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AMDのCPU「Ryzen 5000 シリーズ」はなぜゲーマーに愛されているのか?ゲームに最適なベストバランスCPU「Ryzen 7 5700X」からその魅力に迫る

「Ryzen 5000シリーズ」、大変グッドなCPUでございました。

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AMDのCPU「Ryzen 5000 シリーズ」はなぜゲーマーに愛されているのか?ゲームに最適なベストバランスCPU「Ryzen 7 5700X」からその魅力に迫る
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もしあなたがゲーミングPCを組むとしたら、どんなCPUが最適だと思いますか?そんな時は、ゲーマーに一番愛されているCPUを選べば間違いなさそうです。

2020年に登場した「AMD Ryzen 5000」シリーズは、シングルスレッド性能の大幅な向上によってPCゲーマーの注目を浴び、シェアを大きく伸ばしました。特に、今年4月に登場した5000シリーズの新型「AMD Ryzen 7 5700X」は、その価格と性能のバランスの良さから大きな話題となりました。

本稿では、そんなゲーミングPCのCPU選びに迷っているゲーマーの皆様に、「AMD Ryzen 7 5700X」のレポートを交えつつ「AMD Ryzen 5000」シリーズの魅力をお届けします。

折角ならハイスペックで!PCゲーマーにお勧めの5000シリーズはこれだ!

AMD Ryzen 9 5950X

16コア/32スレッドで、3Dゲームを行いながらの同時配信や、高度な映像編集などのクリエイティブな処理もこなせる最上位モデル。

ちなみに、AMDのCPUの末尾の「X」はハイエンドモデルを表すもの。他にも「G」が付いたモデルはグラフィック機能が内蔵されているためグラフィックボードが不要なモデルであったり、今回紹介はしていませんが、「U」や「H」などがついたノートパソコン用の消費電力抑えめモデルなどが用意されています。

AMD Ryzen 7 5800X3D

今年の春に登場したばかりという新顔です。通常の5800XのCPUに、L3キャッシュ(データを高速で処理するために一旦しまっておける領域)が96MBと、通常のRyzen 7 5800Xから3倍近い大増量を行ったモデル。5800X以上の処理速度が期待でき、キャッシュ増量を行っているぶん、お値段のほうもいくらか上昇はしています。性能を追い求めるこだわりの人にオススメ。

AMD Ryzen 7 5700X

こちらも今年の4月に新発売のモデル。Ryzen 7 5800Xと比べるとコア数/スレッド数は変わらないものの、基本クロックがわずかに下げられています(3.8Ghz→3.4Ghz)。とはいってもゲームをする際の性能としては申し分ありません。さらに消費電力が大幅に下がっており、発熱も抑えられています。長期的にはかなりオトクな、非常にバランスの良いCPUです。

AMD Ryzen 7 5700G

上でも説明した、末尾に「G」のつくグラフィック機能が内蔵されたモデルです。2Dのゲームを遊ぶ程度なら全く問題なく遊べてしまい、3Dのゲームも設定を下げれば十分遊べます。グラフィックボードと同時に用意するのはお財布事情的に…という時に選択肢になること間違いなし。後にRX6000シリーズなどのグラフィックボードを購入すれば、グラフィック性能をアップできる便利な機能「AMD Smart Access Memory 」も使えるので無駄になりません。

また、これらのCPUは全て2016-17年に登場した「ソケットAM4」とよばれるCPUソケットを採用しています。昔のマザーボードはRyzen1000-3000シリーズにしか対応していないという時期もありましたが、BIOSの更新によって5000シリーズでも使用可能になったりと、ユーザーフレンドリーな対応が光ります。昔からAMD製品を購入してきたユーザーが、過去の資産を無駄にしなくていいという点もメリットですね。

「Ryzen 7 5700X」と「Radeon RX 6750 XT」でPCを組んでみる!

