砂漠の街のものづくり生活SLG『きみのまち サンドロック』はクラフト・冒険・戦闘もすべてやりごたえあり!ただし現状では不安定な部分も【爆レポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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砂漠の街のものづくり生活SLG『きみのまち サンドロック』はクラフト・冒険・戦闘もすべてやりごたえあり!ただし現状では不安定な部分も【爆レポ】

今度の舞台は砂漠の街!じっくり楽しめるビルダー生活!

連載・特集 プレイレポート
砂漠の街のものづくり生活SLG『きみのまち サンドロック』はクラフト・冒険・戦闘もすべてやりごたえあり!ただし現状では不安定な部分も【爆レポ】
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最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。

今回は2022年5月26日にデベロッパーPathea Gamesより、PC(Steam/Epic Gamesストア)向けに早期アクセスがリリースされた『きみのまち サンドロック(My Time at Sandrock)』について、生の内容をお届けしたいと思います。


『きみのまち サンドロック』とは

荒れ果てた砂漠の街「サンドロック」を舞台にした生活シミュレーション。プレイヤーは街へと住み着いた新人ビルダーとなり、クラフトや農業、住民との交流など、さまざまな遊び方を楽しみながら街を復興させていきます。

本作は、2019年(Steam早期アクセスは2018年)にリリースされた『きみのまち ポルティア(My Time At Portia)』の続編。前作同様に、大災害によって現代技術がほとんど失われてから300年後の世界には、さまざまな技術や遺跡、モンスターなど多くの謎が隠されています。

2020年10月26日にKickstarterキャンペーンを開始。わずか1日ほどで目標額を達成し、最終的には目標額の10万ドルを大幅に上回る約52万ドルの支援を記録しています。ストレッチゴールやSteamウィッシュリスト登録キャンペーンにより、さまざまな追加コンテンツも決定してきました。

なお、本作は2021年3月にSteam早期アクセスを開始する予定でしたが、オンライン販売に必要な各地のレーティング認証のライセンスが想定通りに発行されないという状況になり延期を発表。ベータ版を重ねながら開発を続け、ついに早期アクセス版がリリースされた背景を持っています。

『きみのまち サンドロック』の実内容に迫る!

まずはキャラクター作成です。性別や見た目、声などが設定可能で、見た目はスライダー形式で細かく変えることができます。髪型なども性別に関係なくパーツが使用できるので、思う存分自分だけのビルダーを作りましょう。

ゲームは主人公が列車に乗り、サンドロックの街へと辿り着いた場面から始まります。駅には自分と同じ新人ビルダーの「ミアン」がいて、街へと案内してくれます。街の入口で商業ギルドの長である「ヤン」と出会い、主人公は前任ビルダーのワークショップを引き継ぐことが説明されます。

ハート目なんかもできちゃう。
どっかでみた柄だなあ。

ここからはチュートリアルで、最初にビルダーの必須道具である「石のツルハシ」を制作するように頼まれます。ツルハシを作るためには木と石が必要なため、ワークショップの周囲にある素材を集めていきます。素材が集まったら作業台にアクセスしてクラフトすれば無事完成です。

その後はヤンに報告して無事に最初のクエストは終了。その後は街を散策しながら少女「ジャスミン」、陶芸家の「アミラ」、民兵団のリーダー「ジャスティス」、古代文明を調査している「チーホン」など、多くのキャラクターと出会っていきます。人々との交流は本作の重要なポイントなのです。

ちなみに筆者は最初のクエスト時に石の斧でサボテンを切り倒したところ、街の条例に違反していると説教されました。さいわい初犯だったので許してもらえましたが、次回は罰金や街の人々から厳しい目でみられると警告を受けました。そういえばヤンがそれっぽいことを言っていましたが、最初にしっかりと説明してくれないかな!

引っ越し初日でいきなり厳しい面を見せるサンドロックの街。こうして、新人ビルダーの初日は喜びと不安で過ぎていくのでした……(木を切らなければ怒られません)。

ふて寝。

サンドロックの住民と仲良くしよう!

こうして始まったビルダー生活。本作の基本的な流れは「住民から依頼を受ける→クラフトして納品する」ことで、依頼はストーリーを伴うメインクエストのほか、住民からお願いされるサブクエストと商業ギルドで受けるコミッションが用意されています。

サンドロックの街には酒場やテーラー、鍛冶屋など多くの店があり、素材や道具を購入可能。また、新聞を購入することで街の出来事をチェックできます。そのほかゲームセンターや戦闘訓練場、薬屋などもあり個性豊かな住民が待ち受けています。

住民とは毎日の会話やプレゼント、依頼の達成、季節イベントなどを通じて少しずつ好感度が上昇していきます。住民と仲良くなり、関係が「友人」「相棒」などに変化していくことでステータス変化や店の割引などの特典も受け取れます。一部のキャラクターとは、親しくなることで恋愛まで発展できます。

サンドロックの生活は各季節30日のカレンダーで区切られており、季節ごとにさまざまなイベントが用意されています。イベントではミニゲームなどを通じて専用のコインを獲得することができ、家具や衣装などと交換可能。また、イベントで結果を出すことで住民から好感度が上がることもあります。

また、市役所や教会が開催する集会では、今後の方針や街での出来事などが語られます。集会にはほとんど住民が参加するため会話で好感度を稼ぎやすく、コミッションを受けている住民に納品するために利用できます。

基本的に本作は住民の好感度を上げるのは簡単ではありません。狙った住民と仲良くなるならプレゼントを贈る、依頼を集中して受けるなどの工夫も必要です。なるほど、条例を無視して木を切るなんてもってのほかなわけですね。

キャラクターとの特別なイベントも。
好みのカトリさんは残念ながら結婚しており恋愛対象外。
さまざまなミニゲームも。

おいらはビルダー!ものづくりが本業だ!

