一筆書き抜刀ACT『HAYAI』―大怪我を乗り越え、わずか2週間で完成させた作品【開発者インタビュー】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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一筆書き抜刀ACT『HAYAI』―大怪我を乗り越え、わずか2週間で完成させた作品【開発者インタビュー】

70時間以上やりこんでいるプレイヤーもいるそうです。

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一筆書き抜刀ACT『HAYAI』―大怪我を乗り越え、わずか2週間で完成させた作品【開発者インタビュー】
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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Chaoclypse開発、PC/Mac/Linux向けに5月20日にリリースされた一筆書き抜刀アクション『HAYAI』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、マウスによる一筆書きで敵を切り裂いていくアクションゲーム。自身も敵も一撃死する緊張感のあるバトルが楽しめます。プレイアブルキャラは5人おり、それぞれ異なる戦闘スタイルを搭載。敵を連続で倒すことでスコアを稼げるコンボシステムや、世界中と競えるランキング、そして様々な戦術に応じた実績が実装されています。記事執筆時点では日本語未対応。

『HAYAI』は、205円で配信中


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?

Brandon Yu氏(以下Brandon)こんにちは、Brandon Yuです。インターネット上ではChaoclypseとしての方がよく知られています!私はシンガポールに住むソロインディーゲーム開発者であると同時にアーティストです。本作は私の初の商業プロジェクトです。私がアート、プログラミング、デザインを行いました。基本的に、音楽以外すべてですね!私が一番好きなゲームはおそらくPS2向けの『GOD HAND』です。アクション満載な点とやり過ぎな部分が大好きですね!

――本作の開発はなぜ始まったのですか?

Brandonジムのボクシングクラスで手首の怪我をするまで、私は本作ではなくメインプロジェクトである『SKULL CHAINZ』の開発を行なっていました。しかしかなり深刻な怪我で、手術までする必要があったのです!怪我からおおよそ回復すると、私はメインプロジェクトに戻る前に、一つ小さなゲームを作りたいと思いました。そうしてゲームジャムのために3時間でプロトタイプを作ったのですが、これがなかなか面白く、その後2週間でフルゲームにしたのです!こうして本作が完成しました。

――本作の特徴を教えてください。

Brandon操作方法ですね!線を描くのがベースとなっている操作方法というのは他にはあまりないものです。私はデジタルアーティストですので、このアイデアがかなり気に入りました。自分の持っているペンタブレットが使えますからね(笑)。本作の設定には、ペンタブレットユーザーのためのオプションも用意していますよ。

また、素早い展開のバトルも他のゲームと差別化できている部分でしょう。展開がとても早く、プレイヤーを含めてすべてが一撃でやられてしまうのです。

それと、これほどシンプルなゲームでありながら、その奥深さにも驚かされるのではないでしょうか。本作に関するとても長いガイドがありますし、プレイヤーの皆さんも様々なキャラクターたちのための新しい戦略を日々発見しています。本作ではトータルハイスコアを採用していますので、1人のキャラクターだけ上手くてもランキングの上位に登ることができないのです。

――本作はどんな人にプレイしてもらいたいですか?

Brandon高速アクションやハイスコアを競うアーケードゲームが好きな人にプレイしていただきたいですね!

すべての実績を獲得した後は、とにかくハイスコアを目指し、他のプレイヤーよりもランキングの上位を目指すというプレイになります。すでに70時間以上本作をプレイしている人もいますよ!

――本作が影響を受けた作品はありますか?

Brandon本作のテーマは、魔法使い→カウボーイ→侍、と変化していきました(笑)。しかし侍がテーマということで決まると、すべてがピッタリとハマったのです。私は漫画を読むのが大好きで(「バガボンド」の大ファンです)、キャラクターたちに会話などはないものの、漫画キャラクターの要素を取り入れようと試みました。

Hideyoshiは特に典型的な「番長」です。私が作るゲームのプロトタイプは(特に大学生時代に作ったものは)少なくとも1人のキャラクターの髪型がリーゼントなのですが…おそらく「クローズ」「WORST」「爆音列島」のような不良漫画が大好きだからだと思います!

ゲームプレイ面では…特に何か特定のものから影響を受けたということはありません。特に本作のゲームシステムは他ではなかなか見られないものですので、ある意味、このゲームシステムに取り組むことができたのはとてもワクワクしました。多くの私のアイデアは他のゲームから影響を受けたものではなく、本作のために生まれたものだったからです!

――本作の日本語対応予定はありますか?有志翻訳は可能ですか?

Brandonこれは少し複雑です。本作は最低限の英語の知識があれば遊べるようになっていますので、特に翻訳用にパッチは作っていないのです。しかし今取り組んでいるプロジェクト(『SKULL CHAINZ』)が完成すれば、本作のモバイル版を作りたいと思っています。その時、もしかしたらすべてのプラットフォーム向けに多言語対応するかもしれないですね。

それ以前にも、有志翻訳の提案は受け付けております。Twitterで直接メッセージを送っていただければ、『SKULL CHAINZ』の完成後に、こちらから翻訳パッチに関してご連絡させていただきます!

――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?

Brandon新型コロナによる開発への影響はそれほどありませんでした。開発期間がわずか2週間でしたので。また、私はソロ開発者ですので、自分で日々のスケジュールを決められます!これはかなり大きなアドバンテージでしたね。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?

Brandonもちろんです!本作のことをもっと多くの人に知っていただきたいです。必須ではありませんが、もし本作をYouTubeやTwitchで配信するのでしたら、ぜひTwitterで私宛にリンクを送っていただけると嬉しいです。拝見させていただきます!

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Brandon日本の多くの方に遊んでいただけるゲームというものは今までに作ったことがありませんでしたが、本作はたくさんの日本の人にご購入いただいています。本作を遊んでいただいたすべての人に、御礼申し上げます。そして楽しんでいただけると本当に嬉しいです。もし楽しんでいただけましたら、私が今取り組んでいるプロジェクト『SKULL CHAINZ』にもぜひご期待ください!

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に500を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。


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