、頑張ることでオリジナリティがあり個性的なものを作れる時もありますが、遊ぶと楽しくなかったりしますよね。私は流れるような動きの2Dアクションが好きです。壁ジャンプも好きです。高クオリティなアニメーションも好きです。楽しくするには、これだけで十分でしょう。

――本作はどんな人にプレイしてもらいたいですか?

Jasonすべての人にプレイしてもらいたいです!しかし高難度で素早い動きのゲームが好きな人こそ、本作を一番気に入ってくれることでしょう。本作はまさにチャレンジです。とは言っても、チェックポイントがたくさんありますので、理不尽ということはないでしょう。

また、スピードランナーの方たちには本作をとても楽しんでいただけているようです。おそらくそのような方達は、操作性が良いゲームが好きなのでしょう。

――本作が影響を受けた作品はありますか?

Jason私は、小規模のインディーゲームである『Rex: Another Island』をプレイしました。とても小さいですが、とても可愛いらしいゲームです。このゲームをプレイした後、本作の世界をどう構築するべきか決断することができました。それ以前は、ステージをどうすればいいのか全然思いつかなかったのです。すでに楽しく走り回ってジャンプするキャラクターはいたのですが、その周りは空っぽでした。『Rex: Another Island』が、一つの巨大なマップの中でゲームのすべてが展開するというアイデアをくれたのです。

――本作の日本語対応予定はありますか?有志翻訳は可能ですか?

Jason私は日本語がまったくわかりませんので、もしどなたか翻訳をしたいという方がいらっしゃいましたら最高ですね!

――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?

Jasonありませんでした。私は自宅で作業をしていますし、本作の開発は休日に行いました。そのため、生活はほとんど変わりませんでしたね。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?

Jasonはい、もちろんです。ぜひ楽しんでください!

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Jason私の小さなゲームに興味を持っていただき、ありがとうございます!アニメ、漫画、そしてもちろんゲームといった、日本の様々なものは私にとってとても大切な物であり、私のスタイルに影響を与えました。もし日本の誰か1人でも、私のゲームを気に入っていただけたら、私のクリエイティビティで恩返しができるということであり、とても気分が良いですね。

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に500を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。


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