異世界転移先は…未完の自作小説の中!経営シム×ローグライトRPG『名も無き異世界探遊記(Untitled Crossing Record)』【中華ゲーム見聞録】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

異世界転移先は…未完の自作小説の中!経営シム×ローグライトRPG『名も無き異世界探遊記(Untitled Crossing Record)』【中華ゲーム見聞録】

「中華ゲーム見聞録」第106回目は、自分の書いた小説に異世界転移をする、経営シム要素や育成要素のあるローグライトRPG『名も無き異世界探遊記(Untitled Crossing Record)』(中国名『未命名穿越記録』)をお届けします。

連載・特集 プレイレポート
異世界転移先は…未完の自作小説の中!経営シム×ローグライトRPG『名も無き異世界探遊記(Untitled Crossing Record)』【中華ゲーム見聞録】
  • 異世界転移先は…未完の自作小説の中!経営シム×ローグライトRPG『名も無き異世界探遊記(Untitled Crossing Record)』【中華ゲーム見聞録】
  • 異世界転移先は…未完の自作小説の中!経営シム×ローグライトRPG『名も無き異世界探遊記(Untitled Crossing Record)』【中華ゲーム見聞録】
  • 異世界転移先は…未完の自作小説の中!経営シム×ローグライトRPG『名も無き異世界探遊記(Untitled Crossing Record)』【中華ゲーム見聞録】
  • 異世界転移先は…未完の自作小説の中!経営シム×ローグライトRPG『名も無き異世界探遊記(Untitled Crossing Record)』【中華ゲーム見聞録】
  • 異世界転移先は…未完の自作小説の中!経営シム×ローグライトRPG『名も無き異世界探遊記(Untitled Crossing Record)』【中華ゲーム見聞録】
  • 異世界転移先は…未完の自作小説の中!経営シム×ローグライトRPG『名も無き異世界探遊記(Untitled Crossing Record)』【中華ゲーム見聞録】
  • 異世界転移先は…未完の自作小説の中!経営シム×ローグライトRPG『名も無き異世界探遊記(Untitled Crossing Record)』【中華ゲーム見聞録】
  • 異世界転移先は…未完の自作小説の中!経営シム×ローグライトRPG『名も無き異世界探遊記(Untitled Crossing Record)』【中華ゲーム見聞録】

中華ゲーム見聞録」第106回目は、自分の書いた小説に異世界転移をする、経営シミュレーション・育成要素のあるローグライトRPG『名も無き異世界探遊記(Untitled Crossing Record)』(中国名『未命名穿越記録』)をお届けします。

本作はNekoPad Studioが開発し、Gamera Gamesによって2022年8月16日にSteamで配信されました。Gamera Gamesは多数の中国インディーゲームを手掛けるパブリッシャーで、「中華ゲーム見聞録」では香港・九龍城砦を舞台にしたホラーゲーム『港詭實録 (ParanormalHK)』や、仙人修行シム『了不起的修仙模擬器(Amazing Cultivation Simulator)』などを紹介してきました。

本作の内容ですが、経営シムやキャラ育成、ローグライトRPGといった要素を組み合わせ、さらに約10種類のマルチエンディングもあるとのこと。作品には日本語タイトルが付けられていますが、残念ながら現在は中国語(簡体字)のみとなっています。ただGamera Gamesのパブリッシュ作品は、日本語サポートされているゲームも多いので、今後日本語が実装される可能性もありますね。一体どんなゲームなのか、早速プレイしていきましょう!

全裸で異世界転移!

ゲームは、主人公の夢の中から始まります。謎の声に名前を尋ねられますので、「スパくん(SpaKun)」としておきましょう。

目を覚ますと、そこは自分の部屋でした。どうやらスパくんは作家で、今日は編集者と会う約束があるようです。しかもその編集者は大学時代の先輩で、怖い人だとか。「殺される」と思いながら、急いで部屋を出ていきます。

家を出たところで待ち構えていたのは、大学の先輩であり編集者の洛華。編集部で急用があるとのことで、さっさとスパくんとの打ち合わせを終わらせるため、家の前まで来てくれたようですね。

スパくんは筆記帳に書いた新作「カミラント戦記」のプロットを渡しました。しかし「こういう題材はもう流行らない」とダメ出しされてしまいます。「今回はいつもと違う。設定に自信があるんだ」と食い下がるスパくん。洛華は仕方なしに筆記帳を開けて読んでみたところ……。

次の瞬間、謎の声とともに、スパくんと洛華は意識を失ってしまいます。次に目を覚ました時、スパくんはどこかの森の中で、全裸で倒れていました。異世界転移が全裸で始まるのは、かなりハードモードですね。

