過去、『マインクラフト』においては様々な挑戦が行われており、ゲーム内で同作のゲーム画面を映すユーザーや、2D版『マインクラフト』をプレイできるようにしたユーザーが存在。そして今回、海外ユーザーのsammyuri氏は『マインクラフト』内で動作する3D版お手製『マインクラフト』を制作しました。
sammyuri氏は、YouTubeで『マインクラフト』に関するコンテンツをアップロードしているユーザーです。同氏は2021年に『テトリス』などを実行できる、『マインクラフト』内で動作する1HzのCPU「CHUNGUS(Computational Humongous Unconventional Number and Graphics Unit)2」を動画形式で披露しました。
動画は9月9日時点で100万再生を超える人気ぶりですが、コメントの中には「いつか『マインクラフト』内で『マインクラフト』がプレイできる日が来るだろう」といったものも。そんな反響を受けてかsammyuri氏は“コマンドブロック、データパック、Modを使わずに”、ゲーム内で動作するレッドストーン製3D『マインクラフト』を実現しました。
動画によると、まず壁となったのは前述のゲーム内CPU「CHUNGUS 2」のスペックが、『マインクラフト』を動作させるには不足している点であるそうです。そこで同氏はチームと共に、GPU「AMOGUS (Absurdly Massive Operator of Graphics)」などの追加を行い対応。メンバーが開発したMCHPRS (Minecraft High Performance Redstone Server)という、ゲームを1万倍以上の速さで動作させるサーバーを用いて、0.1fpsであるものの3D版のお手製『マインクラフト』を実行することに成功したそうです。
なお、この3D版お手製『マインクラフト』は8x8x8で描画されており、16種類のブロックや32種類のアイテム、そしてクラフトや採掘といったシステムが実装済みであるといいます。sammyuri氏は他にも『DOOM』を動作させる予定があるとのことです。
また、動画ディスクリプションでは詳細な解説動画や、ワールドのダウンロードリンクが公開中されています。