※注記ですが画像のUIは最終版とは異なる可能性がある点ご留意くださると幸いです。またスクリーンショットに映っている字幕は視認性のために大きくしていますがオプションでもっと目立たなくすることもできます※
読者のみなさまよいルートシューターを遊んでいますでしょうか。今回幸運にも『ワンダーランズ ~タイニー・ティナと魔法の世界』体験版の先行プレイをする機会に恵まれたので、そのプレイレポートをズバッとお届けしたいと思います。
れっつるーたーめれーしゅーたー!
ゴブリン弾圧反対同盟とともに進め!
体験版ということで用意されているキャラクターは2名。「グレイヴボーン」と「スタボマンサー」です。筆者が選んだキャラクターはスタボマンサーで、男性キャラクターがいいと思ったからです。グレイヴボーンはペットを使う女性キャラで、体験版では最初からスキルポイントが割り振られています。スタボマンサーは割り振られていないので自由にビルドを楽しめる仕様です。
導入はいきなりフィールドに投げ出され、ゴブリンの「ジャー」ちゃんが「ゴブリン弾圧反対同盟(GTFO)」を作っているので協力してほしいといってきます。このジャーちゃんは魅力的なサブキャラで「オーマイゴブ!」とかいってくるので楽しいです。そして提示されるのがドラゴンの神「ヴォルカナール」の暴虐を止めること。これはのちのサイドクエストとして遊べます。ヴォルカナールはゴブリンに圧政を敷いている模様。
本編ではめちゃくちゃ多様なビルドが見込める数々のパラメータ
本作はグレネード枠の代わりに「魔法」があります。クールダウン制で何回でも打てて、長押ししてから発動するものと即座に発動するものの2種類が確認できました。バリアを張るものや火炎を投げるもの、ワイバーンを飛ばすものなどバラエティ豊かです。製品版ではよりバリエーションが増えているかもしれません。
なお今回、驚きのことに「近接武器」の概念が導入されました。これによって近接武器を絡めたスキルが機能しており、かなりの自由度を予感させてくれます。近接武器も装備品なのでドロップがあり、レジェンダリーではどんな近接武器があるのかわくわくしました。
そしてスキルツリーはプレビュー版では1本しかありませんでしたが、本編ではおそらくシリーズを踏襲して最低3本はあるかと思われます。またレベル40になると解放される「伝説ランク」が気になって仕方ありません。
ボダラン節の詰まったクエスト
まず最初にあるのが「ゴブリン弾圧反対同盟(GTFO)」というメインクエスト。こちらではGTFOのポスターを貼ったり旗を掲げたりして反乱を蜂起させる内容。その次のメインクエストはプレビュービルドでは進行不可でしたが期待を煽る作風のため続きがすごく気になりました。
サイドクエストに目を向けると「鍛冶職人」ではボダランのアイドル「クラップトラップ」を介して始まるクエストとなっており、魔法装備の製作を任されたものの作り方がこれっぽっちもわからない、だけどとりあえず採掘にいってくれと使いぱしりにさせられます。採石場では近接攻撃で採掘ができ、一定数の鉱石を集めるとクエストが進行。その後はまた別の鉱石を集めさせられたりマジックアイテムを集めさせられたりします。最終的にはトンデモ展開になるボダラン節です。
古代兵器を奪ってゴブリンたちの安息を得るためのクエスト「戦わない戦士」では戦闘を避けて「相手を誘惑して通り抜ける」ことが可能です。最終的にはアーティファクトをゴブリンに渡すのですが、ボス戦での展開では笑わせてもらいました。
このビルドでもっとも大きいクエスト「ヴォルカナールを倒す者」ではマシンを破壊していくことになります。その後爆弾を手に入れ、「フリージクルズ」との戦いになります。その後は神官を倒してロボみたいなドラゴンヴォルカナールとの決戦に挑むことになります。残念ながら今回はレジェンダリーを得られませんでしたが、ひょっとしたらドロップするかもしれません。
プレイアビリティとおもてなしの精神
シリーズでは死亡時において従来「戦って生き延びろ!」というメッセージが流れ、敵を倒せれば「セカンドウインド!」と表示され復活できます。しかし今回は「命を守れ!」と表示され、敵を倒せれば「デス回避」と表示されます。これは新規のプレイヤーにわかりやすく遊んでもらおうという意図がみえて好印象です。
またサウンドですがオーディオ・ディレクターのインタビューでの発言の通り、タイトル画面から「ハリー・ポッター」感があります。また攻撃のサウンドは従来、少々耳に疲れをもよおすような派手さがありましたが、今作では丸みを帯びた、温かいサウンドとなっており疲れづらくなっているのが印象的です。
今作は新規プレイヤーにも開かれたタイトルという印象が強く、ボダランはあまり知らないけど、というプレイヤーも手に取りやすいでしょう。ぜひ剣と魔法のFPSを体験してみてはいかがでしょうか。それでは読者のみなさまれっつ・ぐっど・げーみんぐらいふ!