テーマに対し物議を醸し、開発も難航しているタクティカルFPS『Six Days in Fallujah』の発売が事実上延期となりました。
本作は、2004年に起きたイラク戦争の多国籍軍対アル・カイーダの都市戦を描くタクティカルFPSです。映像や文章だけでは伝わりきらない戦争経験者の体験を共有することを目指して制作されており、「ドアの向こうに何があるかわからない」という体験を実現するため建物の配置や部屋の構造が毎回変化するなど、斬新な描かれ方がなされるようです。
そんな本作ですが、2022年の第4四半期（10月～12月）に発売予定とされていたものの正式な延期アナウンスはなく、事実上の発売延期になりました。現在も開発は続いているようですが、パブリッシャーのVicturaはまだリリース時期を確定する準備ができていないため、しばらく待ってほしいとしています。
本作については2009年より開発がスタートしていましたが、政治と不可分である作品ということもあり強い批判を浴びました。パブリッシャーの販売放棄などを経てしばらくお蔵入りとなっていましたが、2021年2月に突如として復活が発表。しかしその後も本作の政治的姿勢について議論が巻き起こったり、米イスラム団体によってストアに対し販売自粛が要請されるなど、何かと物議を醸している作品です。
『Six Days in Fallujah』は、PC/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに開発中です。
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