2021年12月23日より、ゲームプラットフォームSteamにて「ウィンターセール」を開催中です。期間中はさまざまなゲームのセールや、2021年のトップゲームを決める「STEAMアワード」などのイベントが開催されています。
本稿では、数あるゲームの中から年末年始に楽しみたい「2,000円以下で楽しめるサバイバルゲーム」を紹介。極寒の地から宇宙、北欧神話世界、ゾンビが溢れる世界までを舞台に、定番作品を中心におすすめしていきます。
Project Zomboid
クォータービュー視点で、ゾンビたちが溢れる街を舞台に生き残るサバイバル。プレイヤーは街中の住宅や施設などを探索し、食事や水、ツールなどを獲得しながら拠点の構築を行い、ゾンビたちの襲撃から身を守らねばなりません。この世界では、時間の経過とともに電気は止まり、食料も乏しくなっていきます。文明的な生活を送るためには発電機を稼働させる、畑を作るなど専門的な技術を身に付けねばなりません。
本作は細やかなキャラクター作成が可能なのも特徴的。スキルポイント制で、釣りや戦闘が得意といった長所はポイントを消費し、「狭い場所でパニックになりやすい」「喘息持ちで持久力が低い」などといった短所はポイントを増やしてくれます。強みのあるキャラクターを作るためには何かを捨てなくてはならないのです。
2021年12月には大型アップデートを配信。新規プレイヤーはもちろん、過去にプレイした人も新たに始めるチャンスです。ただし、本作はゲーム開始時にも表示されますが「いかにして死ぬか」のゲームです。どんなときでも終末を迎える覚悟をご用意ください。
Valheim
北欧神話とバイキングの世界をベースにしたオープンワールドサバイバル。プレイヤーは、北欧神話10番目の世界「Valheim」へと導かれたプレイヤーとなって、オーディンに相対する邪悪な存在を倒し世界に秩序をもたらすのが目的です。2021年2月に発売、わずか1ヶ月ほどで500万人の売上数を獲得した今年の大ヒット作品のひとつです。
裸一貫のスタートで木々を集めて石を拾い、ほったて小屋で肉を焼いて食べるわびしい生活も、世界を探索してボスを倒していくうちに少しずつグレードアップ。開発が『ゼルダの伝説』シリーズに強く影響を受けたという「目標を達成すればやれることが増えて世界が広がる」ゲーム性が、単純なサバイバルだけでなく探索と戦闘をメインとする本作をより楽しくしています。
2022年には、さらにコンテンツの広がるアップデートを予定。今のうちにプレイを始め、拠点構築や戦闘などをたっぷり楽しんでおくのもおすすめです。
Raft
どこまでも続いていくような広大な海を舞台に、小さなイカダひとつで冒険を行う作品。プレイヤーは海上を漂う資源を集めてイカダを拡張し、サバイバルしながらこの世界の謎を解き明かしていきます。イカダの周辺には、常にプレイヤーを狙う「サメ」がうろつき、プレイヤーとイカダを獲物として襲ってくるため油断は禁物です。
ゲーム内では研究などの要素もあり、世界を探索してリソースが増えていくごとにクラフトもどんどん豪華になっていきます。最初は板切れ一枚のようなイカダも畑を作り、鍛冶施設を設置し、農場まで作れば、もはやひとつの立派な要塞。建築の拡張性は高く、プレイヤーのアイデア次第で独創的なデザインのイカダを作ることも難しくありません。
マルチプレイで遊べば、みんなで「水が足りねえ!」「右に島が見えるぞ!イカダを寄せろ!」「サメが、サメが!」などとコミュニケーションをとる限界海上生活を楽しめること間違いなし。もちろん、ソロプレイでも十分に楽しめますよ。
DYSMANTLE
世界の終末を地下シェルターでやり過ごした主人公が、崩壊後の世界を舞台に生存と脱出を目指すサバイバルアクション。数年ぶりの地上はすっかり様変わりしており、凶悪な怪物たちがさまよう危険な場所へと変貌しています。
本作の特徴は、世界中のほぼすべてのオブジェクトが破壊可能であること。初期装備のバールや、入手・作成できるバットやスレッジハンマーを使用して壊して回り、強化のためのさらなる素材を集めて行きましょう。料理や睡眠による自身の強化や、世界を拡げていくアンテナ探索などの要素もあり、クラフトと冒険をたっぷり楽しめます。
2021年11月16日に発売され、Steamユーザーレビューも高い本作が、ウィンターセールで早くも37%オフ。食料などのリソース管理を考えず、気軽に長く遊べるサバイバルゲームとしてもおすすめです。