本稿では特別に、発売したばかりの「Ryzen 7 5700X」と「Radeon RX 6750 XT」をお借りすることができたため、ゲーミングPCを1台組んでみました。

CPUは裸で借りたのでパッケージ写真は割愛。

CPUをこれまた用意していただいたマザーボード、AsRock「B550 TAICHI」にはめ込みます。ちなみに、今回お借りした「Ryzen 7 5700X」の製品版にはCPUクーラーが付属していないので注意。使用する際は別途CPUクーラーを購入する必要があります。

PowerColor「Radeon RX 6750 XT」を開封。RED DEVILという名称が付いていました。パッケージも悪魔っぽさを出してます。

マザーボードにセットしたところ。電源は8ピンx2のタイプです。

RED DEVILという名前のとおり、PCをオンにすると真っ赤に光ります。カッケェ…。

ということで完成!おおよそのスペックは以下ようになっています。

  • CPU:Ryzen 7 5700X

  • グラフィックボード:Radeon RX 6750 XT

  • メインメモリ:DDR4-2666 16GBx2

  • ストレージ:NVMeSSD 500GB

  • 電源: 500w電源 80PLUS

「Ryzen 7 5700X」と「Radeon RX 6750 XT」で実際にゲームをプレイ!

続いては、出来上がったPCを実際に触ってみて、普段から仕事も趣味もゲーム漬けの筆者が感じた肌感覚などをお伝えしていこうと思います。折角高性能なGPUがあったとしても、その性能を最大限に引き出すCPUがないとチグハグなバランスのゲーミングPCになってしまいます。「ゲーマーにとって」がポイントですから、モニタは普段使っている165Hz駆動まで可能なゲーミングモニタを用意して検証しました。

ELDEN RING

重厚な世界観や戦闘を楽しむアクションRPG。戦闘中にシビアな回避アクションを求められるため、フレームレートがブレないことが重要です。PC版はフレームレートが60fps以上にならないようにしてあるため、60張り付きが可能ならば問題なしというところ。

1920x1080の解像度でグラフィック設定をMAXにし、遠景などが映り込むような画面にしてみたものの、フレームレートは60から微動だにせず。そして、温度もそこまで上がってないのか、グラボ側のファンは止まったままという余裕っぷり。これならエルデの王になれそうです。CPUのパワーによってスタート時やコンティニュー時の読み込みもTipsが一つも読み終わらないほどに速いので、ストレスなくリトライが可能なのも嬉しい部分でした。

Ghostwire:Tokyo

般若の面をかぶった謎の男によって無人の街となった渋谷を駆け巡るオープンワールド系FPS。演出や街並みの作り込みが素晴らしく、フレームレートより画質を優先し、雰囲気を楽しみたい作品です。

こちらも画質設定をMAXにし、アップスケーリング+画質補完技術「AMD FidelityFX Super Resolution(AMD FSR)」をオンにして最高設定の「ウルトラクオリティ」と一つ下の「クオリティ」をテスト。遠景・雨・街頭ビジョン・光の反射といった、描画的に重たそうなものがたっぷりの渋谷スクランブル交差点前で計測してみます。

解像度1920x1080で「ウルトラクオリティ」でのスクリーンショット。ごちゃついた部分も含めて非常に美しい夜景がとれたものの、フレームレートは60fpsをわずかに下回り、平均で55fpsといったところでした。

こちらも解像度は同じ1920x1080で「クオリティ」でのスクリーンショット。画質としては正直いってほとんど違いが見当たりません。しかし、フレームレートは66fps近くを行ったり来たりの大健闘。「AMD FSR」の画質を犠牲にせずにフレームレートを上昇させるという効果が顕著に現れた例となりました。

加えて、ゲーム起動からロードしてゲームが始まるまでの時間がだいたい毎回4秒以下だったこともお伝えしておきます。このあたりはCPUがかなり頑張ってくれていそうですね。

モンスターハンターライズ

最後は6月末に大型拡張コンテンツのリリースも予定している大人気ハンティングアクション最新作。描画としては全体的に軽めなゲームではありますので、高フレームレートの維持に期待したいところです。

解像度は上2本と同じく1920x1080にし、画質設定を全てMAX、フレームレート制限をモニタと同等の165に設定(それ以上あっても意味がないため)。街中を走り回ってみましたが165fpsを一切下回らず、維持し続けてくれました。狩猟中もヌルヌル動いてくれるため、目が疲れないのがありがたいですよね。

さらにCPUの読み込みヂカラで、クエスト出発の際のロードが早すぎてロード中画面に出る文章が読みきれません。もはや嬉しい悲鳴。

ちなみに、お試しということでフレームレート制限を解除したところ、常時249fpsという記録を叩き出してくれました。環境さえ整えば240Hzモニターでのモンハンも夢じゃない…!?

