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『オーバーウォッチ』ベータで挫折した筆者が『オーバーウォッチ 2』にハマった6つの理由―まず用意するのは、気心の知れたフレンド

『オーバーウォッチ 2』始めようかな……とか考えてるそこの君、今すぐインストールして今すぐやろう。思い立ったが吉日とか言ってる場合じゃない、時間は流れていくんだ。

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『オーバーウォッチ』ベータで挫折した筆者が『オーバーウォッチ 2』にハマった6つの理由―まず用意するのは、気心の知れたフレンド
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FPSって面白いですよね。流行ってるFPS、やりたいですよね。

とは言いつつも、なかなか重い腰を上げるのが難しいのはよくわかります。どんなチュートリアルがあるのかもわからないし、キャラクターもどうせ解放されてないだろうし、なにより、新しい環境に飛び込むことには勇気が必要ですよね。

と、一定の理解は示しましたが、本稿で最も伝えたいことは「やりたいと思ったら今すぐやれ」ということです。これから語るのは、初代『オーバーウォッチ』のベータで挫折した筆者が、『オーバーウォッチ 2』にどうやってハマっていったのか、どうしてハマることができたのか、というお話。

もし、今あなたが「やろうか迷ってる」と思っているなら、悪いことは言わない、今すぐインストールしてください。そしてこの記事を読み終わったら、すぐに起動してください。

理由その1:すぐマッチングする、しかも同レベルのプレイヤーと

マッチングアプリでも、なかなかマッチングしないとモチベーションを保てませんよね。それと同じで、マッチングしないゲームを続けることには忍耐力が必要です。幸い『オーバーウォッチ2』として刷新された本作は、今はまだ始めたばかりのプレイヤーが多く、マッチングはとてもスムーズです。

ロール制を採用しているタイトルは、人気のロールがなかなかマッチングしない問題を抱えていたりもしますが、本作は本稿執筆時点で(午後9時とゴールデンタイムではありますが)すべてのロールで待ち時間は推定1分未満(アンランク)となっています。

筆者はゲームライターという職業ゆえ『オーバーウォッチ 2』のリリース前に予習しておこうと、当時有料だった『オーバーウォッチ』を購入してみたものの、なかなかマッチングせず、ようやくマッチングしたとしても味方も相手も手練ばかりで、何がなにやらわからないまま試合が終わってしまうことが多くありました。

しかし今では、1分未満でマッチングするうえに、概ね同じようなレベルのプレイヤーとマッチングできます。その上、なんとなく“それっぽい試合”をすることができるのです。

筆者は『オーバーウォッチ 2』のリリースから数週間経って本腰を入れましたが、その時点でも多くの初心者とみられるプレイヤーとマッチングしました。

プレイする前は「誰かに迷惑かけちゃうかも」と及び腰になってしまうかもしれません。でも大丈夫。Free-to-Play(基本無料)化によって気軽に始めることができる本作は、まだまだ初心者層が厚いのです。

理由その2:5v5で(ちょっとだけ)やりやすくなっている

本作のゲームプレイは、前作に比べてわずかながら理解しやすくなっています。1チームのプレイヤー数が6人から5人に減り、一般的なマッチでは「タンク2・ダメージ2・サポート2」から「タンク1・ダメージ2・サポート2」へと変化しました。

これにより、これまで複雑だったタンク内の役割やエリア取りなどが簡略化され、前線の張り方や取れているエリアの把握が容易になりました。戦略性が損なわれたという見方もできるかもしれませんが、初心者にとって参入がしやすくなったとも考えられます。

本作のPvPベータが始まった際、「あんまり変わっていない」という意見が多く見られました。ただそれは、前作のプレイヤーがこぞって試しにきていたから、なんとなく「わかっている人たち」による試合が形成されていただけでしょう。さらに言うと、前作をプレイし続けていた層の下に、初心者たちが入れなかった理由のひとつでもあります。

理由その3:普通にゲームとしての完成度が高い

前作『オーバーウォッチ』は2016年5月に発売されただけあって、6年以上ブラッシュアップを重ねています。基本的なチュートリアルはもちろん実装されていますし、対AIの実践的な模擬戦の実装、練習場では動くBotや攻撃してくるBot、棒立ちのBotだけでなくヒーローのBotを出現させられるなど、選択肢が多いことが特徴的です。

ユーザーが自由にルールを設定して、独自の練習用カスタムマッチやお遊びモードを作成でき、それをインターネットで共有したりなど、各種ヒーローを試せるだけでなく実践的な練習が可能となっているのもひとつの魅力です。当然、デスマッチなどのトレーニングを目的としたPvPも用意されています。

フレンドのマッチを気軽に観戦できたり、挙動の良好なマッチリプレイからクリップを保存できたりと、シューターに欲しい機能をほぼ網羅していると感じます。ガチな対戦に疲れたらユニークなアーケードモードで息抜きができるのも、プレイヤーによっては嬉しいかもしれません。筆者はほとんどやってないけど。

理由その4:一人じゃなにもできないけど、一人がみんなのためになる

前述の通り、ロール制を採用しているゆえ“一人じゃ原則なにもできない”のが、本作の魅力であり、難しいところです。自分のヒーローが持つ特性と他のヒーローが持つ特性を考慮し、自分がとったアクションに対して、味方のアクションを重ねたり、促したり、といった楽しさにたどり着くには、少し時間がかかるかもしれません。

放たれたボブを追いやるオリーサの図

例えば、アルティメットが貯まったゲンジ(超強い近接攻撃)と、アナ(味方一人を一定時間超強くする)がチームにいたとします。そういった状況では、アナがアルティメットをゲンジに付与することで、ゲンジのアルティメットを強く促すような連携が求められるのです。