クラフトは最初にツルハシを制作した作業台のように“素材があればすぐ作れるもの”と、炉などのような“素材を入れて完成を待つもの”の2種類の施設が用意されています。時間がかかる施設には燃料も必要なため、制作中には注意が必要です。

そして前作『きみのまち ポルティア』同様に、ワークショップ内の「組立ステーション」を使用する大がかりなクラフトも用意されています。レシピを用意した目的のアイテムに素材を投入して完成させるもので、本作の生産施設やクエストアイテムはほとんどステーションを利用して完成させます。

例えばクエストで制作する施設「リサイクラー」を完成させるためには、「石のボウル」「木材」「研削用の鋸」が必要です。木材は素材そのままですが、他の2つは素材を元に加工しなければなりません。必然的に大量の素材が必要になるため、余裕がある時に最低限の素材は集めておきましょう。なお、生産用のレシピは商業ギルドやリサーチセンターで入手できます。

また、本作で水は機械を動かすのに必須のリソースに「水」があります。しかし、砂漠の街・サンドロックでは水は貴重品。入手するためには給水塔で購入するか、草や石を破壊して手に入る「露」を集めるしかありません。ちなみに街にあるオアシスに入ると怒られてしまうようなので気をつけましょう。

どの施設を優先してリサーチしていくか。

素材集め、水の確保、レシピの購入とやることは多く、新人ビルダーの生活は初期状態ではかなり厳しくあっという間に体力が尽きてしまいます。もちろん、少しずつ施設が充実することで生活は大きく改善していきます。仕事をすれば主人公もレベルアップして能力も向上していくため、地道な生活がいずれは実を結んでいくのです。

スキルも獲得可能です。
ビルダーランキングもあるので仕事も頑張ろう。

広大な世界を冒険!採掘や農業も自由自在

オープンワールドの本作ではサンドロックの街はもちろん、周囲のさまざまなエリアを探索可能です。砂漠では多くの素材が入手できるほか、野生生物も生息しています。なかには主人公を襲う危険な生き物もいるため、素材集めの際には要注意です。

物語を進めることで大量の鉱石や機械パーツが手に入る鉱山や、モンスターが待ち受けているエリアなど新たなエリアも開放されていきます。新しいエリアには新素材やクエストなども用意されているので、サンドロックの生活を快適にするためには重要です。

剣や銃を使う戦闘も。

また、農場が使えるようになることで主人公はワークショップ内で農業も可能になります。農業のためには水が必要になるので序盤は大変ですが、作物は料理やプレゼントなどにも活躍してくれる頼もしい存在。なにより、砂漠の街で緑を増やすという“潤い”も生活には欠かせません。

お金を稼いだら、ワークショップ周囲の土地を買い取って拡張するのも大切です。街には新たな家畜小屋や家の増設が可能な店も用意されています。本作は施設の再設置が非常に簡単なため、自分の思うままに住宅を改装することができます。

もちろん、ここまで紹介してきたほぼすべての要素は決して強制されることはありません。メインクエストは基本的に期日が決まっておらず、ゆっくりと自分のペースで進めることもできます。どのような生活をサンドロックで送るのか、それはプレイヤーの自由なのです。とは言え、どうしてもクエストを進めながら施設を充実させる必要はありますが……。

街を襲う砂嵐。

ここまで紹介してきた『きみのまち サンドロック』。前作『きみのまち ポルティア』からクラフトなどの基礎を引き継ぎつつ、新たな要素などを盛り込み、じっくりと充実したビルダー生活を楽しめます。やることの多いゲームですが決して難易度は高すぎず、メインストーリーの制限時間に急がされることもありません。

本作は早期アクセスリリース直後に「ロード時間が長すぎる」「ゲームが重すぎる」「フリーズする」などの報告が相次いでいましたが、本記事執筆時にはパッチ配信によりかなり改善されています。筆者は最新パッチ以降はまだ不具合に遭遇していませんが、フォーラムなどではまだ報告されています。また、日本語翻訳の質にはまだまだ改善が必要であるとも感じます。

急に英語になるオーウェン

早期アクセスリリース時は、メインストーリーの一部と基本的なゲームプレイ部分が体験可能。今後はメインストーリーの追加とNPCクエストの拡充、新システムやアイテムの追加などが行われます。また、マルチプレイヤー機能も現在開発中です。

早期アクセスと言うこともあり不安定な部分もありますが、オープンワールド世界で素材を集めてじっくりとものづくりや、NPCとの交流を楽しみたいプレイヤーにはおすすめの作品です。『きみのまち サンドロック』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)向けに早期アクセスで配信中です。

日々忙しいが生活が楽しい。
タイトル:きみのまち サンドロック(My Time at Sandrock)
対応機種:PC(Steam/Epic Gamesストア)
記事におけるプレイ機種:PC(Steam)
発売日:2022年5月26日(早期アクセス開始)記事執筆時の著者プレイ時間:10時間
価格:2,980円

きみのまちポルティア - PS4
¥5,499
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
ルーンファクトリー4スペシャル -Switch
¥4,720
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

《Mr.Katoh》

酒と雑学をこよなく愛するゲーマー Mr.Katoh

サイドクエストに手を染めて本編がなかなか進まない系。ゲーマー幼少時から親の蔵書の影響でオカルト・都市伝説系に強い興味を持つほか、大学で民俗学を学ぶ。ライター活動以前にはリカーショップ店長経験があり、酒にも詳しい。好きなゲームジャンルはサバイバル、経営シミュレーション、育成シミュレーション、野球ゲームなど。日々のニュース記事だけでなく、ゲームのレビューや趣味や経歴を活かした特集記事なども掲載中。

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