自作だけじゃない!「Ryzen 5000」シリーズ搭載のBTOパソコンという選択肢

「Ryzen 5000」シリーズに興味は出てきたけど、PCの自作はちょっとハードル高いかも…という人。そんなあなたにはBTOパソコン(Build To Order・パーツを選び、組み立ててくれるサービス)という選択肢はいかがでしょう。いくつかのBTOパソコンメーカーから、スタイルにあわせて3種類をご紹介。

静音性を求めつつ、ゲーム性能も欲しい!

DOSPARA「GALLERIA XA7R-675XT」

https://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_prime/13/60/11411/4347/

  • CPU:Ryzen 7 5700X

  • グラフィックボード:Radeon RX 6750 XT 12GB

  • メインメモリ:DDR4-3200 8GBx2

  • 電源:650W 静音電源 (80PLUS BRONZE)

  • 279,980円(税込)

PCゲームを始めてみたいという方はDOSPARAのこちらのモデル。バランスのとれた性能でゲームも問題なく遊べます。「AMD Smart Access Memory 」などの機能も使える組み合わせのため、価格以上の性能を発揮してくれること間違いなし。

ヘビーにゲームを楽しむ!配信もしてみたい!

TSUKUMO「G-GEAR GA7A-F221/XB」

https://www.tsukumo.co.jp/bto/pc/game/2022/GA7A-F221XB.html

  • CPU:Ryzen 7 5800X3D

  • グラフィックボード:GeForce RTX 3070

  • メインメモリ:(カスタマイズで変更)DDR4-3200 16GBx2

  • 電源:750W CWT製 GPS750S-T(80PLUS GOLD)

  • 307,100円(税込)

重ためのFPSなどをバリバリ遊び、さらに配信にも挑戦してみたいなー、という人にはTSUKUMOのこちらのモデル。メモリのアップグレードなど、パフォーマンスを優先したパーツチョイスで重たいゲームを高画質でプレイしつつ配信までしてしまおうという欲張りセットです。

性能に加えて静かなPCがイイ!

@SyCOM「Silent-Master NEO B550A Mini」

https://www.sycom.co.jp/custom/model?no=000740

  • CPU:(カスタマイズで変更)Ryzen 7 5700X

  • グラフィックボード:RADEON RX6600 8GB

  • メインメモリ:(カスタマイズで変更)DDR4-3200 8GBx2

  • 電源:CoolerMaster V650 Gold-V2 MPY-650V-AFBAG-JP [650W/80PLUS Gold]

  • 214,990円(税込)

ゲームを遊ぶのはもちろんだけど、静かなマシンがいい!という人は@Sycomのこのモデル。ケースやCPUクーラーなどを厳選して静音性と冷却性を高めています。さらにゲーム性能も欲しいのでパーツを標準から少しランクアップさせてみました。

今買うなら「Ryzen 7 5700X」がベストなチョイス

「AMD Ryzen 5000」シリーズの中で、最高のゲーミング性能を誇る「Ryzen 7 5800X3D」と同じ8コア16スレッドながら、バランスの良い価格、そしてTDP(熱設計電力)65Wという「Ryzen 7 5700X」は非常にバランスが良く、リッチなPCゲーム体験がしたいゲーマーにはお勧めのCPUです。自分で組み立てるのはちょっと......というあなたも、前述したようなBPOパソコンも用意されているので、同CPUを搭載しているPCをチョイスすれば間違いないでしょう。

価格、性能、低TDPをはじめ、「AMD Ryzen 5000」シリーズのCPUには、ゲーマーに愛されている理由が多く凝縮されているのです。

製品サイトはコチラ
《KADEN》

三度の飯とゲームが好き KADEN

1986年、横浜に生まれ落ちる。祖父が持っていたPC9800シリーズとFM-TOWNSによって目覚め、Dreamcast版タイピングオブザデッドに教育され、正月に購入したHalf-Life 2とBattlefield 2によって後戻りできなくなる。 最近はゲームにかこつけて料理の記事も上げたりする。

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