どうしたものかと悩んでいると、馬車がこちらに向かってやってきました。降りてきたのは騎士風の男性と、魔術師風の女性。全裸で森の中にいるスパくんを見て不審に思うも、「とりあえず服を着ろ」ということで、衣服を渡されました。

服を着たスパくんは、「自分がなぜここにいるのか分からない」と言います。馬車の中にいる人物は、スパくんが「重要人物」だと言い、連れて行くよう命じました。「伝説の勇者」というやつでしょうか。……と思ったら、いきなり騎士から腹パンを食らい、またもや意識を失ってしまいました。

そして牢獄へ

騎士と女魔術師に、城門まで強制連行されたスパくん。そしてそのまま、門番の衛兵に引き渡されてしまいます。伝説の勇者どころか、いきなり犯罪者扱いされていますね。

収監されてしまったスパくんは、ここでいったん情報を整理します。先程の騎士は、名前をヴェスターと言います。スパくんの書いた小説の主人公と同じ名前のようですね。城や都市の名前も、小説の設定と同じ。自分の小説に異世界転移してしまったことに、スパくんは気付きます。

しかも問題なのは、小説のプロットを最後まで書き終えていなかったこと。登場人物も大雑把に設定していただけなので、自分の書いた小説とは言え、未知の部分だらけです。洛華も異世界転移してしまったのでしょうか。無事であることを願いましょう。

牢獄からどうやって出ようかと考えていたところ、胡散臭そうな男がやってきました。「外ではお前を殺そうとする者と、守ろうとする者で争いが起ってる。あまり時間が無い。ここから逃がしてやるから付いてこい」と持ちかけられました。しかしスパくんは信用できず、この申し出を断ります。

胡散臭い男が去った後、牢獄から連れ出されるスパくん。そこで待っていたのは、軍の司令官と、占星術師の女性です。占星術師はスパくんを「救世主」としているようですが、軍司令官は「そんなものは信じない。実力で証明しろ」と、スパくんをダンジョンに突き落としてしまいました。

落下しながら「まだ死にたくない!元の世界に戻りたい!」と心の中で叫ぶスパくんに、「我に応えよ」と謎の声が聞こえました。スパくんがそれに応えたところ、体に力がみなぎってきました。覚醒イベントですね。

ダンジョンに落とされたスパくんの後を追って、森の中で出会った騎士と女魔術師がやってきました。彼らが言うには、「世界に迫る危機に対して、スパくんの力が必要」だとのこと。とりあえず、このダンジョンを抜け出さなくてはなりません。

ダンジョンを突き進め!

騎士の名はヴェスター、女魔術師はダーランドルと言い、スパくんの小説の登場人物と同じ名前。ここからローグライトRPGモードとなり、仲間達とともにダンジョンを突き進んでいきます。右へ進み続ける形式で、部屋ごとにイベントや敵とのエンカウントが発生します。

キャラには「疲労度」があり、何か行動や選択をするたびに増えていきます。疲労度が高くなると、様々なデメリットが発生。システム的には、ローグライトRPG『Darkest Dungeon』に似た感じですね。画面最上部が、マップ(部屋と通路)を表しています。

イベント発生。テントがあるので、どうするかといった選択です。スパくんが調べた場合、「成功率89%・疲労+5」とのこと。キャラには探索能力も設定されているので、成功率の高いキャラに任せるのが良いでしょう。何かあった時のために、ここはHPが一番多い騎士・ヴェスターに任せてみました。結果、「何も発見できず」。うーん……。

次の部屋で敵と遭遇。画面右に表示されているのは「敵シンボル」であって、実際の敵ではありません。右下の「戦闘」アイコンをクリックすることでエンカウント。どんな敵が出てくるか分からないので、戦う前に準備を整えておきましょう。

戦闘開始!スケルトンナイトっぽい敵が2体です。戦闘は自動で行われます(ESCキーで一時停止)。画面下に並ぶスキルアイコンは、クリックすると使用可能。スキル使用後は、クールダウンを挟んで何度でも再使用できますので、どんどん使っていきましょう。それとスキルアイコンを右クリックで、クールダウンが終わるたびに自動再使用してくれます。

戦闘に勝利!経験値やお金、ドロップアイテムなどが得られます。それとスパくんは何の能力も無いため、戦闘ではまったく役に立っていません。完全にお荷物になっていますね。

奥の部屋まで行くと、敵ボスのゴーレムが現れました。ヴェスターの攻撃も通じず、スパくんに襲い掛かってきます。ここでスパくんが魔法能力を覚醒させましたが、ゴーレムはその魔法を食らってもまったくひるまず、スパくんをノックダウンしてしまいます。結局、ヴェスターが背後からゴーレムを斬って撃破。今のところ、スパくんは良いところ無しですね。

拠点運営開始!