そのほかにも、シグマ(敵を一定時間動けなくする)と、ソルジャー76(めちゃ強いオートエイム)を組み合わせることで敵を一網打尽にできるなど、アビリティの組み合わせなどを考えられるようになってくると、『オーバーウォッチ2』はより楽しくなります。

自分と目の前にいる敵との戦いだけでなく、チームとチームでぶつかりあっているという強い感覚は、他の5v5 FPSでは感じにくいもので、本作ならではの魅力と言えます。

理由その5:FPSは楽しい

FPSって楽しいんですよ。敵をキレイに倒せたら、誰だって楽しいんです。冒頭で筆者は、前作のベータで挫折したと述べましたが、あのときの筆者と今の筆者、何が違うのか。

それは、FPSに対する知識量です。当時はまだ『バトルフィールド』や『Call of Duty』といったタイトルが元気で、ひとりの命の重みを感じるタイトルは少なかったように感じます。

そこから月日は流れ『レインボーシックス シージ』や『VALORANT』といった経験を経て、5v5 FPSの“いろは”を学びました。それにより、敵の動きに対する洞察力や、どのような行動をすればより上手くなれるのかなどを知っていったのです。

ここは絶対に譲ってはいけないシーンでの時間稼ぎなど、FPSにおける判断は経験が物を言う。

そのうえでもう一度、本作に向き合うと、あのベータとは違った景色が広がっていました。ランクマッチに対する向上心や、自分より圧倒的に強いやつに出会ったときのワクワク感など、ゲームに対する好奇心の方向性を、しっかりと掴むことができていたのです。

そして、FPSの真髄である「一歩ずつ成長していく感じ」を味わうことで、完全に本作の虜になりました。前述のアルティメットアビリティの組み合わせが上手く行ったときの感動や、自分のアルティメットひとつで戦局をひっくりかえしたときにほとばしる脳汁は、なにものにも代えがたく、自身の成長と、FPSの楽しさを改めて実感させてくれるのです。

本作には、その試合で最も活躍したシーンがピックアップされる「Play of the Game」がある。はじめてのPotGは一生の思い出になるだろう。

理由その6:フレンドがいた

とまぁ、散々語ってきましたが、FPSを常日頃から一緒にやるフレンドがいることがとても重要であることは事実です。筆者には幸い、苦楽を共にしてきたフレンドがいました。

前述のアビリティの合わせ、敵の誰を優先的に倒すかといったことや、複数の味方が倒れたとき、一度集合するのか、目標近くで耐えるのかなど、密な連携を取ることによって勝率は上がっていきます。アルティメットや時間管理などを声がけしつつ、誰かが司令塔となって状況を打開するなど、フレンドとの連携が、本作では特に発揮されるように感じました。繰り返しになりますが、本作は「チーム」で戦うことが他のFPS以上に求められます

多くの喜びや感動、苦悩、苛立ちなど、FPSをプレイするなかで起こる様々な感情は、気心の知れたフレンドと共有し、ぶつかり合うことで、増幅され、軽減され、それ自体が思い出となります。ひっくりかえした2v5や圧倒的な不利からの大逆転など、FPSにおける忘れられないシーンをフレンドと紡いでいければ、それはとても素敵なことです。

空っぽのフレンドリストを前に、必死に勧誘する通話をしている図

ここまで述べてきましたが、筆者が数十時間プレイして感じたのは、「始めるなら今」ということです。理由その1に挙げた「すぐマッチングする、しかも同レベルのプレイヤーと」というポイントは、ゲームが盛り上がっているときにしか通用しません。

そして、2022年12月7日にシーズン2が開始し「始めるなら今」からまたひとつ離れてしまいました。なにか大きなきっかけがない限り、時間の経過に比例して、初心者層は薄くなっていきます。今こうして息をしている1秒の間に、初心者がひとり離れてしまっているんです。

もしあなたが『オーバーウォッチ2』に少しでも興味があるのなら、(可能であれば)フレンドを誘って、今すぐプレイしてください。今始めないとどんどん入りにくくなります。もったいないんです。

筆者がもしベータのときに本作にハマることができていれば、本作の歴史を知ることができていたし、競技シーンである「Overwatch League」も楽しむことができていました。ストリーマーとして人気を集めるta1yoさんのすごさも、もっと理解できていたかもしれません。

ホリデーシーズンに姿を変えるマップもある。浮かれおってよお!

普遍的なストリーマーや世界観で構成されたオフラインゲームと違い、その時によって姿を変えていくのが、ライブサービス型タイトルの特徴です。数年後、今と同じ姿ではもう二度と楽しむことはできないのです。幸い本作は無料であり、キャラクターの解放も段階的で、試合をこなしていけば徐々に使えるようになります。少しでも気になっているなら、成熟しきる前に、一度でも本作を遊んでみてはいかがでしょうか。もしかしたら、あなたの「今」を捧げるに値する、大事な作品との出会いかもしれません。

『オーバーウォッチ 2』はWindows(Battle.net)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/ニンテンドースイッチ向けに配信中です。


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《Okano》

「最高の妥協点で会おう」 Okano

東京在住ゲームメディアライター。プレイレポート・レビュー・コラム・イベント取材・インタビューなどを中心に、コンソールゲーム・PCゲーム・eスポーツについて書きます。好きなモノは『MGS2』と『BF3』と「Official髭男dism」。嫌いなものは湿気とマッチングアプリ。

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