苦難の果てに繁栄を―『Farthest Frontier』は父祖の苦労が偲ばれるサバイバル型街づくりシム【爆レポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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苦難の果てに繁栄を―『Farthest Frontier』は父祖の苦労が偲ばれるサバイバル型街づくりシム【爆レポ】

暑さ寒さに悩みつつ、シカ追う猟師をクマが追う。プレイヤーが思うは唯一つ、そう村人たちの幸福です。

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苦難の果てに繁栄を―『Farthest Frontier』は父祖の苦労が偲ばれるサバイバル型街づくりシム【爆レポ】
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最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。

今回は2022年8月9日に早期アクセスが開始されたCrate Entertainment開発のPC(Steam)向け街づくりシム『Farthest Frontier』を紹介します。

Farthest Frontier』とは

およそこの世にあるものは、並べて始めの一歩が重要です。開拓者や第一人者、あるいはパイオニアといった人々が讃えられるのは、道なきところに道を築き、後進のために道標を立て、時に困難に立ち向かうための様々な方策を経験で以て編み出してきたからにほかなりません。安寧なる生活を敢えて捨てて、未知の世界へと足を踏み出し、そしてそこに確固たる拠点を築き上げた我々の父祖の苦労は、如何ばかりであったでしょうか?

今回紹介する『Farthest Frontier』は、中世ヨーロッパを舞台にそんな開拓者の苦労を痛感できる街づくりシムです。油断すれば作物は病気で枯れて、薪が尽きればそこまでの寒波を寒さにうち震えつつ耐える。狩りにでかけた猟師がクマと鉢合わせして、ほうほうの体に逃げ帰る。そして時として、黄金の香りを嗅ぎつけた軍隊崩れの野党が、徒党を組んで押しかける。とまぁ、力なき市民には色々厳しい時代を、なんだかんだと苦労してどうにかするのがプレイヤーの努め、そんな街づくりシムです。

木を切って石を集めて、近くの野草薬草を集めつつ飢えを凌ぐ。採れる物を採り尽くしたなら、いよいよ畑による自給自足の始まりです。畑の野生動物よけの柵は、気がつけば盗人よけの杭柵となって、やがて堅固な石壁に。それに足りないものは目に見えるものだけではありません。なにせここは未開の新天地。労働力も不足しがちです。手が器用なら職人に、力自慢なら警備兵に。ここでは人を遊ばせておく余裕はありませんからね。発展できるか否かはプレイヤーの采配次第。といっても相手は大自然、どうにもならないこともあります。人事尽くして天命を。神のご加護を祈りつつ、さぁ街づくりを始めましょう。

『Farthest Frontier』の実内容に迫る!

では早速ゲーム本編に入りましょう。

ポッとでてくる早期アクセスである旨のメッセージ…っておや?日本語!?ひょっとしてローカライズ済みなの?これは期待が高まります。ゲームによってはリリース後のアップデートでようやく日本語対応というゲームも多い中、現時点での日本語対応。これはうれしいですね。

設定画面をさらっと見ても、翻訳やら設定項目もしっかりしてあります。オプションがしっかりしているかは、ゲームの良し悪しを測るいい目安だと私は考えています。それに、ゲーム自身の動作の重さやらを推し量ることもできますしね。

タイトル画面には採石をする男性に、ゴトゴトと道を行く牛車。彼方にはヨーロッパ風の城郭都市も一望できます。

新規集落というのがニューゲームですね。そして次は初期設定画面。プリセットを選ぶことも、好きにカスタムすることもできますよ。といってもマップの種類と「資源」「野生動物」「病気」「敵の襲撃」の各項目で「易・中・難」3択の組み合わせですので、あまり細かくは設定できません。

まぁ、男だったら当然…「イージー」1択です!

次はちょっとしたムービーシーンが入ります。なぜ人々が苦難の道である開拓に乗り出したのか、それを知ることができます。…ああ、いかにも中世らしいシビアな世界だ。

ゲームが始まると、街の中心をどこにするかの場所決めからはじまります。んー、ここに決めた!

画面左上の緑のアイコンは自生する野菜で、卵が採取できる鳥の巣なんて表示があります。あと砂とか粘土とかもアイコンが出ていますね。このゲームでは、各種素材などアイコンなどのグラフィカルな表示がしっかりされているので、パッと見ただけでもなんとなく理解ができます。見にくければUIスケールの設定もオススメです。

街の中心を決めると、開拓民たちがいそいそと作業に取り掛かってくれます。といっても長旅の影響でしょうか、皆微妙な士気のようですね。ここを彼らにとっての楽園にするのがプレイヤーの仕事です。

重要な通知は画面左上に表示されます。なになに、住居が足りない?とりあえず牛車の荷台で寝ようか。薪が足りない?じゃあ牛車燃やそうか?