The Long Dark
雪が吹き荒れる、極寒の世界を舞台にした極限サバイバル。プレイヤーは寒さと飢え、徘徊するオオカミなどの野生生物たちに対応しながら世界を探索して生き残らねばなりません。
ゲームで最も恐ろしいのは、やはりその寒さ。生き残るためには家屋を見つける、焚き火やストーブで暖を取る、少しでも丈夫な衣服を装着するなど対策は必須です。しかし、寒さはいずれより強くなり、最初は多少余裕があった物資も少しずつ減っていきます。低体温症はもちろん、生肉による寄生虫など、生きていくだけでさまざまな危険がある本作は、いかにしてリスクを減らしていくのかも重要です。
ゲームモードはエピソード式ストーリーモード「WINTERMUTE(現在エピソード4まで)」、自由にサバイバルが満喫できる「サバイバル」、さまざまなシチュエーションが用意された「チャレンジ」の3種類。いずれも極限状態でのサバイバルが楽しめます。
Stoneshard
中世風のファンタジー世界を舞台にしたターンベース式のRPG。プレイヤーは広大な世界を舞台に冒険しながら自身を強化し、さまざまな依頼をこなしていきます。飢えや乾きはもちろん精神的なバッドステータスも多く、かなりサバイバル要素が強めの作品です。
本作は非常に高難易度で、少しの油断が簡単に死に繋がります。戦闘で不用意に複数の敵を相手することは自殺行為。細かい医療システムも特徴で、頭部や腕などに怪我をするとステータスに重大な悪影響を及ぼしてしまいます。もちろん治療は可能ですが、慣れないうちは治療費だけで破産してしまうかも知れません。罠を看破する、偵察で敵を見極めるなど、慎重な行動こそが生存の鍵です。
現在は早期アクセスで配信中。定期的なアップデートが行われており、バージョン0.7.0アップデート「City of Gold」では世界の拡張や犯罪システムが登場。高難易度のゲームですが、ターン制のおかげで「この窮地をどうやって凌ぐか」をじっくり考えられるので、理不尽に難しいわけでないのも嬉しい部分です。
Empyrion - Galactic Survival
広大な宇宙を舞台にした3Dオープンワールドサバイバル。プレイヤーは惑星探索や危険生物との戦い、強力な装備のクラフト、自作の宇宙船での遥かなる航海など、さまざまな要素を楽しめます。プロシージャル生成で作られる宇宙には、さまざまな気候や環境の惑星が待ち受けています。
惑星では採集や採掘などの素材集めはもちろん、商業エリアで宇宙人NPCとの交流や売買なども可能。生活拠点の建築や敵性生物の棲家への襲撃、隠された古代遺跡の探索などもできます。なによりも、素材さえ集まればパーツを組合わせて簡単にオリジナルデザインの宇宙船が作れるのも特徴です。
マルチプレイで遊び、フレンドと力を合わせれば巨大な要塞や宇宙ステーションの建築も不可能ではありません。畑で謎の宇宙植物を育て、謎の宇宙料理を作ることもできますよ。
60 Seconds! Reatomized
「世界が滅びるまでの60秒」をテーマにした終末サバイバルアドベンチャー。プレイヤーは世界崩壊までの残された60秒で、家の中にある物資の確保や家族への呼びかけを行い、地下シェルターまで逃げ延びなければなりません。そして、無事にシェルターにたどり着いてからが本番です。
ここから生き残った家族たちによる、終末世界を舞台にしたサバイバルが始まります。食料など残されたリソースを管理し、足りない資源は外の世界へ探しに行かなければなりません。しかし、極限状態では家族の誰かが衰弱したり、狂気に陥ったりすることも。もし外の世界で困っている人を見つけた場合、ギリギリで生きているあなたは手を差し伸べますか?それとも……?
本作は2015年にリリースされたオリジナル版『60 Seconds!』に、さまざまな要素を追加したリマスター版。セール対象はリマスター版の方だけなのでご注意ください。また、宇宙を舞台にした「60」シリーズ『60 Parsecs!』もセール中です。
今回の紹介タイトルでは、食事などの要素があるものをピックアップしてみました。年末年始に美味しいご飯やお酒を楽しみながら、食べるにも苦労する極限状態のサバイバルゲームにじっくり取り組むのも面白いかも?
Steamのウィンターセールは、日本時間2022年1月6日まで開催中です。