スパくんが目を覚ますと、どこかの部屋の中でした。どうやらダンジョンから助け出されたようですね。そして目の前には、洛華が姿が!話を聞くと、どうやら彼女は3年前に、この世界に転移していたようです。城の人達の世話になりながら、何とか暮らしてきたとのこと。

軍指揮官と一緒にいた占星術師と、城の総督を勤める老婆が現れました。「世界の危機を救う方法がダンジョンの奥深くにある。見つけてきてほしい」と依頼されます。普通の人だと、そもそもダンジョン入り口の封印に押し返され、中に入ることすらできないとのこと。「もし依頼達成したら、元の世界に戻してやる」と言われ、スパくんはしぶしぶ承諾しました。

ここからが拠点運営パートになりますね。パーティ編成や買い物、訓練、休憩、施設建設、酒場での人材スカウトなどが行えます。画面下中央の水晶玉をクリックすると、次のターンに進みます。

洛華が仲間に加わったので、パーティ編成をしてみましょう。前衛・後衛は、キャラの職業で自動的に配置されます。洛華はアーチャーなので一番後方ですね。どのマップに挑むかもここで決定。ターン進行させると冒険に出掛けます。疲労度は休憩を取らないと回復しないので、注意が必要です。

酒場では傭兵を雇うことができますが、ターンごとにお金が掛かります。結構良いお値段なので、最初の内は身内パーティだけで良いかと。お金があれば、パーティを複数作って、片方を休ませている間に、もう片方を冒険に出すといったローテーションも組めるでしょう。

施設建設も行えます。ただし建設にはお金以外に「名声」も必要なので、ダンジョンをクリアしていくなどして名声を高めていきましょう。現在「訓練所」が作れるので、とりあえずこれを建設。後述する「スケジュール」から訓練を行えます。

スケジュールでは、次のターンに何をするかを決められます(冒険には出掛けられなくなります)。訓練や学習をしたり、疲労度が高ければ休憩を取ったりといったことが可能。訓練ではピンポイントで特定の能力を向上させられるので、上手く使っていきましょう。

次のダンジョン最深部で、大型のボス敵に遭遇!攻撃力が高いので、前衛の騎士に、常に回復魔法を掛け続けている状態です。さらにアーマーも持っており、範囲攻撃も使ってきますので、予備動作が始まったらキャラを攻撃範囲外に移動させなければなりません。果たしてスパくん達は勝てるのか、続きはぜひ自身の手でプレイしてみてください。

テキスト量も多い拠点運営ローグライトRPG

本作は拠点を中心として、冒険に出掛けたり、施設を増設したり、冒険者達を雇ったりといった、拠点運営とローグライトRPGを掛け合わせた内容になっています。ダンジョンは、戦闘中以外はいつでも拠点に引き返せますので、危険だと思ったらすぐに戻ると良いでしょう。

拠点ではキャラ同士の交流を行い、好感度を上げて様々なボーナスを得ることも可能。ダンジョンを往復しながら、どんどんキャラを鍛えていきましょう。それと、想像以上にテキスト量のある作品ですね。ビジュアルノベルとしても楽しめるとは思います。残念ながら現在は、前述したように中国語のみなので、今後の日本語サポートに期待しましょう。

製品情報

『名も無き異世界探遊記(Untitled Crossing Record)』
開発・販売:NekoPad Studio、Gamera Games
対象OS:Windows
リリース日:2022年8月16日
サポート言語:中国語(簡体字)
通常価格:1,010円
ストアページ:https://store.steampowered.com/app/1548680/_/
※本記事で用いているゲームタイトルや固有名詞の一部は、技術的な制限により、簡体字・繁体字を日本の漢字に置き換えています。
《渡辺仙州》
渡辺仙州

歴史・シミュ・ボドゲ好き 渡辺仙州

主に中国ものを書いている作家。人生の理念は「知られていない面白いもの」を発掘・提供すること。歴史・シミュレーションゲーム・ボードゲーム好きで、「マイナーゲーム.com」「マイナーゲームTV」を運営中。著書に「三国志」「封神演義」「西遊記」「封魔鬼譚」(偕成社)、「文学少年と運命の書」「天邪鬼な皇子と唐の黒猫」(ポプラ社)、「三国志博奕伝」(文春文庫)など。

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

連載・特集 アクセスランキング

アクセスランキングをもっと見る

page top