家数件と薪割り場、あと井戸を作りました。井戸は場所によっては枯れたりもするようですし、雨でボーナスが付いたりもします。季節によっては野生の果実も採れます。画面中央にはサンザシが群生しているようです。お酒とかにすると美味しいですよね。あと、各種山菜などの採取には採取小屋を建てると、範囲内の資源を自動で採取してくれます。

建物によっては条件を満たせばアップグレードが可能です。基本は集会所のランクが前提だったりしますが、住居だと快適性や特定のアイテムの供給具合だったりします。おや、移住者と子どもの誕生ですか。

大概はしれっと増えている移住者ですが、時々こういう選択肢が表示されることもあります。…これって中に吸血鬼やら人狼が混じっているとか、あるいはどこぞのお尋ね者とかじゃないよね?裏切ったりしない?本当に大丈夫?なにかこう、怪しさ満点ですがここは労働力は少しでもほしいところですからね。

そんな事しているうちにすでに季節は秋から冬になろうとしています。画面中央の上がカレンダーですね。なになに、猛吹雪ですか。薪はまだ余裕がありますが、食料が心もとないかな?まぁいいか、どうにかなるさ。

冬になると町は静まり返ります。時折仕事場に来て仕事をする人もいますが、大抵は家でじっとしています。

で、2年目の春到来。食料残りわずか。急いで野菜を採ってどうにかリカバー。はいはい、「野菜ばっかり」なんて文句言わない。

順調に街は繁栄しています。狩猟から皮なめし、そして毛皮の衣服といった具合に、素材の確保からその活用まで、サプライチェーンを考えつつですね。

順風満帆と思った矢先にまさかの死者発生。病死だそうです。遺体をそのままにしていると病気の原因にもなりますから、急いで墓地を用意します。

ちなみに、こういうゲームで一番の大敵は “放置”だったりします。私用で少し放置して帰ってくると…なんと襲撃を受けていました。被害は死者3名に金のインゴット1,500本。いろいろ倉庫は溢れてますし、ついでに堆肥作成場も溢れてます。てことは居住区も当然汚物まみれ。

盗人が去ってから立てた駐屯所。旗が寂しく風に揺れています。街もだいぶグダグダに。色々立て直しが必要そうです。

そうそう、このゲームですが農業にこだわりがあるようです。畑は輪作で育成枠内に収まるように作物を配置していきます。肥沃度や雑草の多さ、土壌の岩石量と言ったパラメータに加え、作物に応じた砂や粘土の投入による土壌改良も可能です。あと、作物に応じて耐候性やら病期への耐性も異なりますからね。小麦一択なんてしてると、病気やら天候不順で悲惨なことになりますから要注意ですね。

農業と言えば、ヨーロッパで行われた三圃式農業や輪栽式農法は参考になると思います。中耕作物としてカブとかクローバーとかが鍵ですね。

このゲームの特徴、それは開拓に主眼が置かれている点です。いわゆる戦略系RTSでは内政があってももっぱら軍備拡張のための手段なのですが、本ゲームではあくまで防備が目的なわけで。軍を組織して盗人やら憎たらしい貴族相手に積極攻勢とはいかないのです。あくまで降りかかる火の粉を払う程度で、こちらから仕掛けるという選択肢はありません。これをのどかと見るか退屈と見るかはプレイヤーの次第ですが、血の気の多い筆者にはもう少し、ね。…臼砲とか投石機とか破城槌とかバリスタをおくれ、いやなに、あの野党やらボンクラ貴族から 少しばかり“徴税”してくるだけだから。

あるいは平和主義者モードなんてものもありますから、移ろいゆく四季を堪能しながら、まったり中世田舎ライフを満喫するのもまた一興です。

  • タイトル:Farthest Frontier

  • 対応機種:PC(Steam)

  • 記事におけるプレイ機種: PC(Steam)

  • 発売日:2022年8月9日

  • 記事執筆時の著者プレイ時間:6時間

  • 価格:3,090円



《K.K.》
K.K.

SFとオープンワールドとミリタリー系が主食です K.K.

1990年3月の京都府生まれ。ゲーム好きのパソコン好き。ついでに言えば動物も好き。心理学部卒ゆえに人の心がわかると豪語するも、他人の心にはわりと鈍感で、乙女心となるとからっきし。むしろ動物の気持ちのほうがよくわかるが、本人は「尻尾と耳がないからだ」と弁解中。 2022年から「ゲームスパーク」で執筆中。パソコン代の足しにと始めるも、賃金はほとんど課金ガチャに消えている模様。

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